キャンピングカー・車中泊情報Webマガジン - DRIMO(ドリモ)

スポット

スポット

【富山県・石川県】10カ月間車中泊生活中!よく利用している車中泊スポット6選

よく利用している車中泊スポット6選
筆者は、富山県氷見市から石川県七尾市をメインに、10カ月連続で車中泊生活をしているサラリーマンです。

車中泊にはあまり適していない軽自動車ダイハツ ムーヴで車中泊生活をして、かつ会社出勤をしています。

能登半島の南側で車中泊スポットを探し回り、日々就寝の快適さを求めながら暮らしています。

今回は筆者自身が重要視している車中泊スポットの条件と、最近利用している富山・石川の車中泊スポットを6つ紹介します。

車中泊スポット探しで重視している条件はこの6つ


私が車中泊スポット探しで重視している点は6つあります。

安心して車中泊ができるかや快適性はあるかなど、どれも譲りたくない条件です。

一つずつ紹介していきます。

車中泊スポット条件①車中泊が許可されているか


車中泊が許可されているかは、最も基本的な条件です。

許可されていない場所での車中泊は、管理者とのトラブルや警察の職務質問を招くなど、居心地の悪い結果となるため、気をつけなければいけません。

ただし、仮眠程度のレベルであれば、高速道路のSA・PAでも停車は許されているので安心して利用できます。

車中泊スポット条件②混み具合はどうか


空いている駐車場

筆者は、あまり混雑した場所は好きではなく、他人とのトラブル回避という点でも、混んでいない場所を探します。

以前は、仕方なくやや混んでいる場所でも車中泊をしていましたが、自分の車の前でたむろしている若者グループがいて、なかなか安心して寝ることができませんでした。

若者たちには悪気はないのでしょうが、「トラブルに巻き込まれるのでは」という不安感がありました。

男性の私でさえこのように思うのですから、女性の場合はもっと怖いのではないでしょうか。

車中泊スポット条件③トイレの有無や清潔さ


綺麗なトイレ

当然のことながら、トイレのない場所は論外で、ウォシュレットがあること、また多目的トイレがあるかどうかもチェックします。

なお、トイレがきれいだということは、管理が行き届いているということなので、防犯的な意味合いでも安心できます。

車中泊スポット条件④安全性


車中泊スポットの中には、マナーの悪い方たちが集まりやすい場所があります。

そのような場所は、ゴミが散乱していたり放置されていたりしています。

さらに、薬物の取引やいかがわしい行為の場所になっているかもしれません。

このような場所での車中泊は、犯罪に巻き込まれる恐れさえあるため、十分に注意した方が良いでしょう。

車中泊スポットをネットで検索する場合は、事前に口コミを確認するのをおすすめします。

車中泊スポット条件⑤騒音


駐車場に駐車している車

以前泊まった場所は施設もきれいで安全に過ごせましたが、国道沿いのため騒音が気になりました。

時折、暴走族の走る音がやかましく感じられる場所でした。

車中泊は、慣れない場所で就寝することになりますので、騒音が気にならない場所で寝たいものですね。

車中泊スポット条件⑥飲料水や洗い場があるところ


洗い場は必ずしも必要というわけではありませんが、食事などをする場合は便利です。

キャンプ場のような場所では、洗い場があり、調理器具の後始末が出来ます。

飲料水については、会社で2リットルペットボトルに汲んでいます。

車中飯でメニューによっては水を多く使うので、飲料水は多くあれば助かります。

もちろん、洗い場を汚すことを避けるために、調理器具の汚れはウェットペーパーでほぼふき取ってからすすぎのみを洗い場で行っています。

冬の車中泊スポット


おまけで1つ車中泊スポットの条件を追加するとなると、冬限定で駐車場が除雪されている場所かどうかです。

最近、除雪されている場所とされていない場所の両方で車中泊を体験しました。

除雪される場所では、早朝に除雪作業が行われる場合があるため、邪魔にならないようにしなければなりませんが、トラブルは少ないです。

