ビーナスライン

元ツアコンが教える、キャンピングカーで行きたい絶景ドライブルート8選!



キャンピングカーやバンの旅は、都会よりもドライブしやすい郊外がおすすめ!

ドライブの後は地元で有名な温泉につかったり、オートキャンプ場でのんびりしたり、キャンピングカーならではの旅を楽しみましょう。

今回は旅行会社のツアーコンダクターを長年勤めた経験から、キャンピングカーやバンライフにおすすめの全国のドライブルートをご紹介します。

目次

おすすめドライブルート① 美瑛&富良野(北海道)


北海道の広くなだらかな丘

自然ゆたかな北海道。まっすぐな道が多く、ドライブしやすいのが特徴です。

なかでも観光しながらドライブを楽しむなら、北海道のほぼ中央にある美瑛・富良野エリアがおすすめ!

広くなだらかな丘が続くこの辺りには、「ケンとメリーの木」「セブンスターの木」など、かつてCMやドラマ撮影で使われたスポットが点在しています。

さらに、近年人気の「白金青い池」があるのもこのエリア。太陽光の影響で池の青さが変わるため、晴れた日にはより神秘的に輝きます!

美瑛・富良野の花畑

ベストシーズンは、花が咲き誇る7月~8月。

美瑛・富良野にはいくつもの花畑があるので、キャンピングカーでドライブしながら立ち寄ってみましょう。

散歩しながら食べる、ラベンダーやメロンのソフトクリームは格別ですよ。

美瑛・富良野周辺の温泉


町の東側にそびえる十勝岳の麓にあるのは、源泉かけ流しの温泉を楽しめる「吹上温泉」「湯元白金温泉」

絶景ドライブを堪能したあとは、ゆったりと温泉につかってください。

美瑛・富良野周辺のRVパーク・オートキャンプ場




・滝里湖オートキャンプ場
住所:北海道芦別市滝里町288番地
HPはこちら

・上富良野日の出公園オートキャンプ場
住所:北海道空知郡上富良野町東2線北27号
公式サイトはこちら

・星に手のとどく丘キャンプ場
住所:北海道空知郡中富良野町ベベルイ
公式サイトはこちら

おすすめドライブルート② 奥入瀬渓流(青森県)


奥入瀬(おいらせ)渓流

十和田湖から流れ出る奥入瀬(おいらせ)渓流。

14.5キロあるこの川には、いくつもの滝や清流などのビュースポットがあります。

ドライブしながら見どころに立ち寄ったり、ハイキングコースを歩いたりと、1日かけて自然を満喫できますよ。

奥入瀬(おいらせ)渓流ハイキングコース

春は新緑、夏は爽やかな緑、秋は紅葉と、季節ごとに彩りが変化します。ですが、秋は特に人気のためとても混雑するので要注意。

のんびりとキャンピングカー旅行を楽しみたい方は、混雑の時期は避けるのがおすすめです!

奥入瀬渓流周辺の温泉


東北地方は昔ながらの風情ある温泉がたくさんあるエリア。

奥入瀬渓流をドライブした後の入浴は、千年の歴史を持つ「蔦温泉」や湯治場として栄えた「酸ヶ湯温泉」がおすすめです。

奥入瀬渓流周辺のRVパーク・オートキャンプ場




・十和田湖生出(おいで)キャンプ場
住所:青森県十和田市大字奥瀬字十和田湖畔休屋486
公式サイトはこちら

・十和田湖市営樽部キャンプ場
住所:青森県十和田市奥瀬十和田湖畔宇樽部
紹介HPはこちら

おすすめドライブルート③ 磐梯吾妻スカイラインと五色沼(福島県)


磐梯吾妻スカイライン

磐梯吾妻スカイラインは全長28.7キロの山岳道路。

吾妻連峰を縫うように走るこのドライブコースには、ビューポイントがいくつかあり、途中でキャンピングカーを駐車し、のんびり絶景を眺めることもできます。

中間地点にある浄土平を起点にすれば、高山植物の観察や登山も楽しめます。

ただし通行できるのは4月上旬~11月中旬まで。冬季は通行止めにご注意ください。

五色沼

磐梯吾妻スカイラインと一緒に訪れたいのが、裏磐梯と呼ばれるエリアにある「五色沼」。2016年にはミシュラン・グリーンガイド1つ星に認定された、大小様々な湖沼群です。

「五色」という名の由来は、時間帯や天候によって見える色が変わること。5つの沼という意味ではなく、数としてはたくさんの沼があります。

一番大きな毘沙門沼はキャンピングカーでもアクセス可能ですが、小さな湖沼群には歩いて向かいましょう。

全長3.6キロ、片道約1時間30分の五色沼自然探勝路からは、いくつもの小さな沼を見ることができます。

磐梯吾妻スカイライン・五色沼周辺の温泉


温泉は桧原湖周辺に集中しています。明るいうちに立ち寄れば、湖を眺めながらの入浴もできますよ!

