キャンピングカー
2020年、オーナーインタビューで登場した車を一挙に紹介!

2020年も残りわずか。
今年も多くの車旅ファンの皆さまに支えられて、さまざまな情報を発信することができました。
そこで今回は、今年DRIMOに登場してくれたオーナーさんたちのキャンピングカー・車中泊仕様車を一挙に紹介したいと思います。
「あ、これ読んだ覚えがある」という車や、「へえ、見逃してた」というものなど、いろいろあると思いますよ。
いっしょに地球2周分の旅をしたHONDAザッツ hekさん

海外赴任のある職場を早期退職して日本に戻ってきてから、車旅を始めたhekさんの愛車はHONDAザッツ。
この3年で「地球2周分の距離を車旅で走った」という強者ですが、最初から今のように車中泊仕様にカスタマイズしていたわけではないんです。
「これは18年前の車で……。確か100万円を超えてたかな」とのこと。当時は100万円超えの軽自動車は高い部類。でも、軽ではめずらしくターボがある車体だったので、決めたそうです。
「初めの頃は1日や2日くらいの旅程だったから、倒した助手席に座布団を敷いて寝ていました」。でもだんだんエスカレートして、「旅程が1週間とかになってくると、寝床がフラットじゃないと疲れが取れない」。
京都から北は北海道、南は九州まで行ったけど、フラットな寝床のためだけに自宅にいちいち戻っていられない。なので、DIYを始めました。

どんどん車中泊仕様にカスタマイズして、今や写真のようにここまで車中泊専用に!
基本一人旅なので、助手席側のベッドは常設。ベッドは結構余裕があって、身長180cmまでの人なら寝られそうです。
長期間にわたっての車旅に出てもゆっくりと休めるように、ベッド下の骨組み部分はDIYされています。

リアハッチ側とフロント側で高さを変えて、フラットな状態で寝られるようにしたのがポイント。
「ベッドの脚は、ホームセンターで切ってもらったイレクターパイプをはめただけ。すぐに終わりました。予算は1万円もかからなかった」とのことでした。

愛車と奥様をこよなく愛するhekさんは、小さな車体のHONDAザッツで日本全国をめぐる車旅を楽しんでいる。すでに走行距離は地球2周分となり、今回の車旅で地球3周目に差しかかるという。今回はそんなhekさんに、車旅を始めたきっかけや...
故障や不調がまったくないハイエースのバンコン タマスケさん

千葉県にお住いのタマスケさんの愛車は、ウィンピュアJ’s(ミスティック)。ベース車はハイエースのレジアスエース。
キャンピングカー歴は9年で、このクルマが初めて買ったキャンピングカーだそうです。
クルーズコントロールはなし、4速ATで2700㏄のガソリン車です。燃費は街乗り8km/L、高速10km/Lくらいとのこと。
平成18年製で、購入当時は3年落ち。ワンオーナーで走行距離は約2万キロでした。中古価格は、370万円という破格!
「当時はキャンピングカーが今ほど流行っていなかったから、ここまで安く買えたのだと思う」とおっしゃっていました。
9年乗っていますが、車部分も荷室部分も、トラブル知らず。ビルダー持ち込み経験が一度もなく、優秀な相棒となっているそう。
破格な上に大当たりな買い物だったようですね。

使ってみて気に入っている点は、FFヒーター、バッテリー、冷蔵庫、ベンチレーター、電子レンジが搭載されているところ。
それに、大人2人で寝ても狭くないくらい、ベッドが広々としているのも気に入っているそうです。
快適に過ごせているので、全体的にDIYいらず。唯一DIYした箇所は、下駄箱の板の上に鉄板を載せ、磁石を付けた小物入れが走行中でも落下しないようにした点。これでクーラーがあれば完璧だということでした。
キャンピングカー購入を考えている方へのアドバイスを尋ねると……
「収納は重視した方が良いと思います。車旅を続けていると、知らない間にモノが増えていく魔法にかかりますから(笑)」
それ以外では、
「最初からなんでもかんでもフル装備のものを買うことはないと思います。設備は後から付け足せますし、背伸びして予算を超える必要はありません」と話してくれました。