一方で、除雪されていない場所では筆者自身、スタックしてしまいました。

スコップを準備していましたので、かろうじて脱出できましたが、スコップがなければJAFのお世話になっていたことでしょう。

道の駅などは基本的には除雪されると思いますので、降雪時は除雪されるかを確認したうえで、泊まるようにしましょう。

能登地方でよく利用する車中泊スポット


車中泊のポイントをおさえたところで、ここからは能登地方でよく利用する車中泊スポットを厳選して紹介します。

以前紹介したスポットに加え、道の駅の車中泊スポットなど3つ追加して紹介します。

富山県氷見市:比見之江公園




以前、上記の記事で紹介した場所です。

基本的には除雪されていないので、冬場の降雪時には泊まらない方が無難です。

それ以外の季節であれば比較的空いていて、余裕を持って止められます。

海も見えますし、また洗い場のような場所を利用できるので、車中泊にはおすすめです。

【比見之江公園】
住所:富山県氷見市北大町
アクセス:能越道氷見インターから車で5分・氷見北インターから車で5分
最寄りの市町村:氷見市
連絡先:0766-74-8078
公式サイト氷見市HP



富山県氷見市:ひみ番屋街駐車場




こちらも以前記事で紹介した場所です。

降雪時は、早朝除雪作業を行っており、降雪時でも車中泊しやすい場所です。

ただし、震災で破損した駐車場を工事していますので、泊められるスペースは若干狭くなっています。

【ひみ番屋街駐車場】
住所:富山県氷見市北大町25-5
アクセス:能越道氷見インターから車で5分
最寄りの市町村:氷見市
連絡先:0766-72-3400
公式サイト氷見漁港場外市場 ひみ番屋街



石川県七尾市 七尾城登山口駐車場




こちらも以前記事で紹介しました。

駐車場の一部は除雪されていますが、七尾市の除雪車や地元の方の車が停まっているので、降雪時はこちらは避けた方が良いでしょう。

通常時は常に空いている場所であり、ICにも近いため、能登旅行の足がかりには最適なスポットです。

【七尾城登山口駐車場】
住所:石川県七尾市古屋敷町ヨ10−1
アクセス:能越道城山インターから車で5分
最寄りの市町村:七尾市
連絡先:0767-53-8437(七尾市役所)
トイレ:洋式あり
車中泊:可
公式サイト七尾市HP



石川県七尾市:道の駅いおり


道の駅いおりの駐車場

道の駅いおりは、富山湾を望む絶景スポットとして知られています。

道の駅いおりの駐車場

能越道開通前は、氷見から七尾に向かう際の中継地点として繁盛していたそうですが、現在ではその人気は衰えているようです。

一方で、バイクや自転車でのツーリストには人気が高い場所です。ただし、かつては飲食店がありましたが、現在はありません。

販売店のみやっていますが、営業時間が短く、また近くに飲食店やコンビニもないので、食料を調達してから車中泊することをおすすめします。

ちなみに販売店は、地元の和菓子などを売っております。

道の駅いおりで購入できるころ柿

この地方では干し柿が有名とのことで、一つ購入しました。

自動販売機は多いので、飲み物には苦労しないはずです。

道の駅いおりのトイレ

トイレはきれいに保たれていますが、残念ながら老朽化が目立っており、ウォシュレットも付いていません。

道の駅いおり付近のハートランドヒルズの看板

道の駅いおりの上方には、ハートランドヒルズというオートキャンプ場があります。

ハートランドヒルズの看板

コテージもあり、365日利用出来るので便利です。

設備が十分に揃っていますので、快適に泊まれますよ。

詳細はこちら▷ハートランドヒルズ

近隣には、温泉や銭湯はありませんが、ちょっと離れた氷見市には日帰り温泉ができるホテルがあります。

氷見・高岡方面から来る場合は、道中なので、お風呂に立ち寄ってから移動すると良いでしょう。

【道の駅いおり】
住所:石川県七尾市庵町笹ヶ谷内3番地1
アクセス:能越道七尾大泊ICをおりて、国道160号を北上して5分
最寄りの市町村:七尾市
連絡先: 0767-59-1415
トイレ:洋式あり
車中泊:可
公式サイト石川県観光公式サイト



