【オーナーインタビュー】「N-VAN」を自宅のような快適空間に!人生を激変させた車旅とは?



アジアンテイストで統一された愛車N-VANの車内で、ゆったり仕事をしながら車中泊の旅を続けているのが、るい a.k.a 「旅するひきこもり」さん。

充実した日々を送っているのがひと目でわかるキラキラとした姿(と愛車)からは想像しにくいが、ハンドルネームのとおり、過労とストレスでひきこもりを経験したこともあるのだとか。

今回は、「つらい時期に支えてくれたのも、今楽しいのも、愛車のおかげ。車旅が人生を激変させてくれました」と話す、るい a.k.a 「旅するひきこもり」さんから、快適な車内環境についてと、車旅を続けて感じたことなどを伺った。

るい a.k.a 「旅するひきこもり」さん

【プロフィール】
るい a.k.a 「旅するひきこもり」 さん (45歳)
神戸と八ヶ岳を主な拠点とする
愛車:ホンダ N-VAN
車旅歴:3年

You Tube の動画で車中泊に興味が。選んだ相棒は快適なN-VAN

ホンダ N-VAN 外観

−車旅歴はどのくらいですか。

車旅歴は3年ほどです。今はもちろん、以前も毎日のように車に乗っていました。歴代の愛車はホンダ車です。

−車中泊仕様車にされたきっかけを教えてください

そもそも「車中泊」という言葉は最初「車上生活」に近い、どちらかというと「仕方なく車で寝ている」というネガティブなイメージしかありませんでした。

しかし、You Tubeなどで車をDIYして旅をされている方の動画が目につくようになり、少しずつ情報を仕入れていくうちに、「車中泊=積極的に楽しんで車で寝ること」というポジティブなイメージに変わったんです。

素直に面白そうだなと思えたのが、車中泊仕様車にした大きなきっかけですね。

そんな中で出会ったのが、N-VAN。車体が小さくて可愛らしく、それでいて車内は広い、DIYしがいのある自由度の高い設計だな、と思いました。

軽バンなのにインパネ周りのデザインが安っぽくないことや、機材がたくさん積めること、ホンダセンシングが標準装備されているので長距離運転でも疲れないこと、軽自動車なので維持費が安いこと、それでいて燃費が良いところも、N-VANを車中泊の相棒に選んだ理由です。

底床&ハイルーフの広々とした車内

−車内環境について教えてください。

N-VAN車内で寛ぐ様子

車内で身長175cmの私が床に座っても、天井までは約60cmあります。

手を伸ばしても天井に届きません。なかなか広い空間でしょ?これが軽バンの自慢ポイントです。

N-VAN車内で寝ている様子

就寝時は助手席からテールゲートまでが完全フルフラットになり、長さ約2.5mの就寝スペースを作れます。

運転席側も、シートを最大まで前にずらせば160cm確保できるので、小柄な方なら運転席側でもベッドキッドなどを組まずに寝ることができますよ。

体格など個人差もありますが、ご夫婦やカップルなどの2名就寝もできるくらいの車内空間ではないでしょうか。

車内で着替える時も、底床かつハイルーフで1.3mの高さが確保できるので、175cmの私でも少し背中を曲げればズボンは立って着替えられます。なので、着替えは普段どおり。凄いでしょ?

−DIYで成功したポイント、失敗したポイント、費用、期間も教えてください。

ソファーベッド

私の場合、車内でデスクワークもしているので、長時間座っても疲れにくい厚めのソファーベッドと、ラゲッジ・スペース全体を使った広いデスクを仕込んでいます。

車内のデスク

デスクには、23インチのPCモニターを設置。

ノートパソコンとデュアル・モニターで作業できる仕組みにして、仕事の効率化を図っています。

そして、ラグやテーブルクロス、天井クロスやカーテンなどは、全て私の好きなアジアンテイストで統一しました。落ち着いたアジアンカフェで過ごしているような気持ちになれますよ。

