車中泊
【経験談】普段使いと車中泊を両立できているハイエースに積んでいる荷物と収納方法を紹介

車中泊をするとなると、どうしても荷物が多くなりがちで、車内いっぱいになってしまう・・・そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
しかし筆者は、車中泊用の荷物をある程度積みっぱなしにしながら、普段使いと車中泊を両立しています。
普段からどんな車中泊用アイテムを積んでいるのか。
収納はどこにしているのか。
積み下ろしの手間をなるべく省くにはどうすればいいか。
これから「ハイエース1台で普段使いも車中泊を両立したい!」という方にとって、参考になれば嬉しいです。
車中泊を始めて約2年
所有しているハイエースは、スーパーGLの特別仕様車「ダークプライムⅡ(R5年式 2800cc 4WDディーゼル車)」。
ハイエースの中では一番小さい標準ボディ・標準ルーフのモデルです。
車両サイズは、全長4,695mm、全幅1,695mm、全高1,980mm。

仕事の合間などに、自宅の近くの道の駅で夫婦ふたりの車中泊を楽しみながら、「いつか日本一周をしてみたいね」と夢を語り合っています。
車内には自作のベッドを設置して車中泊仕様にしていますが、普段もそのままの状態で使用しています。

普段使いには少し大きめの車ですが、荷室をDIYで掘りごたつ風にアレンジしているため、買い物帰りにそのまま公園の駐車場などでお弁当を広げて、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。
普段使いも車中泊もできるハイエースはこんな感じ
急な車中泊でも問題ない!

いつも積んでいる寝具は、
・薄手の毛布2枚
・大判毛布1枚
・寝袋
・電気毛布
これだけ積んでおけば、時間に余裕があるときや、急な予定変更があってもすぐに車中泊が可能。

ただし、外気温が10℃以下になると、厚手の服がないと寝るのが厳しいので、真冬の急な対応は少し難しいかもしれません。
床下収納はいつもパンパン

調理器具はナイロン袋で個別に分けて、ホコリ対策をしながら収納(写真は撮影のため、未対応)。
手の込んだ料理はせず、地元スーパーや道の駅でお惣菜やお刺身などを活用することで、調理の手間を減らしつつ、土地の味も楽しんでいます。
また、ゴミの出ない食材選びも大事なポイント。
掘りごたつ風テーブル!

背もたれだけを倒したセカンドシートの上に、マットレスと枕を移動し、収納板を立たせることで、いつでも掘りごたつに変身します。
マットレスがソファーに変身

厚みが10cmで寝心地のいいマットレスですが、重量が13.2kgとやや重め。
しかし、自分たちで4分割に加工したことで、扱いがとても楽になり、ストレスが激減!
元通りに重ねれば、ローソファーとして再利用でき、空間の雰囲気も楽しむことができています。
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普段使いの時の車内

普段使いのときも、セカンドシートはそのままの状態で使用し、DIYしたテーブルの上に、電子レンジとポータブル電源を置いています。

2人以上で出かけるときだけ、そのテーブルを外してスペースを確保します。

荷室は、マットレスや電子レンジ、そしてポータブル電源などの定位置として使っていて、荷物の置き場みたいになっています。
車中泊グッズを積みっぱなしでも普段使いOK。
荷室にコンパクトに収納できるので、車内から物を出すことがなく、出先での余計な買い物を防ぐ工夫にもなっています。
また、買い物や人を乗せるにも困らず、運転もしやすいので、とても満足しています。
荷物はどのように収納している?

車中泊中は、セカンドシートの背もたれだけを倒したり、跳ね上げたりして、荷室をできるだけ広く使っています。
とくに不便がない限り、そのときのシートの状態に合わせて柔軟に対応しています。
荷室のサイズ
① 荷室幅 1,520mm
② 荷室高 1,310mm
③ 床寸法 1,090mm
④ 荷室長 3,000mm(リヤシート展開時1,855mm)
自作ベッドの長さは縦方向1,800mm。
セカンドシートまで使えば3,000mmものスペースが確保でき、ゆったりとした空間になります。
ベッドのない部分には、ポータブル冷蔵庫やトランクカーゴを設置。
不便な点も多少ありますが、それを補って余りあるほど、ハイエースの荷室は車中泊にぴったりです。
床下収納

DIYしたベッドの床下が収納スペースになっているため、マットレスを敷いてしまうと、中のものが取り出せません。
リアドアからも手の届く範囲しか取り出せないので、出し入れが多いものは外側よりに配置する工夫が必要です。
床下に入らないものは?

例えば、お風呂セット(シャンプーや化粧品類)などは高さ制限に注意。
床下の収納の高さは235mmに設定していますが、妻の愛用しているシャンプーがそれ以上の高さで収納することができませんでした。
現在は、235mm以下のボトルに詰め替えて対策。

さらに、容器の誤押し防止には洗濯ばさみを挟む工夫もしています。
ゴミや小物は壁掛け

車内の側面収納スペースには、割りばしやストロー、小さなゴミ袋などをストック。
いつでもすぐに取り出せるので、とても便利です。
ゴミや洗濯物は蓋付きのトランクカーゴへ。
置き場所はそのときの状況に応じて変更し、邪魔になるときには、助手席に移動させています。
長期の車中泊では、ゴミの処理も課題。
RVパークを利用して処分してもらう方法がスマートです。
ハイエースは車中泊に向いています

いろいろ積んでも、就寝スペースは縦1,800mm、横1,500mmをしっかり確保でき、大人2人でも問題なく寝られます。
仕事の合間に車中泊を重ねたからこそ実感したこと・・・ハイエースは車中泊に本当に向いている車!
購入してよかったアイテム
これまで車中泊生活を続けてきた中で、「最初から買っておけばよかった」と本気で思った便利なアイテムをご紹介したいと思います。
GORDON MILLER スタッキングトランクカーゴ ロータイプ 18L

蓋が付いていて、積み重ねることができるのが嬉しいポイント。
積み重ねた状態で山道を走行しても、ずれ落ちたことは1度もありません。
耐荷重が100kgあるので、テーブルにも、座ることもできます。
また、カラーバリエーションが3色あり、車内の雰囲気に合わせやすいです。
サイズ展開も豊富なので、空間に合わせて有効に利用できる商品だと思います。
バケツ代わりにもなるので、防災グッズとして活用できるかもしれません。
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GORDON MILLER ゴードンミラー 折りたためる取っ手付きコンテナM

折りたためるので、使わないときも邪魔にならず、限られたスペースを有効に使うことができます。
洋服や調理器具など、小物類の整理にぴったり。
カラーバリエーションは4色あるので、持ち主や用途ごとに色分けしても使いやすいです。
取っ手がついているので、私たちは湯めぐり時に荷物入れとして使用していますが、便利なのでおすすめです。
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まとめ
私たち夫婦は、今回ご紹介したようなスタイルで、車中泊と普段使いの両立を実現しています。
収納方法をこれまで以上に工夫することで、もっと快適に、もっと楽しく過ごせると思っており、これからも改善を重ねていきたいと考えています。
荷物がきれいに整理されていると、限られた空間でも気分よく過ごせて、車中泊の楽しさも倍増します。
この経験が、少しでもみなさんの参考になれば嬉しいです。