北海道旅行なら断然レンタルキャンピングカーがおすすめ!!
せっかく北海道旅行をするなら季節を問わず快適に楽しみたいものです。
土地面積が広い北海道での観光旅行にはレンタカーが欠かせません。
軽自動車からワゴン車まで、レンタカー各社がさまざまなサイズやタイプのレンタカーを用意しています。
そんな中、北海道に住んでいる筆者としてはキャンピングカーのレンタルがおすすめ。
本記事では、北海道で簡単にキャンピングカーを借りられるのか、キャンピングカーによる北海道旅行のメリットはどんなものか、などについて紹介していきたいと思います。
目次
空港で気軽にレンタルできるキャンピングカー
本州方面から北海道へ来る際のメインの移動方法は飛行機だと思います。
道内には9カ所の空港がありますが、そのほとんどの空港でキャンピングカーをレンタルすることができます。
メインの空の玄関口である千歳空港はもちろん、地方空港でもレンタルキャンピングカーの受け渡しのための無料送迎や配車のシステムがあり、飛行機を降りてすぐにキャンピングカーが使えます。
キャンピングカーのレンタル料金はワゴン車と比較すると高いです。
でも、キャンピングカーで車中泊するとホテルや旅館の宿泊料がかかりません。
普通車のレンタカーだと、車のレンタル費用+宿泊施設の料金。
しかも、ホテルや旅館などを利用すると宿泊人数分の料金が必要ですが、キャンピングカーなら車両のレンタル代金だけなので、人数が多いほど1人当たりの実質的な宿泊費用が安くなります。
家族旅行など複数で道内を移動するなら、レンタルキャンピングカーはコスパがいいと言えるでしょう。
キャンピングカーでの宿泊は、道内各地に車中泊ができる道の駅もあります。(道の駅全てではないので、各施設の方へ確認をしてください。)
シャワーや車両のサブバッテリーに充電できる設備のあるRVパークも増えています。
事前に行きたい場所に合った車中泊スポットを調べておくといいでしょう。
車中泊だと温泉を楽しめないと思う人がいるかもしれません。
ですが、日帰り入浴サービスを利用すればリーズナブルに高級旅館の温泉に入ることもできます。
キャンピングカーは普通免許で運転できる車両がほとんど。
トラックベースのキャブコンはボディが大きく見えますが、全長は一般的なワゴン車と大差ありません。
筆者もキャブコンに乗っていますが、視界が良い分スムーズに運転ができると感じています。
もしも大きい車両の運転に不安を感じるようであれば、バンコンや軽キャンピングカーなど、それぞれの運転技術や乗車人数に合わせて車両を選ぶこともできます。
そもそも北海道の道路は、積雪に備えて路側帯が大きく設置されている場合が多く走りやすいので、それほど不便なく運転できるのではないでしょうか。
ただし、北海道では直線道路が多いため、スピードの出し過ぎによる死亡事故が多く発生しています。
この点は注意が必要です。
北海道ならではの不便さもキャンピングカーで解決
広い北海道で予定変更も自由
北海道の土地面積は約83.424㎢。
日本の都道府県で広さ第1位を誇ります。
直線距離で東西に約500km(松前港から 知床岬まで)、南北に約400km(宗谷岬から襟裳岬まで)あり、主要な都市間も長距離移動となります。
車で長時間をかけて移動する際に、室内が広いキャンピングカーであれば快適であることは言うまでもありません。
道外の友人が北海道に遊びに来るときに、「旭山動物園(旭川市)に行って、小樽運河(小樽市)を散策して函館山(函館市)の夜景を観たい!」「世界遺産の知床にも行きたい!
冬に行くなら流氷まで足を伸ばしたい!」というリクエストをしてくることがあります。
この話を北海道民が聞くと、「いったい何泊の予定で来るつもり?」と思うことが多いです。
想像以上に北海道は広いです。
千歳空港を起点に考えると知床までは300kmを超える距離。
東京から新潟や愛知県まで行ける距離に相当します。
運転していて途中で疲れたと思っても、宿を予約していたら無理をしてでもそこまでたどり着かなくてはいけません。
キャンピングカーなら予定変更も自由。
急きょ近場の車中泊できる道の駅などを探してそこに泊まることもできます。
トイレの心配もなし
長い距離を移動することになる北海道。
地方に行くと大手全国チェーンのコンビニが少なくなりローカルコンビニチェーンのセイコーマートが多くなります。
しかし、セイコーマート(通称セコマ)は、札幌市内でも24時間営業ではない店舗が多く、夜間には営業していない場合があります。
そうなると普通車のレンタカーだと困るのがトイレ。
ちょっとコンビニでトイレを借りたいと思っても、店が閉まっていて使えないことを想定しておかないといけません。
道内の道の駅127カ所を加えても、北海道の夜間のトイレ環境は万全とは言い難いです。
しかし、トイレ付のキャンピングカーであれば、車内で済ませられます。
特に小さな子どもはトイレに行きたいと思ってから我慢できる時間が短いので、車内にトイレが設置されていると安心感がありますよね。
車中泊時の夜中など車外に出る必要がないので防犯面でもおすすめです。
寒さだけでなく、実は夏暑い北海道にも対応
道外の方はあまり知らない事実だと思いますが、北海道では冷房を完備していない宿泊施設が少なくありません。
道東地方は8月の平均気温が20℃に届かず涼しいと思われがちですが、2022年7月には過去最高気温の33℃を記録するなど暑い日がまったくないわけではないです。
筆者が根室市に夏に訪問した際にも30℃を超える気温で扇風機しかない宿泊施設で寝苦しい思いをした経験があります。
北海道にも冷房が必要なのだと感じた出来事でした。
また冬場の北海道を観光するなら極寒に備える必要があります。
ちょっとした休憩で車外に出るだけでも北海道はかなり寒さを感じます。
観光地では、防寒服などに加え、停車中でも暖房を使用して体を冷やさないようにすれば、より快適に散策を楽しむことができます。
暑いときや寒いとき、エンジン停止時でも車内の温度を自由に設定できる冷暖房完備のキャンピングカーはおすすめです。