キャンピングカー・車中泊情報Webマガジン - DRIMO(ドリモ)

スポット

スポット

車中泊でめぐる富山のアニメ聖地!「君の膵臓をたべたい」「ゆるゆり」ロケ地ガイド

漫画・アニメの聖地とその近くの車中泊スポット3選

私は車中泊生活16カ月目の会社員です。

出身は富山県高岡市。

現在は高岡・氷見・七尾エリアを拠点に、日替わりで車中泊スポットを巡る日々を送っています。

富山県西部(高岡・氷見・射水エリア)は、近年のアニメ作品の舞台としても注目されています。

前編では昭和の名作の聖地をご紹介しましたが、今回は、「君の膵臓をたべたい」や「ゆるゆり」といった人気アニメに登場する聖地をご紹介します。

作品ファンはもちろん、アニメをきっかけに地域の魅力を再発見できるスポットばかり。

そしてもちろん、聖地巡りの拠点にぴったりな道の駅も合わせて紹介しますね。

前回の記事はこちら

君の膵臓をたべたい


漫画、アニメの紹介



住野よる氏による小説「君の膵臓をたべたい」は、アニメ化・ドラマ化された人気作です。

アニメ版では、富山県高岡市と射水市が舞台モデルとして使われています。

アニメ監督・牛嶋新一郎氏によると、自身の母方の実家が高岡市にあり、「幼少期の思い出の風景が、原作のイメージとマッチした」からだそうです。

この背景もあり、高岡市と射水市では作品公開に合わせて、地方としては大規模なプロモーション活動が行われました。

「君の膵臓をたべたい」は、気弱な少年と病気を抱える少女の恋愛物語。

感動ストーリーとともに、高岡市と射水市の風景が美しいアニメーションで再現されています。

ロケ地紹介:氷見線能町駅


氷見線能町駅の外観

主人公とヒロイン・桜良が旅を終えて別れる駅として登場するのが、ここ「能町駅(のうまちえき)」です。

氷見線の小さな無人駅。

能町駅の構内

実際に訪れると、貨物駅としての機能も残しており、駅周辺には特別な観光施設はありませんが、映画のワンシーンを思い出しながら歩くには最適な場所です。

作中に登場する住宅街や、能町小学校学区周辺がモデルではないかという推測もされています。

また、氷見線には、「忍者ハットリ君の電車」が運行していて、運が良ければ見れるかもしれません。

最寄りの道の駅は、「道の駅 万葉の里高岡」まで車で約18分です。


ロケ地紹介:ウイング・ウイング高岡


ウイング・ウイング高岡の外観

ラストに登場する、恭子(桜良の友人)と主人公が語り合う印象的なシーンの舞台となったのが、高岡駅前にある複合ビル「ウイング・ウイング高岡」です。

最寄りの道の駅は、「道の駅 万葉の里高岡」まで車で約10分です。


ロケ地紹介:万葉線・末広町電停


末広町電停

映画ではレトロな電車に乗って「桜良」と待ち合わせに向かうシーンに登場するのがこちらの万葉線・末広町電停。

現在では、新型車両も増えてきており、ドラえもんの電車「ドラえもんトラム」は子供たちに大人気です。

土曜・日曜・祝日は、車内ナレーションが立川志の輔さんの声で案内されます。

映画ファンだけでなく、鉄道マニアにもたまらないスポットです。


ロケ地紹介:二上山・守山城跡


二上山・守山城跡からの景色

映画では、主人公と桜良が花火を見ている印象的なシーン。

この場所として候補に挙がっているのが、高岡市のニ上山です。

富山平野を一望できる二上山は、戦国時代、前田利家と佐々成政が争った城が築かれていた地でもあります。

一部マニアの中では、花火を見るシーンは二上山ではなく、氷見市の朝日山公園ではないかとささやかれています。

その理由は、桜良は病弱なので、ここまで歩いて来るのは無理そうとのことです。

それでも、二上山から眺める高岡の花火大会は確かに綺麗だろうなあと思いました。

