バンライフ
車中泊生活連続13カ月の会社員。リアルな生活費と節約術まとめ

私は能登地方で会社員として働きながら、ほぼ毎日車中泊生活を続けて13カ月が経ちました。
その間、一度も家に帰ってはいません。
1年間を通して車中泊してきたことで、毎月どのくらいの出費があるかが見えてきました。
現在の主な支出は、食事代・お風呂代・ガソリン代などの生活費です。
車中泊を始めた当初は、寝具や電源関連など、必要なものをそろえる必要があったため、出費がかさみました。
しかし最近は、新たに購入する車中泊グッズもなく、ランニングコスト中心になっています。
今回は、私が車中泊生活で毎月どのくらいお金を使っているのか。
また、車にかかる費用も含めて、実際の出費をご紹介します。
車の維持費・リース代・駐車場代のリアル
車検

まず、車に関わる維持費についてです。
私は現在、中古のダイハツ・ムーブを定額リースで利用しています。
このリースには、車検代・オイル交換・税金などの基本的な維持費が含まれており、月々の支払いは2万円。
契約期間は7年です。
最近、12カ月の法定点検を受けたのですが、追加で発生した修理費は約3万円でした。
これ以外に車にかかる突発的な出費はほとんどありません。
駐車場
駐車場代は一切かかっていません。
基本的には、車中泊ができる道の駅や公園を活用しています。

その日の天候や、翌日のスケジュールを考慮しながら場所を決めています。
例としては、ひみ番屋街、比美之江公園、七尾城登山口駐車場など。
詳細はこちら▷【富山県・石川県】10カ月間車中泊生活中!よく利用している車中泊スポット6選
車中泊生活の食費はいくら?月3万円で抑えるコツ

月にかかる食費はざっくり3万円程度。
1日あたり1,000円以内を目安にやりくりしています。
この中には外食も含まれます。
よく利用するのが、吉野家・すき家・かつ庵・ジョイフルです。
いずれもワンコイン(500円以下)メニューがあるので、週2回程度の外食でも1日1,000円の予算内で収まります。
最近では、自炊の方が食費がかさむケースがあるため、私はスーパーの割引シールが貼られる時間帯を狙って購入しています。
勤務後に立ち寄ると、ちょうどその時間帯なので、タイミング的にもぴったりです。
カセットコンロのガス代
自炊といえばガス代も気になりますよね。
私が使っているカセットコンロのガス缶は、1本で1週間ほど持ち、購入価格は250円です。
つまり、月のガス代は約1,000円です。
「意外と安い」と思われるかもしれませんが、ガスを出来るだけ使わない工夫をしています。
例えば、火を使わないサンドイッチをよく作ったり、スーパーやコンビニで購入したお弁当を店内の電子レンジで温めたりしています。
こうした工夫により、無駄な燃料の消費を抑えることができています。
詳しくはこちら▷13カ月連続、軽ワゴンで車中泊生活!食事はどうしているのか?
車中泊生活でのお風呂事情:銭湯・シャワー代を月7,000円以内にする方法

車中泊生活を送る上で意外と気になるのが「お風呂、どうしてるの?」という点。
私は現在、銭湯と快活CLUBのシャワーを活用しています。
銭湯は回数券を活用!月7,000円以下に収まる
私が通っている銭湯では、回数券11枚綴りで5,000円というお得な価格設定。
週に3回ペースで利用しても、月7,000円未満に抑えられています。
さらに補助券制度があり、補助券5枚たまると、入浴1回が無料に!
快活CLUBのシャワーはモーニングとセットでお得に!
週に2日程度、快活CLUBのシャワーを利用しています。
また、休日前の夜にあえてお風呂に入らず、翌日の快活CLUBを活用することで、1回分の入浴費を浮かせる工夫も。
車中泊生活は家賃ゼロ?ガレージ利用と荷物管理の工夫

