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自宅を引き払って車上生活する58歳が実践!クーラーなしの暑さ対策&おすすめグッズ

クーラーなしの暑さ対策&おすすめグッズ

9月に入っても夏日が続き「いつまで暑いやら」と毎日つぶやく日々。

そんな中、クーラーなしで夏の車上生活を続ける汗っかきの58歳、穴熊寅造です。

噂では10月にも暑い日があるとか、ないとか。「秋よ、どこに行ったんだ」。

この夏の暑さは危険ですね。

実際に脱水状態一歩手前になり、暑さと眠さで朦朧としながら深夜のコンビニに逃げ込み難を逃れたことも。

そんな経験から痛感したのは、クーラーなしでも涼しく乗り切る工夫と道具が本当に重要ということ。

今回は、私が実際に使っている暑さ対策グッズや、真夏の車中泊を乗り切る知恵をまとめてご紹介します。

【暑さ対策】


プール

2023年4月から「帰る部屋のない車上生活」を始めて、3度目の「夏」でした。

58歳も後半に差しかかり、体力も気力もなかなか枯れ気味。さすがに夏バテもしますね。

年齢を重ねると、判断力も鈍くなってくるので、「まだ大丈夫だ」という自分の感覚を常に疑いながら暮らしています。

一番の暑さ対策は、「無理をしないこと」。

帰る部屋がないなら、安宿に泊まるのもいいし、ネットカフェで夜を過ごすもアリ。

とにかく安全第一です。

でも一方で、工夫をしながら「暑さを楽しむ」のも、バンライフの醍醐味かとも思います。

涼しいところに行くしかない!


暑さ対策の車中泊

暑さに勝てないときは、潔く「涼しい場所へ行く」しかないのです。

やはり標高の高い場所がベスト。

東京・横浜あたりを拠点にしている寅造は、この夏は2度ほど山中湖へ避難しました。

そしてもうひとつ、意外と海辺が心地よいです。

気温が高くても、海風が吹き抜けていき、実は真夏の隠れたおすすめスポットですね。

おすすめの避暑スポット①山中湖


景色

富士五湖の中でももっとも標高が高く、全国の湖の中でも3位にランクインする山中湖。

8月の最高気温は26.2℃、最低気温は18℃前後で、平均すると最高25.8℃、最低19℃と真夏でも涼しく過ごせる場所です。

寅造はこの夏、2度ほど山中湖の湖畔に避難しましたが、その夜も19℃で快適そのもの。

夜中にトイレに出た際には、少し肌寒く感じたくらいです。

東京・横浜エリアからなら、空いている時間帯に高速を使って2時間弱で行けるのも魅力。

周辺にはいくつかの車中泊可能なスポットがありますが、個人的にお気に入りなのは「長池親水公園」の駐車場。

湖と富士山の絶景を眺めながら過ごすのが好きです。

長池親水公園 西駐車場・東駐車場
所在地:山梨県南都留郡山中湖村平野3323
駐車台数:80台
トイレ:有り(目の前の道路を渡り、東駐車場との中間くらい・水洗・和式)
料金:無料(24時間開放)
長池親水公園詳細はこちら



おすすめの避暑スポット②三浦海岸


三浦海岸

東京・横浜からのアクセスの良さで選ぶなら「三浦海岸」一択かもしれません。

三浦半島は3方向を海に囲まれ、大きな山がない地形のため、風通しが非常に良好です。

とくに海辺は、海風がよく通り抜けるため、日中の気温が高い時間帯でも、日陰に入ると意外と快適に過ごせます。

中でもイチオシなのが「三浦海岸」。

コンクリートの高層建築がほとんどなく、輻射熱が少ないのが特徴です。

日が沈めば気温も下がり、夜はかなり過ごしやすくなります。

標高の高いエリアのように「ああ涼しい」とまではいきませんが、車中泊でもしっかり眠れるレベルです。

詳しい紹介記事はこちら

なお、夏季は駐車料金が1時間500円ですが、1日の上限は24時までで1200円に設定されています。

そのため車中泊で一泊する場合は、2400円で駐車可能です。

詳細はこちら

暑さ対策グッズ3選


夏の車中泊に欠かせない、寅造おすすめの「暑さ対策グッズ」を3つご紹介します。

どれも実際に使ってみて効果を感じたものばかり。

快適な夜を過ごすための参考になればうれしいです。

バックドアストッパー


バックドアストッパー

ハッチバックドアを全開にできる場所ならいいのですが、道の駅などでは開けっ放しはマナー的によろしくないことも。

そんな時に便利なのが、ドアを少し開けて換気できる「バックドアストッパー」。

Amazonで1,500〜2,000円前後で購入できます。

寅造が実際に使っているストッパーはこちら▽

扇風機


扇風機

扇風機、これは夏の必需品。

電源の心配はありますが、濡れタオルで顔や身体を拭いたあとに顔に当てる扇風機の風は最高ですね。

景色

寅造が使っているのは、いつ買ったかも覚えていない古いクリップタイプ式のもの。

そろそろ買い替えたいなと思って調べてみたら、Amazonで2,000〜3,000円くらいで高評価のものがありますね。買っちゃおうかな。


かちわり氷(袋入り)


ロックアイス

かちわり氷は意外と効果的。

コンビニやスーパーで袋入りのかちわり氷を3袋ほど買って「抱き枕」にします。

おすすめは、小久保製氷冷蔵の「ロックアイス」。

セブンイレブンで268円ほどで販売されています。

朝まで抱いていても、滅多に袋から水が漏れることはありません(強く押したりすると漏れますので、ご注意を)。

車内

あくまで体感ですが、他のメーカーの氷より長持ちする感じです。

朝には溶けていても、冷たい水はまだ残っているので、飲んでも良し、バケツにあけて顔を洗っても良しです。

ただし、保冷にはクーラバッグが必須

寅造は昔コンビニで買ったボロボロのソフトタイプを今も愛用中。

一緒に飲み物をいれておいたりもできます。

ボックス型ではなく、折りたたみできるタイプが省スペースでおすすめです。。

ロックアイス詳細はこちら

まとめ


日中の過ごし方ひとつで、夜の快適さは大きく変わります。

プールや海でじっくり身体を冷やしておくと、夜になっても、だいぶ楽になります。

そして「絶対に無理はしないこと」。

もし趣味で車中泊をしているのなら、真夏の時期は避けるのが一番安全です。

どうしても車中泊が必要な場合は、24時間解放されている休憩コーナー付きの道の駅が良いと思います。

眠れなくてもいざという時に、涼める避難先があるのは心強いです。

そして、時にはビジネスホテルに逃げ込むのも「勇気ある選択」。

あらかじめ格安ホテルをチェックしておけば、緊急時にも慌てずに済みます。

兎にも角にも「安全第一」でお願いします。

二代目穴熊寅造

趣味の週末車中泊旅&キャンプをこじらせて2023年4月13日にアパートを引き払い、車上生活メインの暮らしにシフト。車中泊で行った知らない街での呑み歩き、浜辺や河原でのアウトドア呑みを楽しみながら、おもに関東をフラフラしています。DIYやガチキャンプは苦手ですが、少しづつチャレンジしようかと画策中。