磐梯吾妻スカイライン・五色沼周辺のRVパーク、オートキャンプ場




・こたかもりオートキャンプ場
住所:福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字曽原山1096
公式サイトはこちら

・檜原西湖畔オートキャンプ場
住所:福島県耶麻郡北塩原村大字桧原南黄連沢山1157-31
公式サイトはこちら

・曽原湖オートキャンプ場
住所:福島県耶麻郡北塩原村檜原字曽原山1096-332
公式サイトはこちら

おすすめドライブルート④ 千里浜なぎさドライブウェイ(石川県)


千里浜なぎさドライブウェイ

石川県にある千里浜なぎさドライブウェイは、全国でも珍しい「砂の上を走る」全長約8キロの自動車道。

海岸が近いため、まるで海の上を走っているような感覚になります。

砂浜といえば、サラサラの砂を思い浮かべますが、ここの砂は粒子が細かくてカチカチ。大きくて重いキャンピングカーでも砂に埋まることはありません。

ツアーの仕事をしていた時には、大型バスで通ったこともあるくらい頑丈な砂の道路です。

千里浜なぎさドライブウェイの砂浜

途中キャンピングカーから降りて、海岸で遊ぶこともできます。天候等によって走れない場合もあるのでご注意ください。

千里浜なぎさドライブウェイ周辺の温泉


石川県の温泉地といえば1200年の歴史をもつ「和倉温泉」。千里浜なぎさドライブウェイから車で約40分の距離にある、海沿いの温泉地です。

いくつもの宿があるので、お気に入りの日帰り入浴施設を探すのも楽しみの一つです。

千里浜なぎさドライブウェイ周辺のRVパーク・オートキャンプ場




・休暇村能登千里浜
住所:石川県羽咋市羽咋町オ70
公式サイトはこちら

・大島キャンプ場
住所:石川県羽咋郡志賀町大島11字1-40
公式サイトはこちら

・うみっこランド七塚 キャンプ場
住所:石川県かほく市白尾1-3
紹介HPはこちら

おすすめドライブルート⑤ 志賀草津高原ルート(長野・群馬県)


上信越高原国立公園

長野県と群馬県にまたがる上信越高原国立公園。

いくつもの湿原や池、緑の広がるこの地を通りぬけるのが「志賀草津高原ルート」です。

キャンピングカーでドライブしながら展望スポットや、散策路をめぐってみましょう。

横手山スカイレーターの下り

中でも私のおすすめは「横手山スカイレーター」(写真は下り)。

大自然の中にあるエスカレーターとサマーリフトを乗り継げば、標高2,307メートルの横手山山頂まで気軽に行くことができます。

ドライブルートの標高もさることながら、さらに高い場所へ上がると、とっても気持ちが良いですよ。

冬季は雪深く、一部閉鎖になり全線通行できませんので要注意。また、夏でも標高が高く涼しいので、上着も持って行きましょう。

志賀草津高原ルート周辺の温泉


志賀草津高原ルート周辺は日本でも有名な温泉スポット!「草津温泉」「万座温泉」「渋温泉」「湯田中温泉」など、濃くてにおいの強い湯を満喫できます。

草津温泉は温泉街が大きいので、散策にもぴったりです!

乳白色の「万座温泉」は一部に混浴風呂があるので、家族で楽しみたい時にも便利ですし、「渋温泉」は湯めぐり手形を使った湯めぐりを楽しめます。

さくっと湯に浸かりたい時には湯田中駅前にある「楓の湯」がおすすめです。

志賀草津高原ルート周辺のRVパーク、オートキャンプ場




・北信濃ふるさとの森文化公園
住所:長野県中野市七瀬
公式サイトはこちら

・山田牧場キャンプ場
住所:長野県上高井郡高山村大字奥山田3598
紹介HPはこちら

・暮坂高原オートキャンプ場
住所:群馬県吾妻郡中之条町入山4049-67
公式サイトはこちら

おすすめドライブルート⑥ ビーナスライン(長野県)