中古で購入して以来、一度もトラブルに見舞われたことがないというタフな愛車で、長距離の車旅もノンストレスで楽しんでいるというのが、千葉県出身のタマスケさんだ。今回はそんなタマスケさんに、愛車との出会いからライフスタイルの変化、あらか...
軽キャンからた乗り換えたマンボウアニバーサリー 西からMAMBOUさん

西からMAMBOUさんの初代のキャンピングカーは、インディアナ・RVのインディ727でした。
そして2台目がこのマンボウアニバーサリーです。ロータスRV製のライトキャブコンで、ベース車両はMAZDAのボンゴトラック。
マンボウの中でもアニーバーサリーの最大の特長は、充実した装備。
ソーラーパネル、発電機、家庭用エアコン、FFヒーターなどが装備されており、「コンパクトながら贅沢な車ですよ」とのこと。元展示車を新古車として購入したので、設備の割にリーズナブルに購入できたのも良かったといいます。

一番のお気に入りポイントは、ズバリ、ナローボディ(標準ボディ)で、コンパクトなところ。とても扱いやすいサイズ感で、街中の駐車場でも困ることはほとんどありません。
それでいて、身長約170cmの西からMAMBOUさんが帽子を被ったまま真っすぐ立っても、頭が天井に届かないという室内空間。立ったまま調理したり、コーヒーを淹れたりできるのは、ストレスフリーですごくラクですよね。

装備面で良いのは、エアコンとFFヒーター。エアコンは夏の暑さ、FFヒーターは冬の寒さに欠かせないアイテムですが、この2つの設備があることで、それまで叶わなかった真夏と真冬の車中泊も可能になりました。
「オールシーズンいつでも出かけられるのはとても良い」と話してくれました。

広々とした室内環境ながら小回りの利くライトキャブコンで、自由気ままな車旅を楽しんでいるのが、「西からMAMBOUさん」とそのご家族。愛車で各地をめぐりながら、車内で過ごすひとときそのものが、かけがえのない時間だという。愛車を購入し...
たくさんのペットと出かけるレジストロ モコさんご夫婦

MYSミスティックの軽キャンパー「レジストロ」は軽トラベース。荷台部分にシェルが乗っているタイプのキャブコンです。
モコさんご夫妻のところにレジストロが来てから1年と8か月(取材時)。初めてのキャンピングカーだそうです。
家族である愛犬たちと気軽に出かけたいと思ったのが、キャンピングカー購入に踏み切った理由。
「国内はペット可の宿が少なく、連休は予約が難しいですし、そもそも行きたい場所にペット可の宿があるとも限らないので。それに、愛犬は5匹も連れているため、彼らの宿泊料金が私たち人間の宿泊料金と同じくらいかさんでしまう」。
こうした問題を一気に解決できるのは、確かにキャンピングカーの利点ですよね。

レジストロにしたのは「かんたんに言うと一目惚れ」。それから、車体のカラー。
ブラックにしたのはスタイリッシュに乗れるだけでなく、もっと年齢を重ねてからも飽きずに乗れると思ったからだそうです。
実用面では、家の駐車場の幅では軽のサイズしか停められなかったため、レジストロが軽トラベースだったことも決め手の一つでした。

購入後のお気に入りポイントは、「シェル部分では、直立できる広々とした空間。そして、寒い時期にはFFヒーターが大活躍しています」。軽トラベースで、ここまで快適な空間と装備は驚きです。

ミスティック社のレジストロを購入してから、休日を一緒に過ごすことが増えたというモコさんご夫婦。愛犬たちも車旅をして過ごす休日を楽しみにしており、今やレジストロは一家にとってなくてはならない存在だという。一目惚れしたというレジストロ...
車中泊歴10年の女性オーナーがカスタマイズしたハスラー りっつさん

何台も車中泊仕様の車を乗り継いできたのが、車中泊歴10年のベテラン、リッツさん。
ワゴンRから、エブリー、アルトと乗り継いで、現在の愛車ハスラーに。ハスラーで、もう4万kmくらいは走っているとのことです。
車中泊歴10年だけあって、DIYのノウハウは豊富。まず、女性1人の車中泊なので、やはり防犯面を重視した工夫として、カーテンは、専用のシェードとカーテンの二重構造にしています。
また、天井の収納ネットの設置場所を前後にすることで、真ん中の居住空間は頭が引っかからないように。