石川県七尾市:能登食彩市場


能登食彩市場の外装

七尾市の観光スポットとして名高い能登食祭市場は、震災の影響でしばらく休業状態でしたが、現在では復活しています。

能登食彩市場のトイレ

屋外トイレがあり、中は広く作られています。

飲食店の特徴としては、浜焼きができるフードコートがある他、能登の名産を食べたり買ったり楽しめます。

能登食彩市場の店内

店内は、里山里海小路というフードコート、能登生鮮市場では海鮮や干物、珍味の販売、里乃蔵では工芸品などが売っているスペースなどがあり、さまざまな楽しみ方ができます。

また、モントレーホールという観光案内がメインのスペースもあります。

能登グルメ館は建物の2階にあり、ステーキや海鮮料理、ラーメンなどが食べられます。

また、冬季以外であれば、遊覧船が運航しており、七尾湾を一周することも可能です。

能登食彩市場の駐車場

市街地に近いため、ここを拠点に市街の飲食店巡りも楽しめます。

なお、震災の影響による岸壁の補修工事はまだされていませんので、近づかないようにしましょう。



お風呂の利用に関してはは、有名な和倉温泉がおすすめです。

ただ、距離が離れているため、車での移動となります。

「総湯」という温泉施設は、銭湯並みの料金で温泉が楽しめます。

温泉の詳細はこちら▷和倉温泉「総湯」

【能登食彩市場】
住所:石川県七尾市府中町員外13-1
アクセス:能越道七尾ICを降りて、七尾市街地へ10分
最寄りの市町村:七尾市
連絡先: 0767-52-7071
トイレ:屋外トイレ
車中泊:可
公式サイト能登 食彩市場



石川県鹿島郡中能登町:道の駅 織姫の里なかのと


道の駅 織姫の里なかのとの駐車場

道の駅 織姫の里なかのとは、七尾市と羽咋市の中間点にある道の駅です。

道の駅 織姫の里なかのとのトイレ

トイレは、とてもきれいで安心して使えました。

道の駅 織姫の里なかのとのフードコート

フードコートには3店舗。

フードコートのメニュー

お手軽なものから、地物を使った定食までバラエティ豊かです。

ただし、フードコートの営業時間は、11時〜14時までと短いので注意してください。

産直館(11時〜18時)にお弁当やお惣菜も販売していますが、近く(徒歩約5分)に、平和堂を中心としたショッピングセンター「アル・プラザ鹿島」があるので、基本的には食事には困らないはずです。

21時まで営業していますが、到着が遅い場合は念の為、七尾市か羽咋市で先に食べてくるか、食材を購入した方が良いでしょう。



産直館では、水産・農産物を取り扱っており、能登牡蠣やカラフル野菜を販売しています。

ちなみに、この地方の名産は「どぶろく」で、中能登はどぶろくの里としても有名なのだそうです。

【織姫の里なかのと】
住所:石川県鹿島郡中能登町井田ぬ部10番地1
アクセス:能越道七尾ICで降りて、国道159号を羽咋方面に5分
最寄りの市町村:七尾市
連絡先: 0767-76-8000
トイレ:洋式あり
車中泊:可
公式サイト織姫の里なかのと



まとめ


今回は10カ月、車中泊を続けている筆者が重視する車中泊スポットの条件と、富山・石川エリアの車中泊スポットを紹介しました。

今回取り上げた車中泊スポットはいずれも車中泊が許可されていますが、一部のスポットでは、火気は使用しないでほしいとの事です。

昨今は災害ボランティアの方を含めて能登方面の車中泊利用者が増えており、徐々に復興の兆しが見えています。

とはいえ、まだ地元住民の方々の生活は安定していませんので、車中泊を行う際は施設や近隣住民に迷惑をかけないように心がけて楽しみましょう。

能登の車中泊サラリーマン

能登地方を拠点として活動している50代男性。 普段はサラリーマンとしてとある能登地方の企業に籍を置いています。 自宅はあるものの、6カ月以上車中泊で生活していております。 私が車中泊を続ける目的は、度重なる災害で車中泊を余儀なくされた場合に備え、出来るだけ快適に過ごせるノウハウを蓄積することです。