誰でも気軽にできる?!バンライフを始める前にした方がいい準備
SNSでは時間を有効に使いつつ、リモートワークをしていても楽しい空間を作ろうと「#キャンピングカーでワーケーション」「#海辺でワーケーション」といった、ネーミングセンスからしてお洒落なハッシュタグと共に、映えた写真を目にすることが増えました。
休日の時間を満喫するバンライフスタイル「週末バンライフ」という言葉はもはや浸透していますよね。
さまざまなバンライフのスタイルをお見掛けする機会が増えてきました。
そこで今回は、本格バンライフを始めるまでに私たちがしてきたことをご紹介します。
これからバンライフ・車中泊を始めようと思っている方の、参考になればうれしいです。
バンライフを始める前に
イメージではなく、車中泊の実情を知る
バンライフ=車での生活です。
バンライフの1日は、車内でご飯を食べたりリモートワークをしたり、日中は旅先での観光を楽しみ、そして就寝して翌朝を迎える…というルーティーンです。
車内にいる時間が長くなるので、車内で滞在することに慣れておく必要があります。
特に車内での就寝に慣れておくのが重要になります。
そこで、まずは自宅の駐車場の車内で泊まってみることをおすすめします。
このときの車中泊とは、ただ車内で寝るだけでなく、車内での実際のベッド展開(寝る準備)から寝て起きて片付けをするまでの一連の流れを指します。
キャンプ場などで、慣れないベッド展開から喧嘩が勃発している車両をよく見かけます。
このときのテンパりながらイライラしている旦那さんと、イライラキリキリしている奥さん、そして板挟みになって眠さも手伝い泣き出すお子さんの姿は、まさに地獄絵図……。
そうならないように、ぜひ予行演習をしてください。
またバンライフをすると荷物もそれなりに増えるので、荷物がある状態でのベッド展開に慣れておくべきです。
そして駐車場での車中泊に慣れたら、次は近場で車中泊してみてください。
何かあればすぐ家に戻れる距離がベターでしょう。
そしてできれば、車中泊最初の1年は、季節が変わるたびに自宅の駐車場で泊まってみることをおすすめします。
同じ車でも特に夏の暑さと冬の寒さは感じ方がまったく異なります。
例えば「こんなに寒いと思わなかった」となった時に、自宅の駐車場ならすぐに追加の防寒策を取れます。
車中泊の実情を知るために、季節ごとの車中泊を経験しておくべきです。
車中泊に必要な荷物を知る
試しに駐車場の車内で泊まってみると、あなたの車中泊スタイルにあった、季節ごとの車内の必需品が分かるはず。
人それぞれ生活に必要なものは異なります。
車内のスペースは限られているので取捨選択は大事。
最初のうちは「念のため」と思ってなんでもかんでも載せておきたくなるのは仕方ないですが、
経験を積みながら荷物は減らす方向で考えましょう。
バンライフ用の炊事に慣れておく
特に車内での調理は自宅での調理とは異なり、狭い空間で限られた道具で行なわなければなりません。
自宅の駐車場の環境にもよりますが、駐車場での車中泊体験をする際は、車内での調理も試しにやってみるとよいと思います。
メニューも、自宅のように何でも作って余ったらとりあえず冷蔵庫で保管というわけにもいきません。
その日そのとき食べきれる分の食事を用意する練習を、バンライフを始める前にしておくのがおすすめです。
さらに、夜に鍋を楽しんだら翌朝鍋の残りでおじやを楽しむといった、ゴミや残飯を出さないためのアウトドアならではの知恵も必要になってきます。
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