ちなみに、ネジで留めるといった大がかりなDIYはしていません。机も手軽に木を載せているだけだそうです。
DIYで失敗したのは、窓にはめるプラダン(プラスチック段ボール)。
「ハスラーは窓ガラスが比較的カーブしているので、プラダンのカーブ部分のカットが難しくて、型取りはしたものの、どうも長さが足りないんです」。
というように、成功も失敗もありますが、ハスラーのDIYのゴールはないとリッツさんはいいます。
今後の予定を尋ねると、「まずテーブルをもう1つ作ろうと思います。これからも、旅や遊びを重ねて、ハスラーと一緒に成長し続けたい」と決意を語ってくれました。

車中泊仕様車を検討している方に向けたメッセージとして、
「何台も車中泊仕様車を乗り継いできて思うのは、とにかく燃費が良い車体がおすすめ。通勤などで普段使いをする人はなおさらです」と実体験からのアドバイスをくれました。

何台も車中泊仕様の車を乗り継ぎ、九州を拠点に車中泊を10年続けているリッツさん。現在は女性に人気のハスラーを相棒に、持ち前のフットワークの軽さを生かして、週末の気ままな車旅を楽しんでいる。今回はそんなリッツさんに、歴代の車中泊仕様...
アルファードをシェルター仕様に。JINさん

地震や豪雨などが続く昨今の日本では、いつどこでどんな災害が起こってもおかしくないと思い、愛車アルファードを車中泊仕様にしてきたJINさん。
ご本人いわく「車中泊仕様というより、“カーシェルター仕様”なんです」。
カーシェルターを意識しているので、必要最低限の物はすべて積みつつも、車内はスッキリ、シンプルにまとめています。
JINさんは、もともとアウトドアが趣味だったので、1つの物を応用したり転用したりして、1つ2役、1つ3役の使い方をするのは得意。小物類は、箱2個に収納。車中泊を楽しんでいる友人の車内と比べると、物はかなり少ないそうです。

DIYらしいDIYはしていなくて、せいぜい天井に棒を這わせたくらい。これは、リアにあるアウトドア用のテーブルを畳んで上に収納して、後部座席のスペースを広く取るためです。
棒の上には、アウトドアチェアを収納したり、ランタンを吊るしたりできるようになっています。ランタンは、万が一のとき少しでも落ち着けるように、3つ配置。
災害時に街灯が点かなくなった時、もし1個のランタンが電池切れになっても3つ用意しておけば、確実に灯りを確保できるからです。

車内で調理するので、消火器も数本用意。寝具に関しては、家で使う一般的な布団をそのまま敷いています。
これから車中泊仕様またはシェルター仕様にするクルマの購入を検討している方に向けて、「天井までの高さをある程度確保できると、車内生活のストレスが減ると思います。そういう意味では、背の高いボックスタイプがおすすめですね。あとは、私の愛車もそうですが、断熱材が入っているかもポイントです」とのことでした。

アウトドアやキャンプの経験を持ってアルファードを災害に備えた“カーシェルター仕様”にしたのが、車中泊歴20年以上の大ベテラン、JINさんだ。
普段はアウトドアや車中泊といった外遊びの相棒が、万が一の災害時には、慣れ親しんだ空...
DIYで換気扇も装備したクリッパー。 肉三郎さん

かれこれ20年で、今まで15~20台は相棒がいたという肉三郎さん。初代の車中泊仕様車はスズキエブリイでしたが、2020年のお正月を迎えるにあたり、日産クリッパーに乗り換えました。
肉三郎さんの場合、基本的な荷物は、常に車内に積んでいます。前もって予定していなくても、急に仕事が休みになったり早く終わったりしたら、そのまますぐに車で遊びに行けちゃうからだそうです。
車中泊仕様として、車内を部屋に見立てていろいろとDIY。

一番の自信作は、換気扇。空気の入れ替えはもちろんですが、車内で調理する場合にも大活躍してくれています。
ちなみに、ファンは2つセットで2,000円前後。モバイルバッテリーがあれば作れるので、仕組み自体は簡単とのことです。