ビーナスライン

長野県にあるビーナスラインは、四季折々の良さを感じられる全長76キロのドライブルート。

6月の新緑から、10月の紅葉までが見ごろです。なかでも7月のニッコウキスゲが咲き誇る頃は、大渋滞になるほどの人気。

所々にキャンピングカーも停車できる休憩所や、展望スポットがあるので、景色を眺めながらドライブを楽しめます。

八島ヶ原湿原

高山植物を愛でながら自然の中を散策したい方は、「八島ヶ原湿原」「車山湿原」へ。

高原の爽やかな風を感じながらの散策は格別です。

現代アートに興味のある方は「美ヶ原高原美術館」もおすすめです。

野外に展示された立体オブジェは大迫力!他では見ることができない作品が目白押しです。

ビーナスライン周辺の温泉


残念ながらビーナスライン周辺に温泉地はありません。

少し足を伸ばし、白樺湖周辺や諏訪湖周辺に行くと、いくつかの温泉が見つかるのでそちらのご利用をおすすめします。

ビーナスライン周辺のRVパーク・オートキャンプ場




・池の平ファミリーランド・オートキャンプ場
住所:長野県北佐久郡立科町芦田八ケ野1596
公式サイトはこちら

・ミヤシタヒルズオートキャンプ場
住所:長野県小県郡長和町和田5101
公式サイトはこちら

・三城いこいの広場
住所:長野県松本市入山辺8961
公式サイトはこちら

おすすめドライブルート⑦ 白山白川郷ホワイトロード(岐阜県)


白山白川郷ホワイトロードの滝

白山国立公園を通り抜ける「白山白川郷ホワイトロード」は、岐阜県北部の白川郷から、石川県へ通り抜けることができます。

秋の紅葉が特に人気です。もちろん景色だけ楽しんで、同じ道を戻ることもできます。

山々の絶景だけでなく大小様々な滝があり、ドライブしながら立ち寄れる場所もあります。冬は雪のため閉鎖されます。

白川郷

白山白川郷ホワイトロードの起点となる「白川郷」は、昔ながらの合掌集落が立ち並ぶ観光地。

まるで昔ばなしの世界にタイムスリップしたような気分にひたれます。

大型の駐車場にはキャンピングカーも駐車できるので、ドライブがてら立ち寄ってみて下さいね。

白川郷周辺の温泉


白川郷にある「天然温泉白川郷の湯」で日帰り入浴を楽しめます。最終受付21時と遅くまで入れるのも魅力です。

白川白川郷ホワイトロード周辺のRVパーク・オートキャンプ場




・さくら街道白川郷ひらせ温泉キャンプサイト
住所:岐阜県大野郡白川村平瀬303
紹介HPはこちら

・白山吉野オートキャンプ場
住所:石川県白山市吉野ト92-5
公式サイトはこちら

おすすめドライブルート⑧ しまなみ海道(広島~愛媛県)


しまなみ海道

広島と愛媛を結ぶ「しまなみ海道」は、瀬戸内海に浮かぶ島々を経由する全長60キロの自動車道。

キャンピングカーも余裕で走れる整備された道路からは、大小の島々や行き交う船など、海の景色を堪能できます。

道路沿いには自転車道も整備され、サイクリストの聖地としても有名です。

ドライブの途中で通る島にも立ち寄ってみましょう。大三島にあるパワースポット「大山祇(おおやまづみ)神社 」や、生口島にある尾道生まれの日本画家「平山郁夫美術館」など観光スポットも充実していますよ。

しまなみ海道周辺の温泉


道後温泉

尾道や今治にも温泉はありますが、おすすめは少し足を伸ばしたところにある「道後温泉」

なかでも国の重要文化財でありながら、日帰り入浴を楽しめる「道後温泉本館」は、一見の価値があります。

温泉のみ、温泉+休憩などランクがあり、それにより値段が異なります。近年、新しい施設として「飛鳥乃湯」や「椿の湯」も新設されました。

すでに本館に入ったことがある、という方は新館へどうぞ。

しまなみ海道周辺のRVパーク・オートキャンプ場




・RVパークしまなみ海道大三島
住所:愛媛県今治市上浦町井口7340-1
公式サイトはこちら

・多々羅キャンプ場
住所:今治市上浦町井口7523番地
公式サイトはこちら

まとめ


夕日をバックにしたバン

今回は、キャンピングカーにおすすめのドライブルートをご紹介しました。

絶景を楽しみながら、温泉につかり、RVパークでのんびりなんて、今の時代にぴったりですね!

ぜひ今回の記事を参考に、色々なドライブルートを巡ってみてください。