私は実家暮らしのため、もし家に帰ったとしても実質家賃はかからないのですが、最近、勤務先近くのレンタルガレージを契約しました。
つい最近の事ですが、会社の近くに新設されたので利用しています。
月3000円、年間36,000円ですが、キャンペーン中の3カ月間は半額の1500円で利用可能です。
借りた理由は、タイヤの保管場所の確保です。
ガレージを借りたことで、スペースに余裕ができ、荷物の整理がしやすくなりました。
また、荷物を見直すきっかけにもなり、持ち物の断捨離も進みます。
車検時など荷物を出さないといけない時にも重宝します。
車中泊生活の移動費まとめ:ガソリン代と日帰り旅コスト
ガソリンは値引きをフル活用で節約

車中泊生活では、移動距離=生活圏。
その分、ガソリン代は避けられない出費になります。
私の生活スタイルは、1日あたり平均100km程度の走行をしています。
そのためガソリン代は、月25,000円程度です。
ガソリンスタンドの値引きをフル活用して通常よりも単価は安く抑えています。
休日の「ちょこっと旅行」も楽しみのひとつ
「毎日が長距離ドライブ」状態ですが、休日は日帰り旅行にも出かけています。
1回の走行距離は200km程度なので、毎日の移動距離とさほど変わりませんね。
ここ最近は能登地方の穴水市や富山県の五箇山に行きました。
ガソリン代1700円程度です。
まとまった休日が取れないため、遠出する機会はめっきり減りました。
車中泊生活の洗濯事情:コインランドリー代を月2,000円に抑える方法

洗濯にかかる費用ですが、月に2,000円程度です。
普段使っているコインランドリーは、1回500円で洗濯から乾燥まで完了する格安店舗です。
この料金で週に1回の利用にとどめており、月あたり約2,000円程度で収まっています。
衣類の量を絞ってコスト削減
持ち歩く衣類は、1週間分の着替えを用意。
・Tシャツ
・パンツ
・長袖シャツ
・靴下
・ズボン
これらは、季節問わず通年使える衣類です。
冬用衣類はダウンジャケット・ウインドブレーカー・ボア付きズボン。
冬でも基本はレイヤリングで調整し、かさばる洗濯物を最小限に抑える工夫をしています。
洗濯量が少ないことで、節約&時短も
1週間分でも洗濯物が少なめなので、1回のランドリーで十分。
軽装で生活しており、時間もお金も節約できています。
その他費用:車中泊生活の趣味・仕事環境

趣味として挙げたいのが「釣り」です。
現在車中泊している場所は、歩いてわずか1分で釣り場にアクセスできるロケーションです。
移動にかかる費用はもちろん0円。
必要なのは餌と仕掛け程度で、月にかかる費用は4,000円です。
また、ブログ執筆やプログラミング作業には、基本的に無料で利用できるコワーキングスペースを活用します。
ただし、定休日の場合は、快活クラブを利用します。
週2回のペースで、モーニングやシャワーも兼ねて、飲み放題カフェの3時間パックを利用しています。
その結果、月の費用は6,500円程度。
ポータブル電源の充電もできることから、元は十分に取っていると思います。
車中泊生活1年間の全費用は?

2024年にかかった年間費用をまとめてみました。
車の維持費(リース代含む):48万円
食費:36万円
家賃(ガレージ):0円(※2025年3月から契約のため)
ガソリン代:30万円
洗濯代:2.4万円
その他費用(風呂・レジャー・快活CLUBなど):10万円
合計:126.4万円くらいです。
このほかにも、タイヤ代や修理、衣類の購入といった出費が生活の中で発生します。
まとめ
特に大きな出費となっているのが月2万円の車のリース代(7年契約)。
今振り返ると、7年も車を変更できないリース契約はやや不便に感じます。
正直なところ、当時に戻れるなら定額リースは選ばないでしょう。
家賃0円、水道光熱費0円、ガスはカセットコンロだけで月1,000円前後。
今回改めて振り返ってみて感じたのは、「バンライフは経済的だ」ということ。
今はまだ会社員として車中泊生活を続けていますが、将来的には本格的なバンライフを本気で目指したいと思いました。