新しい移動手段「電動キックボード」をキャンピングカーに乗せて使ってみた
足で漕ぐ必要のない「電動キックボード」。
海外の主要都市では、レンタサイクルならぬレンタル電動キックボードがすでに街中で取り入れられ、好きな場所で借りて返せる新しい移動手段となっています。
私も2年前、海外旅行をした際に使用しましたが、とても便利でした。
近年日本でも規制緩和が行われ、さまざまな電動キックボードが販売され始めています。
わが家もそのうちの一台「E-KON」を購入。キャンピングカー旅行に使用したら相性ばっちりでしたので、その使い方や注意点などをご紹介していきたいと思います。
目次
電動キックボード選び
まずは電動キックボード選びから。近所の店に、実物は置いておらず、ネットでの購入を軸に検討を始めました。
そして電動キックボードにも、電動だけど公道を走る基準を満たしていないものと、公道で走れる法律に沿ったものがあることがわかりました。
購入に当たっては、自分がどのように使いたいかを考える必要がありそうです。
法律の順守
電動キックボードを公道で乗るには、原付と同じような法律を順守する必要があります。
第一に、運転手は原付の免許を所持していること。これに関しては夫婦共に自動車免許を取得しているためクリア。
次に、電動キックボード本体です。バックミラーや方向指示器、前照灯、番号灯が付いていなければいけません。
インターネットで探してみると、これらが装備されているものと無いものがあったため、最初から付いているものを選びました。
さらに公道で乗るためにはヘルメットも必要、ということで一緒に購入しました。
電動キックボードはピンからキリまで
電動キックボードをアマゾンで検索すると、約2万円~20万円と幅広くあります。わが家で購入したE-KONは約10万円のもの。
今後普及していけば、良いものも安くなるかとは思いますが、気を付けるのは安すぎるものです。上で書いたような装備がなされていないと公道を走れません。
知らずに公道を走ると違法ですので、気を付けてくださいね。
また乗ってみて、安全のためにブレーキ性能は大切だと感じました。車道を走るには、安全面には気を付けたいものです。
電動キックボード到着
こうしてわが家にやってきた電動キックボード。
わくわくしながら開封し、早く乗りたい気持ちはありつつも、お次はナンバープレートの取得です。
電動キックボードに付いていた販売証明書を持ち、近くの役場へ向かいました。
役場で渡された書類を記入すれば、ナンバープレートの受け取りです。
自賠責保険の加入
役場では自賠責保険に加入するための案内がありました。原付と同じ扱いのため、必ず必要になります。
自治体によって異なるかもしれませんが、コンビニで手続きをするもので、近くのセブンイレブンの機械を使い、代金収納サービスで支払いを済ませて完了です。
キャンピングカーと電動キックボードの相性
全ての手続きが済んだので、何度か自宅周辺で試運転。購入した電動キックボード「E-KON」は、スピードの三段階調整が可能。
慣れないうちは、車のあまり走らない家の周りの住宅街でゆったり走行。少し慣れてきたら、車が少し走る道でコンビニへ。
原付ほどのスピードは出ないので、端を走り車には追い抜いてもらいます。
たくさんの車が走行する大通りは、少し怖くてまだ走っていません。それこそ旅先で、車があまりいない場所や田舎が走りやすそうに感じます。
E-KONの最大速度は38キロですが、これは速度の落ちる登り坂で使うためにあるようです。
また最初はブレーキの効きが強く、ガクンと止まるような感じもありましたが、慣らしていくうちにスムーズにブレーキも効くようになりました。
キャンピングカーに収納
慣れてきたところで、さっそくキャンピングカーに積んで出発!
電動キックボードは小さく折りたためて、キャンピングカーに積んでもそれほど場所をとらず良い感じ。
キャンピングカーの荷物置き部分には着替えや遊び道具など色々と積みたいので、コンパクトになるのはとても助かります。
ただ重量が20kgあるため私には持ち上げられず、夫が積み込みました。
わが家がキャンピングカーで出かける時は、海や川、山など自然を求めて旅に出ます。
先ほど車の多い大通りは走りづらいと書きましたが、自然の中でサイクリングするのと同様に、風を切ってキックボードで走るのはとても気持ちがいいです。
まず試したのは川沿いの道。かなりの山奥で、ほかに人も車も無かったため気持ちよく走れました。
それに歩いて散歩するよりも短時間で遠くまで行けるので、たくさんの景色を見ることができましたよ。
ほかにも便利だったのがオートキャンプ場に駐車中、「ちょっとコンビニへ」そんな時です。
キャンピングカーは大きくて動かすのが面倒だったりするので、気軽にコンビニに行くのにとても便利でした。
キャンピングカーから充電
わが家で購入したE-KONはgrande streetというタイプで、7~8時間の充電で70キロほど走れます。ほかにも3~4時間の充電で35キロ走るというタイプもありました。
旅行中に充電を気にしながら走るのでは、十分に使えません。
キャンピングカーのコンセントから充電することができれば、気兼ねなく乗ることができます。そんな点も相性抜群と言えます。
夫婦で別行動できる
これはわが家の場合ですが、キャンピングカーを運転できるのは夫だけなのです。
私が普段乗るのは軽自動車で、大きなキャンピングカーを運転する自信がありません。
そこで、旅先ではどこへ行くにも必ず一緒。私は美術館や博物館が好きですが、夫は興味が無かったり、別行動したい時も。
また旅先で買い出しに行く時も電動キックボードがあれば、夫が釣りをしている間に近くのスーパーに行くなど、別行動しやすくなりました。
電動キックボードは駐車場に困らない
駐車場に困る大型のキャンピングカー。
わが家のトランスポーターは少し大きめ。普通車の枠に停められるとはいえ、混雑した駐車場や高さ制限のある駐車場では、非常に止めづらいです。
その点で、電動キックボードは駐輪場サイズさえあれば駐車できます。
今までは、少し離れた広い駐車場にキャンピングカーを止めて歩いて目的地に向かうこともありましたが、電動キックボードで楽に目的地まで移動できるようになりました。
キャンピングカーと電動キックボードは相性抜群
話題の新しい移動手段、電動キックボードについてご紹介しました!
手軽にキャンピングカーに積めて移動できる電動キックボードは、これまでの足漕ぎに比べとても楽なうえ、コンパクトで小回りがきいて便利です。
難点としてはスピードが出ないため、大通りでは走りずらいこと。
また交通規定を知らずに歩道を走る人がいて、ニュースでも取沙汰されているのは悲しいことです。
免許があれば気軽に乗ることができるので、交通ルールを守りながら、これからも楽しく活用していきたいと思います!