フラットな床にもこだわっています。人間はちょっとした段差はあまり気にしないもので、よくつまずいたりして、知らず知らずのうちにストレスになるのを避けるためだそうです。
DIYにかかった材料費は「車内全体で1万円くらいでしょうか」とのこと。材料よりも工具を買いそろえる方が高くついたといいます。
ただ、車旅が楽しいだけでなく、車旅をもっと快適にするための「DIYもクセになっちゃう」ので、費用はあまり気にしていないそうです。

「荷物をもっと詰めるから、本当はハイエースみたいなバンが良いんだけど」と語りながらも、愛車の軽ワゴンタイプのクリッパーを見事にDIYし、快適な車旅の頼れる相棒にしているのが、九州を拠点にする肉三郎さんだ。
走り屋だった頃から...
女性ならではの視点でDIYしたアトレー。みね子さん夫婦

今までアトレーばかり乗り継いできて、現在のアトレーは3代目というみね子さんは、夫の雅之さんと車旅を楽しむようになって6年ほど。
DIYのポイントはいくつかありますが、まず目に付くのは「ハンドメイドのカバー」です。
せっかくの車旅をする車内空間なので、「できるだけオシャレにしたかったんです」というだけあって、収納スペースがすっきりとカッコよくて、軽自動車なのにまったくゴチャゴチャ感がないのに驚きます。
収納スペースが豊富に設けられているのも特長ですね。リアハッチ側のカゴの他、天井の棚、床下には衣装ケース2個を設置しています。軽自動車の限られた車内空間を最大限に活用するためにも、スッキリ収納できるよう工夫したそうです。
旅行カバンは持たず、衣類は直接カゴの中へ。就寝時にベッド展開をするとき、荷物をあっちこっちに動かさなくて済むので、ストレスフリーとのこと。
ニトリの収納器具を愛用していて、カゴ、突っ張り棒、衣装ケース、スノコなど、ほとんどの物をニトリでそろえているそうです。
さらに、快適に車内生活を送れるように、家電も導入。
車内で愛用している家電は、ポータブル電源、冷蔵庫、折り畳み式ソーラーパネルの3つです。
冷蔵庫があるので、食材を腐らせてしまう心配もなく、旅先で気軽に買い物ができるようになったのは大きいといいます。
もし皆さんがワンボックスの購入を検討される際は、「床の凹凸が少ないものを選ばれるのが良いと思います」とみね子さん。長い車旅になると、フラットな寝床で、疲れをいかに取るかが大きなポイントになるので。

あとは、荷物をいかにストレスなく収納するかも重要。毎回毎回、荷物をどかして、またしまって……を繰り返すだけで、車旅がストレスになってしまうからです。
「できるだけスッキリ収納できるように工夫されるのがおすすめですよ!」とアドバイスをもらいました。

アトレーを乗り継ぎながら夫の雅之さんと車旅を楽しむ、みねこさん。細身で華奢な印象だが、大型免許も保有。「大型は長時間運転しているとお尻が痛くなるからあまり好きじゃないの」と素敵な笑顔を見せるみねこさんに、就寝スペースや、スッキリ見...
仕事も旅も、小回りが利く軽キャンで出かける! 梅寅さん

軽自動車をベースにした小回りが利くキャンピングカーで、都会、郊外を問わず軽快に走りまわるのが、大分県を拠点にする梅寅さん。
キャンピングカー歴は丸1年。愛車は、カーステーション星光(セイコウ)製で、ダイハツ ハイゼットがベース車両となっています。
もともとアウトドアが好きなので、キャンピングカーを買う前は4WDでパワーもあるデリカに乗りながら、キャンプや野営を楽しんでいたそう。
一方で、長時間拘束される仕事をしているため、家に帰れず、そのまま次の現場に入ることもありました。そうなると疲れを翌日以降に持ち越してしまうので、職場で仮眠を取って体を休ませるために、キャンピングカーを購入することに。

また、災害対策として有効だと考えたのも購入に至った理由とのことです。
ちなみに、熊本地震がきっかけで、自分が孤立してしまったときの連絡手段としてドローンも始めました。
キャンピングカー内には災害対策として、常に食料全般、ドローン、Wi-Fi設備をそろえています。
シンクはまだ使ったことがなく、汚水用のタンクも未使用なので、有事の際には水30Lを確保できるほか、シンク下には収納スペースがあるので、別に水の入ったポリ缶も入れておけます。

