キャンピングカー・車中泊情報Webマガジン - DRIMO(ドリモ)

ギア・アイテム

ギア・アイテム

車中泊2年目ユーザーが選んだ「積みっぱなしにしている装備&アイテム全公開」

めんどくさがり夫婦がいつも積んでいる最低限アイテム紹介。

車中泊を始めてもうすぐ2年


私が所有しているハイエースは、スーパーGLの特別仕様車ダークプライムⅡ(R5年式 2800cc 4WDディーゼル車)です。

ハイエースの中でももっともコンパクトな「標準ボディ・標準ルーフ」タイプで、車両サイズは全長4,695mm、全幅1,695mm、全高1,980mmとなっています。

キャンピングカーではなく、自分たちでベッドキットをDIYで設置し、シンプルにカスタマイズ。

約2年にわたり、このハイエースで車中泊を楽しんできました。

現在は、仕事の合間に自宅近くの道の駅などで夫婦で車中泊を楽しみつつ、いつか実現させたい「日本一周の旅」に向けて夢をふくらませています。

常に積んでいる車中泊アイテム。寝具編


いちばん大切なのは、やっぱりしっかり眠れることだと思っています!

でも、だからといって荷物は増やしたくない。

そこで今回は、大人2人がハイエースで車中泊するときに実際使っている寝具アイテムを紹介します。

マットレス


車中泊で使うマットレス

ハイエースの荷台にベッドを作るにあたり、私たちは厚さ10cmのマットレスを選びました。

ローソファーのようにも使える点も、購入の決め手のひとつです。

少し硬めではありますが、夏でも快適に寝ることができています。

現在は扱いやすさを重視し、マットレスを分割して取っ手をつけて使用。

分割したことで移動や設置が楽になり、座布団代わりにも使えるようになって、便利だと感じています。


車中泊で使う枕

就寝時に使っているのは、ニトリで購入した枕を2個。

ほどよい柔らかさで、車中泊でも快適に眠れています。

クッション

また、大きな緑のクッションは、チャイハネで購入したアイテムで、広げるとダブルサイズの毛布に変身。

収納時は畳むのが大変ですが、寒い夜には活躍するアイテムです。

寝袋


車中泊で使う寝袋

現在使っているのは、足元に二重保温カバーがついたタイプの寝袋

冷気を遮断してくれるので、真冬でも足先までしっかり暖かいのが特徴です。

とはいえ、寝袋ひとつで外気温-10℃に対応するのは難しいため、寒い日は服を着込んだり、毛布を重ねるなどの工夫が必要です。

それでも「寝袋が積んである」というだけで安心感があり、防災グッズとしても役に立つ心強いアイテムです。

常夜灯


車中泊で使う電気

車中泊で充実した楽しい夜にするには、ライトは必須。

私たちが使用しているのは3種類のライトです。

どれも充電式&多機能なLEDライトで、満足度の高いアイテムです。

昼光色・昼白色・電球色の3つのモードが選べるため、その日の気分や車内の雰囲気に合わせて調整できます。

ライト

天井に取り付けているのは、リモコン操作が可能なLEDライトでとても便利。

ベッドに入ったまま操作できるので、スマホを見ながらそのまま寝たいときにもぴったり。

自動消灯のタイマー機能もついているのが嬉しいポイントです。


店舗 : ヒットストア
右側の製品名 : LEDセンサーライト 4個セット
金額 : 4,780円



店舗 : simsjapan 楽天市場店
左側の製品名 : EVOKE 3way ランタン
金額 : 4,500円



店舗 : IPOW 楽天市場店
製品名 : ipow 小型LEDライト
金額 : 1,860円



電気毛布


車中泊で使う電気毛布

冬の車中泊や、冷える夜において、電気毛布はまさに必需品。

私たちは以前から持っていたものをそのまま活用しています。

冬以外ではほとんど出番はありませんが、コンパクトにたためて場所も取らないため、積みっぱなしにしています。

常に積んでいる車中泊アイテム。プライバシー保護編


サンシェード


サンシェード

昼間に車内でお昼寝をしているときはそれほど気になりませんが、夜になると車内の明かりで外から丸見えになることも。

そんなときに必要なのが、目隠しになるサンシェードです。

外からの視線を遮ってプライバシーを守るだけでなく、街灯などの光を遮ることで快適な睡眠環境を作ってくれます。

また、冬の車中泊であれば断熱効果もありますよ。


カーテン


カーテン

スライドドアを全開にしても車内が丸見えにならないように目隠しできる便利なアイテムです。

とくに車内温度が高い日には換気が欠かせませんが、ドアを開けたままでもプライバシーをしっかり守れるのがこのカーテンの魅力。

DIYで取り付けて本当によかったアイテムです。

詳細はこちら

常に積んでいる車中泊アイテム。電化製品編


ポータブル電源


ポータブル電源

車中泊ではエンジンを停止し、周囲に迷惑をかけずに過ごすことが最も大切です。

そのため、エアコンをつけっぱなしで就寝するのはマナー違反。

私たちは、小さい容量のポータブル電源を導入しました。

この電源があれば、扇風機やファンヒーターを使えるほか、スマホやタブレットの充電も可能です。

高価なポータブル電源でなくても、1台あるだけで車中泊の充実度はグッと上がります。


車載冷蔵庫


冷蔵庫

夕食時や寝る前に、ゆっくり冷たいビールを飲みたくて購入したアイテムです。

バッテリー付きモデルを選んだので、電源の場所に縛られず自由に置くことができます。

冷蔵庫

もちろん車外でも使用できます。

私たちの車中泊スタイルでは、缶ビール、カップデリ、そしてコンビニスイーツ程度が入れば問題ないので、小さめの冷蔵庫で満足しています。


電子レンジ