最寄りの道の駅は、「道の駅 万葉の里高岡」まで車で約18分です。


道の駅 万葉の里高岡


道の駅万葉の里高岡の外観

「道の駅 万葉の里高岡」は、いつも車中泊をしている車が数台おり、とくに能登地震の復興支援関係者が中継拠点として利用している様子もみられます。

併設レストランでは爆盛りメニューが有名で、手頃な価格でボリューム満点な食事が楽しめると、地元の人や旅人に人気。

シェアして食べるのがおすすめです。

徒歩圏内にコンビニがあり、深夜まで営業している天然温泉付き銭湯も近くにあります。

道の駅 万葉の里高岡
住所:富山県高岡市蜂ヶ島131番地1
駐車場の台数・広さ:普通車70台
車中泊:可能
アクセス:
「氷見線能町駅」からは車で約18分
「ウイング・ウイング高岡」からは車で約10分
「二上山・守山城跡」からは車で約18分
詳細はこちら▷道の駅 万葉の里高岡


関連記事はこちら

ロケ地紹介:雨晴海岸(あまはらしかいがん)


雨晴海岸

富山県の観光写真と言えば、必ず挙げられるのが雨晴海岸です。

昔、源義経が兄・頼朝に追われる中、急な雨をここでしのいだという伝説があります。

道の駅雨晴の外観

最寄りの道の駅は、目の前に道の駅雨晴がありますが、駐車場が狭く、人気スポットなので駐車場は止めにくく、車中泊はおすすめしません。


君の膵臓をたべたいのロケ地「雨晴海岸」近くの「道の駅ひみ番屋街」


道の駅ひみ番屋街の駐車場

富山観光で必ず名前が挙がる人気スポットが、ここ道の駅ひみ番屋街。

新鮮な魚介類を扱う市場では、寒ブリが1本売りされている事が多いです。

飲食店の数も多く、氷見の特産品を多く揃えています。

トイレの数は多く、24時間利用可能。

人気の車中泊スポットですが、駐車場が広く、泊める場所に困ることはありません。

お店が営業している時間帯であれば、ここだけで富山名産のほとんどを味わえます。

また、周辺には氷見市の飲食店が点在し、天然温泉の入浴施設も隣接していますので、とても便利です。


道の駅ひみ番屋街
住所:富山県氷見市北大町25-5
駐車場の台数・広さ:普通車214台
車中泊:可
アクセス:雨晴海岸から車で約15分
詳細はこちら▷道の駅ひみ番屋街


関連記事はこちら

ロケ地紹介:新湊・内川


新湊の内川

「日本のベニス」とも称される新湊の内川です。

数多くの映画やドラマのロケ地にも選ばれています。

「君の膵臓をたべたい」のオープニングシーンに登場することで有名になりました。

ほか、「人生の約束」「真白の恋」「僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンが美味い。」「ナラタージュ」です。

映画ファンやロケ地巡りが好きな方には、ぜひ訪れてほしいスポットです。


君の膵臓をたべたいのロケ地「新湊・内川」近くの道の駅カモンパーク新湊


道の駅カモンパーク新湊の外観

富山県射水市にある「道の駅カモンパーク新湊」は、新湊・内川まで車で約9分とアクセス良好です。

飲食店や販売店が併設されており、冷凍品や干物などのお土産も取り扱っています。

近くには、深夜も営業している銭湯「天然温泉 海王」もあり、車中泊旅でも安心です。

国道8号線からのアクセス可能で、移動も非常に楽です。

駐車場は非常に広く、駐車には苦労しないでしょう。

飲食施設「いみずキッチン」は18時30分ラストオーダーとやや早めの閉店なので、夕食の時間に注意が必要です。

スーパーは、やや距離がありますが、22時まで営業している店舗もあるので、事前に調べておくと安心です。


道の駅カモンパーク新湊
住所:富山県射水市鏡宮296
駐車場の台数・広さ:普通車161台
車中泊:可
アクセス:新湊・内川から約9分
詳細はこちら▷道の駅カモンパーク新湊