いちばんのこだわりは後から載せたテレビ。
ネット回線や電波が遮断されたときに備えてDVDを観られるようにしたくらい、「TVが大好きなんです」とのこと。
映像を観るのはもちろん、ゲームも大好きで、旅先でも仕事の休憩中でも、常にTVを楽しんでいるそうです。

軽自動車をベースにした小回りが利くキャンピングカーで、都会、郊外を問わず軽快に走りまわるのが、大分県を拠点にする梅寅さんだ。長年の野営とキャンプで培ったスキルを生かして、外遊びで活躍するのはもちろん、災害時にも頼りにできる1台に仕...
夫婦旅にピッタリ。大満足の軽キャン。城島さん

キャンピングカーライフを夫婦で楽しまれている城島さんの愛車は、オートショップアズマ製、2015年式「k-ai(ケーアイ)」。中古で購入しました。
販売価格は256万円で、オプションをつけて340万円でした。
キャンピングカーを欲しいと思ったのは、「自分は長距離移動に向いていない」と痛感したから。長距離走行は想像以上に疲労・眠気が出てしまい、普通車では仮眠しても疲れや眠気がとれなかったと言います。
最初は”ザ・キャンピングカー”な見た目のキャブコンに目が止まりましたが、車体の大きさや運転に不安を感じて「夫婦二人旅なら軽でも良いのではないか?」と思い、今の軽キャブコンに決めました。
一番のお気に入り機能は、全体的に高さを得られるエレベーションルーフです。
ポップアップルーフは三角型に開くものが多いですが、四角型に開く「エレベーションルーフ」はルーフ下のどこに立っても直立出来るのが評価の高いポイント。

また、ダイネットのテーブルが、ギャレーについているフックと一本柱で固定する折りたたみ式となっていて、取り外しも簡単で安定性も良いところも、気に入っているそうです。

車内の収納は、ベンチシート下にミニ収納棚があるのですが、それよりも車外リア部分に取り付けた「ウルトラBOX500」がとても便利で、これもかなりのお気に入り。
購入当初は、お土産やキャンプ道具、ゴミなどの収納にしようと考えていましたが、現在は低反発マットレスを収納しています。
「k-ai(ケーアイ)」をとっても気に入っているので、興味を持っている人から「中を見せて」と言われると「どやさ!」とばかりに車内を案内しているそうです。

今回は、四角型のポップアップルーフや車外についた収納ボックスが自慢の「k-ai(ケーアイ)」のオーナーさんにインタビューをしてきました。購入前には家族から大反対されるも、今やキャンピングカーライフをご家族で楽しまれている城島さん。...
犬連れ車旅を楽しむ女性オーナーの5ナンバーキャンピングカー。そなたんさん

愛犬とともに週末がくるたび下道で15時間も走るというそなたんさんの愛車は、ミスティック社のデルフィノ。
トヨタのヴォクシーハイブリッドがベースで、見た目は完全なるトヨタのヴォクシー。普通車と同じ5ナンバーなので、どこに行くにも全く目立ちません。2014年式で、購入額は約300万円。

そなたんさんには、キャンピングカーを買うに当たって、「これは外せない」と考えていた条件が5つありました。
・あまり大きすぎないバンコンであること。
・ハイブリッドであること。
・ベンチレーターが付いていること。
・簡単な調理ができるように、サブバッテリーとインバーターが付いていること。
・できればFFヒーターが付いていること
当てはまるモデルがなくても半ばあきらめていた時、出会ったのがこのデルフィノ。FFヒーターは付いていないものの、それ以外はすべて希望どおり!
中でも、特に気に入っているのはベンチレーターだそうです。
買い物などで車から離れる時も、窓を少し開けてベンチレーターを回しておけば、よほどの炎天下でない限りは、安心して愛犬を車内に残せるようになりました。「ベンチレーター様様ですね(笑)」と、そなたんさん。

強いて言えば、バンコンなので収納スペースが少ないことが残念だったそうです。しかし、そなたんさんはDIYで収納場所を作って解決してしまいました。
以前は、犬と泊まれる宿の手配が大変でしたが、その点でもストレスフリーに。
キャンピングカーがあれば行きたい時に行きたい所へ行けるので、「犬連れでも不自由なく旅を楽しめるようになりました」とのこと。
やはりペットがいる人にとって、キャンピングカーは最高の旅ツールのようですね。