蚊取り線香

家と変わらないお気に入りの快適空間にしているので、仕事も遊びも心地良い空間で過ごせています。そういう意味でも、全体的にDIYは大成功ですね。

N-VAN リア収納

収納スペースも楽々確保できるのがN-VANの凄いところです。

元々多数のユーティリティーナットが装備されており、アイディア次第で自分好みにカスタマイズできる仕様になっているのも便利でした。

DIYに使っている材料はホームセンターや100均のものが多く、イレクターパイプやアルミラック、アルミマット、結束バンドなどを活用しています。

頭上収納

車中泊仕様車にする場合、ベッドキットを組んで床下収納にするか、ルーフインナーラックを組んで天井収納にすることが多いと思いますが、私は比較的DIYしやすい天井収納を選びました。

リア収納

床下収納に比べると収納力は劣りますが、荷物の取りやすさは天井収納に軍配が上がります。

雨の日でも夜間でも関係なく完全車内で荷物の出し入れができるので重宝しますよ。

DIYの大きな失敗はありませんが、実はN-VANの車内はほぼアシンメトリーで、左右の窓の形や大きさが違ったり、細かいところで左右対称になっていなかったりするんです。

なので、微妙にモノが入らなかった……ということはありました。

N-VAN車内

実際にDIYをやってみて思ったのは「意外と素人でもそれなりにできてしまう」ということ、そして「一度やってしまうともっとやりたくなってしまう」ということ。

You Tubeなどを参考にしながら見よう見まねで始めても、比較的安価・短時間でそれなりに「世界で一台だけの、自分専用の車」になっていくんですよね。

そうなると「ここ、もうちょっとこうしたいなぁ……」と欲が出てくるんです(笑)。DIYはいわば沼、終わりなき旅路です。

かかった費用と期間は、細かいものを合わせて約5万円弱、3か月くらいかけて毎日少しずつ作業しました。カスタムしがいのある車だと思いますよ!

過労で倒れた後、療養も兼ねて車旅を始めるように・・・

−車中泊仕様車にする前と後で、ライフスタイルは変わりましたか。

N-VAN キャンプの様子

20年ほど演劇界で仕事をしていたのですが、3年前に過労とストレスで倒れ、従来通りに仕事や社会生活を送ることが困難になりました。

療養のために今までのキャリアを捨てて引退。かろうじて大学の講師の仕事のみを細々と続けさせてもらっていました。

N-VAN

N-VANを購入したのは、ちょうどその頃。せっかくなので、国内にいくつもあるずっと行きたかった場所をめぐることにしました。

何日もかけて少しずつ移動すると、道中で思いがけない素敵な場所にも寄り道でき、毎日がとても充実していましたね。

まずは四国一周、九州一周と車中泊旅に。本格的にDIYを始めてからは1ヶ月かけて東北を周り、リラックスしながら車内で仕事するという日々でした。

都会の喧騒としがらみから逃れ、いつでも自由に行きたいところに行き、好きなだけその場にとどまる生活というのは、人生で初めて。

この経験を通して、人生が激変したと言っても過言ではありません。

自分の中の3大憧れの地である、宮沢賢治の生誕地・盛岡、源義経の最期の地・平泉、河童の故郷・遠野が集まる岩手県に行けたことは、最大の思い出です。どこもあまりにも素晴らしかった……!

−今後の展望を聞かせてください。

日本一周をしようと思っています。道中の様子を動画に撮り、車内で編集してアップする旅を日常にしていきたい。

それに伴って、今までは苦手だった車中飯にも色々挑戦していきたいですね。

車旅でキャンプをする様子

−最後に、車中泊仕様車にするかどうか悩んでいる人にアドバイスをお願いします。

まずは、限られた車内空間をどういう風にしたいか、具体的にイメージするのがおすすめです。

これは快適な車中泊をするために大切なプロセスですし、それ自体が楽しい時間でもあります。

車中泊やバンライフはハードルが高いように思われがちですが、車内にフルフラットの部分を作ってそこで寝ることさえできれば、ほぼバンライフは達成したようなもの。

あとは、それぞれのライフスタイルに合った「自分なりのバンライフ」が、100人いれば100通りあるだけです。

実際に、今バンライフを送っている人はみんな、それぞれが自分のバランス感覚に基づいてバンライフを楽しんでいますよ。

悩んでいる人は、まずは毛布1枚を車内に持ち込んで駐車場で寝てみたり、キャンピングカーをレンタルしてみたりして、車で寝ることを楽しんでみてはいかがでしょうか?

朝起きた時の非日常感の中に、何か答えが見つかると思います。

関連記事一覧