知識
2021年の振り返り、2022年はカムロードを中心に新モデル続出するか!?

緊急事態宣言・まん延防止等重点措置は次々と解除され、キャンピングカー旅を楽しめる状態は徐々に戻りつつある。
とはいえ、新たな変異株が出現するなど、まだまだ予断を許さない状況であることに変わりはない。
密を避け、換気抜群の「アウトドア」は脚光を浴び、キャンピングカーの注目度は相変わらず高い。
そんなことを書き続けてきたこの1年。どんな年だったのか、振り返ってみたい。
ビルダーは「現行モデル生産で手一杯」
もとより人気だったキャンピングカーは、コロナ禍でますます注目を集めた。
家族や身内だけで安全に(感染予防という意味で)移動・遊びができるツールだということだ。
当然、大幅な需要増によって各ビルダーとも生産現場はフル回転になった。それでも納期は半年待ちがザラ。
中には2年待ち、なんていうモデルも散見された。
主要なビルダーに聞くと、あちこちから聞こえてきたのは「現行モデルを生産するだけで手一杯。」
「新規開発なんてとても無理」「ショーに向けて展示車を用意するだけでも大変」といった声だった。
新製品開発の遅れの要因は需要増だけではない。
キャブコンの主力ベース車=トヨタ・カムロードのモデルチェンジについて、早くから予想されていたため、各社ともキャブコンの新規開発を手控えたこと。
逆にバンコンや軽キャンピングカーはベース車のモデルチェンジがなかったため、新モデルの登場は少なかった。
現行モデルは十分に市場から支持されているのであり、ベース車両が変わるわけでもないのに、新モデルを出す意味はない。
キャンピングカーに求められるのはファッション性でもなければ、一過性の目新しさでもない。
大事なのは、よく考え抜かれ、熟成されたスペックと使い易さであり、新モデル登場が少ないのは、一概に悪い状態とは言えないだろう。

装備面ではキャブコンはもちろんのこと、バンコンでも家庭用エアコンの搭載が一般的になってきた。
ここ数年の日本の夏の厳しさを考えれば、当然の流れと言えるだろう。
エアコンが装備されれば「長時間バッテリーで使いたい」というユーザーからの要望が出るのもこれまた自然な流れ。
これに応えようと、リチウムイオン電池関連の製品のオプション設定やサードパーティ品も増えてきている。
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来年は一気に花開く?
前述した通り、トヨタ・カムロードがモデルチェンジした。
価格が大幅上昇したことは痛手だが、全車リアダブルタイヤ化、新型クリーンディーゼルエンジン搭載、安全装備類の充実などを考えれば、価格上昇に見合った、価値のあるモデルチェンジといえるだろう。
当然、キャブコンを手掛けるビルダーは新型に対応したモデルを準備しており、来年は多数のモデルがデビューすると予想される。

バンコンに関しては、トヨタ・ハイエース、日産・NV350キャラバン共に大きな変更はないと予想されるので、現行モデルの継続生産が続くものと思われる。
軽キャンピングカーのベース車は、スズキ・エブリイが大多数だったが、ダイハツ・ハイゼットカーゴとアトレーが17年ぶりにフルモデルチェンジした(12月20日発表)。
いずれもベース車としてかなり魅力的なスペックをもっており、ビルダーからの注目度も高い。
2月のキャンピングカーショーに間に合うかどうかは微妙だが、これらをベースにした新モデルの登場が期待される。
輸入車に関しては、厳しい状況が続くだろうと予想する。
世界的な半導体不足問題のためにベース車の供給が不安定なこと、現地でのキャンピングカー需要の高まりで輸出に回せるモデルや数量が限られることなど、その理由はいくつもある。
2022年2月のジャパンキャンピングカーショーには、主にカムロードを中心に、多数の新モデルが並ぶことは間違いない。
どんなモデルが登場するか、今から楽しみである。