日常生活にもなじむスタイリッシュな愛車で、週末がくるたび下道で15時間も走るというパワフルな女性が、そなたんさんだ。
ペットのミニチュアダックス1匹、そして「いつか車で日本一周したい」というお母さまと車旅を楽しむために、キャ...
自宅のような快適空間にしたN-VAN。るい a.k.a 「旅するひきこもり」さん

アジアンテイストで統一された愛車N-VANの車内で、ゆったり仕事をしながら車中泊の旅を続けているのが、るい a.k.a 「旅するひきこもり」さん。
車旅歴は3年ほど。You Tubeなどで車をDIYして旅をされている方の動画を見て、面白そうだなと思ったのが、車中泊仕様車にした大きなきっかけだったそうです。
軽バンなのにインパネ周りのデザインが安っぽくないことや、機材がたくさん積めること、ホンダセンシングが標準装備されているので長距離運転でも疲れないこと、軽なので維持費が安いこと、それでいて燃費が良いところが、N-VANを車中泊の相棒に選んだ理由。
DIYで、家と変わらないお気に入りの快適空間を作り上げています。

まずは、車内でデスクワークもしているので、長時間座っても疲れにくい厚めのソファーベッドと、ラゲッジ・スペース全体を使った広いデスクを仕込んでいます。
そして、ラグやテーブルクロス、天井クロスやカーテンなどは、全て私の好きなアジアンテイストで統一しました。
天井収納もDIYで。
DIYに使っている材料はホームセンターや100均のものが多く、イレクターパイプやアルミラック、アルミマット、結束バンドなどを活用しています。
かかった費用と期間は、細かいものを合わせて約5万円弱、3か月くらいかけて毎日少しずつ作業して完成させました。
見よう見まねで始めても、比較的安価・短時間でそれなりに「世界で一台だけの、自分専用の車」になっていくとのこと。

そうなると「ここ、もうちょっとこうしたいなぁ……と欲が出てくるんです(笑)」とるいさん。DIYはいわば沼、終わりなき旅路だと語ってくれました。

愛車N-VANの車内で、ゆったり仕事をしながら車旅を続ける、るい a.k.a 「旅するひきこもり」さん。実は過労とストレスでひきこもりを経験したこともあるという彼は、「つらい時期に支えてくれたのも、今楽しいのも、愛車のおかげ。」と...
舞台役者の全国巡業を支えるボーダーバンクス。神野泰志さん

舞台役者として日本全国を巡業している神野泰志さんキャンピングカー歴は7年になります。
仕事柄避けられない長距離移動を少しでもストレスフリーにするために、ナッツRVのボーダーバンクス6.0を購入。2013年式、購入額は1,300万円でした。
神野さんは、舞台公演で月に一度は長距離移動をしなければいけません。場合によっては日本の端から端まで長距離移動するため、休憩する時くらいはしっかり足を伸ばして疲れを取りたいと、キャンピングカーの購入を考え始めました。
それに、舞台によっては控え室がないことがあるのも、購入を検討する大きな理由の一つだったそうです。

お気に入り装備の第1位はズバリ、トイレ。
「やっぱり子どもや女性にとってトイレは重要ですから、車内にトイレを設けたことで、気兼ねなくストレスフリーで使ってもらえるのは良かったですね」と神野さん。
スペースも広々としていますが、FFヒーターの吹き出し口がトイレルーム内にもあるので、寒い季節もトイレまでポカポカで最高とのこと。
それから、後付けの家庭用エアコン(Panasonicエオリアナノイー10畳用)も気に入っているそうです。

バゲッジルームも申し分ない広さ。神野さんの仕事用の衣装やメイク道具はもちろん、家族の荷物も余裕で収納することができます。
さらに、キッチンがワンルームマンションよりも大きくて広いので、車内で料理をするにもものすごく使いやすくて気に入っているとのこと。
「まあ結局のところ、居室部分は全部お気に入りです」と笑顔で話してくれました。

今回はボーダーバンクスのオーナーで、日本全国を巡業する役者の神野さんにインタビューした。仕事柄避けられない長距離移動を少しでも快適にする為にキャンピングカーを購入したという。今では万全の体調で舞台に挑むため、道中を家族と共に過ごす...
VWキャブコンからトレーラーへ。匿名Aさん

