バンライフ
【車中泊400泊して分かった】車内調理のコツとおすすめレシピ&調理器具!

キッチンなしの車中泊でもほぼ自炊!
先日Yahoo!ニュースでハリウッドのセレブが所有している「キャンプ ア ラ ハリウッド」という超豪華キャンピングカーの記事を読みました。
キャンピングカーというより、モーターホームと言った方が正しいのかもしれません。キッチンも使いやすそうです。
私が車中泊で使用している車は、換気扇やキッチンが付いているキャンピングカーではなく、普通のバンタイプで商用車。
そんな車中泊でも、食事の9割は車内で自炊をしていました。
食材や調理法は限定されていましたが、食事内容には満足。
今回は車内で調理をするときのコツや注意点、使用している調理器具とヘビロテしていたレシピを紹介します。
これから車中泊を始めようと考えている人や、車中泊中の食事内容を見直したいと思っている人は必見です。
2年間で400泊!47都道府県を巡る旅は46都道府県を巡って終了
現在は自宅がある富山に戻ってきて荷室をバラして清掃。
家のメンテナンスや税金の支払いなどの確認に追われています。
47都道府県を巡る日本一周旅は一旦終了。
最後に東北旅、福島・宮城・岩手をまわり、結果的に46都道府県を巡ることができました。
残り1県は沖縄県。
ただし大阪から最安で車を運んでも旅費がトータルで20万円〜。
鹿児島から離島巡りしながら沖縄へ向かうと35万円〜と高額のため諦めることに…。
その資金があればアジアで2ヵ月以上は遊べると思うと、コスパ的に行く必要性が無くなってしまいました。
今後はショートトリップの車中泊旅を中心に、もう少しお金を使って夜のご当地居酒屋やバーを楽しみたいですね。
次のページ▷▷▷【日本一周の旅で毎日自炊していてわかったおすすめの調理器具とおすすめメニュー!その土地の食材も取り入れてその地を満喫!】
【車中泊で自炊をする】車中泊旅中の食事スタイルについて !

車中泊旅中の食事は3食。
私の場合は9割車内で自炊し、それ以外はほとんどランチでご当地グルメを楽しんでいます。
夜の外食は車中泊400泊のうち8回だけ。
内3回は、旅中に出会った方の家で頂きました。
車移動ではお酒が飲めないので、夜に外食をすることはほとんどなく、車で料理とお酒を楽しんでいました。
そうなるとご当地グルメや地域の特産品を楽しむのは、ランチか自炊時に車内で食べる夜のおつまみが中心。
ちなみに1日の食事の予算は酒代も含めて1,000円。
一番安い月が2万3千円で、高い月が3万8千円でした。(外食は含みません)

話は少し逸れますが、ランチで楽しんだご当地グルメは麺類が一番多かったです。
富山から旅に出ているので海鮮はそこまで興味がなく、日本のとろけるようなサシが入った牛肉は苦手なので、麺に偏ったのかもしれません。
詳細は別記事でも紹介しているので読んでみてください。
参考記事▷車中泊で巡って見つけた香川県のご当地グルメ「讃岐うどん」10選!
【車内で自炊をする】車の中で自炊をするときの注意点は?

私のように換気扇、キッチン、水回りを設置していない車で旅をしている人が車内で自炊をする場合、いくつか注意点があります。
においの問題
車内の自炊で魚料理はおすすめしません。
私も経験がありますが、特に魚を使った揚げ物と焼き物をした場合、2~3日間はにおいが残ります。
魚を例に挙げましたが、料理をすればなんらかのにおいが車内に残るので要注意。
ゴミの問題
車中泊旅ではゴミの処理が悩ましいところ。
特に食品トレーは便利で衛生的ですが、かさばるので場所を取ります。
洗い物の問題
水回りを完備していても汚水の処理に困ります。
また水道があって洗い物が可能な車中泊スポットは、限られた場所にしかありません。
できることなら洗わずに済むか、拭き取りで十分な料理で済ませたいところ。
この3つの問題を頭に入れながら、自炊メニューを考えましょう。
におい、ゴミ、洗い物の問題が軽減できれば、車中泊中のストレスも少なくなるかと思います。
【車内で自炊をする】車中泊旅で重宝した調理器具5選!

ここで私が車中泊中に使用していた調理器具を紹介します。
この5つがあればほとんどの料理ができます。
サイズも小さく場所を取りません。
イワタニ カセットコンロ タフまるJr.