ロケ地紹介:新湊大橋


新湊大橋の全貌

「君の膵臓をたべたい」では、新湊大橋を背景に花火が打ち上げられる感動的なシーンが描かれました。

航海訓練船「海王丸」

近くには、航海訓練船「海王丸」が係留されており、まるで海の貴婦人のような美しい姿が魅力です。

イベント日に開催される「総帆展帆」では、29枚すべての帆を張った壮観な海王丸がみられます。

詳細はこちら▷とやま観光ナビ

最寄りの道の駅は、道の駅カモンパーク新湊まで車で約21分です。


ゆるゆり


漫画、アニメの紹介


私は最近まで知らなかったのですが、若い世代に人気のアニメ「ゆるゆり」。

その舞台は富山県高岡市です。

時々その周辺市町村の風景も登場します。

物語は、七森中学校に通う女子4人の、日常と百合要素を交えた学園生活を描いています。

なぜ高岡市が舞台になったのかというと、作者のなもり先生が高岡市出身ということが背景にあります。

アニメ化にあたっては、地元の風景が数多く作品に反映されています。

実は富山県内でこのアニメを見ることができないという悲しい現実がありましたが、最近ではようやく地上波で視聴可能になったそうです。

ロケ地紹介:自家焙煎珈琲 らんぶる


自家焙煎珈琲 らんぶるの外観

なんと、じゃらんでも「ゆるゆり」の劇場版に登場した喫茶店として紹介されていました。

店内には、ファンが寄贈した同人誌の観光ガイドやグッズが置かれています。

もちろんコーヒーの味も絶品とのこと。

私が訪れた日はあいにくの定休日でした。残念。

最寄りの道の駅は、道の駅 万葉の里まで車で約10分です。


ロケ地紹介:赤祖父神社


赤祖父神社の入り口

「ゆるゆり さん☆ハイ!」第3期7話に登場する神社のモデルとされています。

登場人物の「あかり」と「ちなつ」が訪れ、お願い事をするシーンに登場します。

完全に一致しているわけではないものの、雰囲気はかなり忠実に再現されています。

ロケ地紹介:高岡駅


高岡駅構内

この作品に登場する高岡駅は、「ほしのふるまち」に登場する旧駅舎とは違い、現在の高岡駅の姿が使われています。

改札口を出たところにある待合スペースは、現在の高岡駅そのまま。

また、駅周辺の風景も丁寧に再現されており、「高岡駅周辺ガイド」としても活用できそうなほどです。

最寄りの道の駅は「道の駅 万葉の里高岡」まで車で10分です。


ロケ地紹介:古城公園


古城公園内

ゆるゆりには、古城公園のシーンがいくつも登場します。

中でも有名なのが、お濠の噴水シーン。

作中では前田利長像もちらりと映ります。

前田利長像

シーンは実際の風景を丁寧に再現しており、まるで古城公園ガイドのような完成度です。

物語ではお花見の場面として登場しましたが、古城公園は桜の名所としても有名です。

最寄りの道の駅は「道の駅 万葉の里高岡」まで車で10分で行けます。



桜の名所についてはこちら

※今回紹介した車中泊スポットは「車中泊禁止」などの掲示はありませんでしたが、車中泊する際には現地の表示やホームページなどを確認して、マナーを守って利用しましょう。

能登の車中泊サラリーマン

能登地方を拠点として活動している50代男性。 普段はサラリーマンとしてとある能登地方の企業に籍を置いています。 自宅はあるものの、6カ月以上車中泊で生活していております。 私が車中泊を続ける目的は、度重なる災害で車中泊を余儀なくされた場合に備え、出来るだけ快適に過ごせるノウハウを蓄積することです。