電子レンジ

ポータブル電源と同じタイミングに購入した電子レンジは、車中泊生活2年のなかでも「最強の調理アイテム」だと感じています。

走行中はガタガタしそうだと思ったので、ターンテーブル式ではなくフラットテーブル式を選択しました。

車中泊では、すぐに食事ができないことも多いため、温かいごはんやお惣菜を手軽に食べられる電子レンジは非常に便利です。

また、夜に残った汁物を朝まで保管する場所としても最適。

ポータブル電源は必要になりますが、フラットテーブル式の電子レンジはおすすめしたいアイテムです。




常に積んでいる車中泊アイテム。調理器具編


IHクッキングヒーター


IH

A4サイズよりも小さく、コンパクトなIH調理器です。

使用できる鍋底サイズは約10cm〜16cmなので、調理器具選びには少し注意が必要。

火を使わないので、車内でも安心・安全。

空気を汚さず、一酸化炭素中毒の危険も低減できます。

拭き上げるだけで後片付けもラクラク。

狭い車内ストレスなく使える上、収納場所にも困らないサイズなので、私たちの車中泊には欠かせない存在です。


ミニカセットコンロ


カセットコンロ

ポータブル電源の電力残量が少ないときに備えて、予備の調理手段として購入したアイテムです。

電気が使えない状況でも、単独ですぐに使用できるのが大きなメリット。

ただし、使用時には必ず換気をすることが大切です。

ホットサンドメーカー


ホットサンドメーカー

ミニフライパンとしても使え、洗いやすく手入れが簡単な点が気に入っています。

ただしIHには対応していないため、ミニカセットコンロ専用。

そのため、使用中は目を離せず、調理中はつきっきりになる必要があります。

この点は、少しストレスに感じることも。

とはいえ、朝食にパンを焼いたり、手軽に暖かい食事を作れ、食費の節約という面でも優秀なアイテムです。


小型炊飯器


小型炊飯器

最大で1.5合まで炊ける、見た目はまるでおもちゃのような炊飯器ですが、とても美味しくごはんが炊けます。

定格消費電力は210Wと控えめなので、小型のポータブル電源でも使用可能なのが魅力です。

また、丸いフォルムも可愛らしく、お気に入りの調理アイテムになっています。


常に積んでいる車中泊アイテム。換気編


扇風機


扇風機

ハイエースのスライドドアの小窓にぴったりで、反対向きに設置すれば、換気扇としても使える便利アイテムです。

換気扇

網戸と併用すれば虫対策にもなり、さらにモバイルバッテリー機能も搭載されているため、車中泊では欠かせないアイテムになっています。

コードレスでクリップ付きなので、どこにでも挟んで使えるのも大きなポイント。

バッテリー内臓で長時間使える小型扇風機は、暑くて寝苦しい夜に大活躍しています。

参考商品▽

網戸


網戸

リアゲートの網戸は、大人2人で作業をして約30分で装着できました。

初めての作業で少し手間取ったので、不安な方は車屋さんにお願いしてもいいかもしれません。

網戸

朝起きたあとにバックドアを開けて、空気の入れ替えをするときにとても便利なアイテムです。

虫の侵入も防げて、快適に換気ができます。

また、サイドの小窓用サンシェード(2枚で110円!)も併用しています。

スライドドアについている小窓にぴったりのサイズで、中心の吸盤用ハトメはペンチで外して、網戸補修シールでふさいで使用しています。




そのほか常に積んでいる便利な車中泊アイテム


凝固剤


凝固剤

歯磨き後の排水や、カップラーメンの残り汁の処理、さらに非常用トイレとしても活用できる便利アイテムです。

私たちは主に歯磨き時に使用していますが、車内で完結できるのでとても重宝しています。

私たちにとっては必需品です。

使い捨てカイロ


カイロ

寒い夜にあったらいいなぁと思っても、無いから我慢するしかない場面が何度もありました。

電気毛布を使うほどではないけどちょっと冷える、という時にあると便利なアイテムです。

こんなに積んでもスッキリ収納。就寝スペースも確保


車内

ハイエースは荷台が広いとはいえ、マットレスをローソファー状態からフラットにするには、枕や毛布などを一度どかさなければならない場面もあります。

車内

ベッド下の収納スペースも今の時点でちょうど良い容量なので、何か新しいアイテムを購入する際には、何かを下ろすことになります。

そのため、衝動買いはなるべく避けて、使う予定のあるアイテムは車内に入れておくことで使い勝手を事前に確認できるメリットもあるかもしれません。

車中泊では、できるだけフラットな状態で寝ることがとても大切です。

たくさん種類があるマットレスの中から、「どのようにフラットにするのか」を最優先に考えて選びましょう!

あとがき


最低限の装備とアイテムだけで車中泊に出かけてみても、もし旅先でどうしても足りないものがあれば、現地で大抵のものは調達できます。

また、「騒音で眠れない」「暑すぎる寒すぎる」などの状況では、無理をせずホテルを利用するのもおすすめです。

①RVパークを利用し、入浴(シャワー)を利用し5,000円程度
②ビジネスホテルを2人で朝付き8,000円程度


私たちは、しんどいなと感じたときは、無理せず安い宿泊施設を探しています。

ときには少し出費が増えてしまっても、それも旅の一部として、あまり頑張りすぎずに車中泊を楽しむという心構えが大切だと考えています。

チャコエース

夫婦2人でハイエースを車中泊仕様にDIYしながら、仕事の合間に車中泊を楽しんでいます。皆さんの参考になることをたくさんお届けできたらいいなと思っています! 夢は日本全国を巡り、夫婦の想い出をたくさんつくることです。 これからよろしくお願いします。