出発当初はキャンプメーカーのシングルバーナーを使っていましたが、使用時のバランスが悪くOD缶が高いので、CB缶のカセットコンロを購入。
家庭用カセットコンロの約半分のサイズなので、車中泊旅にちょうど良かったです。
Iwatani
¥6,690
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柳宗理 ステンレス片手鍋 18cm

ポイントは両サイドに加工されている注ぎ口です。
車内では水でもなんでも、こぼしてしまうと大惨事。
お湯を注ぐ時に重宝しました。
柳宗理(Yanagi Sori)
¥5,006
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CHUMS(チャムス)ホットサンドウィッチクッカー

家にあるホットサンドクッカーで十分です。
私はCHUMS(チャムス)のロゴがパンに浮き上がるのが好きで購入しました。
CHUMS(チャムス)
¥2,980
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T-fal(ティファール)フライパン20cm

フライパンは20cm前後をおすすめします。
このサイズのフライパンは小さくても万能なので、ほとんどの料理が作れます。
同サイズの蓋も準備して下さい。
油はね軽減や、ガス缶節約のための予熱調理に活躍します。
ティファール(T-fal)
¥3,300
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スノーピーク まな板セット M

まな板は家で使い慣れているもので大丈夫。
木のまな板は乾燥するのに不便を感じたので、100円ショップなどで売っているプラ製の方が楽かもしれません。
Snow Peak(スノーピーク)
¥4,800
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上記5点が車中泊旅で一番使用した調理器具です。
最初の頃はキャンプメーカーのものを使っていましたが、毎日の食事となると家で使っている道具の方が使い慣れているので楽でした。
【車内で自炊をする】におい・ゴミ・洗い物が軽減される車中泊自炊メニュー!

ここでは、におい・ゴミ・洗い物の問題を軽減しつつ、先ほど紹介した調理器具を使った料理を紹介します。
うどん&そば
*生麺は手間がかかるのであまりおすすめしません

メインの材料はもちろん麺。スープは白だしと薄口醤油で、飲み干すことを前提に水の量を調節します。
たっぷりのご当地野菜と練り物を入れれば完成!
とろみのある塩餡かけや、レトルトカレーを入れてカレー味にするなど、アレンジもききます。
焼きそば

わりとどんな野菜でも合う料理。肉やソーセージ、練り物なども具材として使えます。
ソースや醤油はもちろん、意外とナポリタン風のケチャップ味も美味しかったです。
サンドウィッチとホットサンド

レタスやトマトが安く手に入ると、サンドウィッチ系のメニューが続きました。
メインの具材はハムやチャーシューなどの肉の加工品と、焼きそばが多かったです。
鶏胸肉とごろごろ野菜のグリル

夜のつまみに一番多く作ったのがこの料理。
玉ねぎとじゃがいもを中心に根菜類やキノコ類をグリルし、調味料はオリーブオイルと塩胡椒のみ。
味変で薄口醤油とバルサミコ酢を使うと飽きません。
上記4種のメニューで7割くらいの食事をまかなっていました。
ポイントはご当地野菜や地元の食材をうまく取り入れて作ることです。
家で作るいつもの材料では、旅の醍醐味が薄れてしまいますよね。
また、材料を購入してみれば分かると思いますが、ゴミの量は少ないです。
ほとんどが野菜中心で、食品トレーの廃棄は肉を購入した時の1枚程度。
においも焼きそばと鶏胸肉のグリルの時に少し残るくらいです。
【車内で自炊をする】調理前と調理後のにおい対策!

車内で市販のスナックを食べても、微かににおいは残ります。
狭い車内では仕方のないこと。
私の場合、スライドドアの窓に網戸を設置していたので、調理中は換気と一酸化炭素中毒を防止するため常に窓を半分開けていました。
そして食後に片付けをして歯を磨きに行くとき、荷室にルームフレグランスを撒いてから外へ出ます。
今回紹介した車中泊自炊メニューなら、これだけでにおいはかなり軽減。
カレーを使った時だけ少し気になった程度でしょうか。
翌朝、天気が良ければ出発前に換気をしますが、この時ににおいが気になったことは一度もありません。
使用していたルームフレグランスは現在販売されておらず、紹介できないのが残念です。
ただ、どのようなものを使ってもある程度のにおいは取れると思います。
まとめ
出発したての頃はあれもこれもと色々作っていましたが、におい・ゴミ・洗い物の観点からメニューが絞られていきました。
においは各自プライベート空間の問題ですが、ゴミや洗い物は公共の施設やキャンプ場にお世話になることもあります。
ゴミは少なく、洗い物はない方がベターですよね!