こちらのトレーラーのオーナーさんは、フォルクスワーゲン T4のポップアップルーフのバンコンと、同じくT4のキャブコンを乗り継いできて、そこからCASITA T-gloveに乗り換えました。
カシータはアメリカはテキサスのメーカー。サイズは全長 525cm × 全幅 207cm × 全高 260cmで、これをハイエースで牽引します。

車内に入ると右側手前にクローゼットがあって、その奥にバスルーム(トイレとシャワー)が配置されています。
エントランスの左側は冷蔵庫、その向い側、進行方向に向かって左側がキッチンスペース。扉付きの戸棚や引き出しも沢山あって、収納に困ることもなさそうです。
外装と同じく、室内も全体がFRPで成形されていて、曲線の中に木製の戸棚のふたや引き出し、ドアなどがあり、ヨットのキャビンのような雰囲気が漂っています。

キッチンと冷蔵庫の間を通り、奥には二の字型の広々としたダイネットが配置されています。
日中は座り心地が良くゆっくりと寛げる広々としたダイネット、夜は広いベッドとなる便利な作り。ベッドへの展開も至って簡単だそうです。
外側を見ると室内シャワーのほかに、外にもシャワーがあります。これはウォータースポーツをする人や、泥んこになるマウンテンバイカーなどには大変ありがたい装備ですね。

フォルクスワーゲン T4のポップアップルーフのバンコンと、同じくT4のキャブコンを乗り継ぎ、先日、トレーラー+ハイエースというスタイルに変更した知人がいる。今回は、新しく購入したという「CASITA T-glove」をじっくり紹介...
実用性とカッコ良さを兼ねたVW T5 California 4motion 匿名Bさん

こちらの車は2013年11月製造で、ドイツで8000km走った後に日本に輸入されてきました。駆動方式はFFベースですが4motionという4WD(四輪駆動)。
オーナーさんは2014年の10月からこの車に乗っています。それまではランドクルーザー200系に7年乗っていたそう。

床が低く、ポップアップルーフを上げなくても室内高は十分で、圧迫感がありません。
運転席と助手席は180度回転し、後部座席と向かい合い、取り外し可能なテーブルを設置すればダイネットになる仕組みとなっています。
ポップアップルーフを上げればもちろん立って調理をすることができますが、配置が秀逸で、後部座席に座ったままでも不自然な感じがなく調理が可能。上水タンクも汚水タンクも、この車格でありながらなんと容量が各80Lもあります。
ポップアップルーフを上げてベッド用のボードを引き出すと2階の寝室が出来上がります。この2階寝室の床がまた凄いんです。
マットを捲ると、床はアーチの付いた板でスノコ状になっているため、スプリング機能があって蒸れ防止にもなっています。固い板の上にマットを敷いただけで「はい寝室です」ではなく、ちゃんとしたベッドになっています。

全ての窓には遮光性の高いロールスクリーンが付いていますが、完全に車体に組み込まれていて、使わない時はカーテンがあることなど全く意識させないような作り。フロントウィンドウにまでスクリーンが内蔵されています。
このほか、スライドドアの内張りの一部がテーブルの天板になっていたり、リアゲートにはチェアが2脚(純正品)収納されていたり。
とにかくスペースに無駄がなく、使いやすさを考え抜いていて、芸が細かいというか行き届いているなあと感心するばかりです。

知人の車中泊仕様車やキャンピングカーを紹介する「私の周りの車中泊仕様車」。第2弾は、「VW T5 California 4motion」をご紹介。進化し続けている近代的な内装や、痒いところにまで手が届く実用的な設備。改めて取材させ...
まとめ
駆け足で15台を紹介しました。あらためて見てどうでしたか。
十人十色と言いますが、15車15色ですね。
共感できる使い方やお気に入りの機能も少なからずあったのではないでしょうか?
豪華な装備もいいし、DIYも魅力的。どれも参考になるけれど、次々目移りして、結局自分に近いのはどれかわからなくなりそうです。
でも、そうやっていろいろ迷ったり考えたりするのがまた楽しいですよね。
車旅ファンの皆様にとって、2021年が充実したものになりますように!