レンタカーで車中泊はできる?必要な装備と注意点

【体験談】レンタカーで車中泊はできるのか?必要な装備と注意点



レンタカーで車中泊を体験してわかった最低限の荷物と注意点

先日沖縄に行く際に安いレンタカーを探していたら、価格の安い順のトップに出てきたのがニッサン クリッパーだった。

ニッサン クリッパーはスズキ エブリイのOEM車で、エブリイといえば軽キャンパーや軽車中泊仕様車のベース車両の代表格の一つだ。

また、後部座席をたためば荷室は広く平らで寝るのに十分な長さの空間が出来上がるので、特に手を加えなくてもマットなどを敷く程度で十分快適に寝ることができる。

軽自動車 レンタカーで車中泊 必要な装備 注意点

そこで、当初は全く予定していなかったのだが、旅の行程のうちの一泊はこのレンタカーを宿代わりにし、これまであまり行く機会のなかった方面で夜を明かしてみることにした。

レンタカーで車中泊をする際に向いた車種や、どんな物を用意したら良いのか、どんなことに注意したら良いかなどをまとめてみたので、レンタカーで車中泊はできるのか不安に思っている人や、まるでそんな発想のなかった人の参考になればと思う。

レンタカーで車中泊をする理由

レンタカーで車中泊 必要な装備 注意点

私がレンタカーで車中泊をするのは今回が初めてではなく、実はかなり昔から何度か経験している。

学生時代は目的の山の登り口まではヒッチハイク+時々鉄道やバスなどで移動しておきながら、その場のノリで合宿の後(山に登った後)に旅先で急遽数人でレンタカーを借りて旅を続けることにし、せっかく雨風凌げる動く箱を借りたのだからと、赤いマツダ ファミリア(2ドアハッチバック)の中で3人寝たり、40系ハイエースの中に6人寝たりなど、少々無茶苦茶なこともしてきた。

その後、大人になってからはそんな無茶なことはしていないが、たまにレンタカーで車中泊をすることがある。

しかし、例えば10日間程度の旅だったとして、レンタカーの中で寝るのは多くてもそのうちのせいぜい2・3泊程度だ。

その理由も含め、最初にお断りしておきたいことがある。

まずは、この記事はキャンピングカー(宿泊することを目的にした車種)以外のレンタカーで積極的に車中泊をすることを薦めしようという意図で書いているわけではないことだ。

私も自分のクルマの中で寝ることを楽しく感じるし、楽しく快適に過ごせるように自分のクルマの内装や装備にはそれなりに工夫を凝らしてはいる。

キャンプ場 レンタカーで車中泊 必要な装備 注意点

しかし、場所をわきまえてキャンプのような楽しみ方をすることもあるが、通常私にとっての車中泊はそれ自体が目的ではなく、手段だ。

長距離を移動していて睡眠が必要になり、道の駅の駐車場や高速のSAを利用させてもらうことはあるが、クルマの中で寝食を楽しむこと自体を目的に道の駅などに向かうようなことを私はしたことがない。

「車中泊とはこういうことだ」などと主張するつもりなど毛頭ないので誤解しないでいただきたいのだが、そんな私がレンタカーで車中泊をする理由も、近くに宿がないような場所やテントを張れるところのないような場所で宿泊したい(宿泊というよりそんな場所で夜を明かしたいという程度)とか、早朝からしたいことがあるからなどだ。

駐車場 レンタカーで車中泊 必要な装備 注意点

「10日間程度の旅だったとして、レンタカーの中で寝るのは多くてもそのうちのせいぜい2・3泊程度」となる理由もそんなところにある。

そして、当たり前だけどお金を払っているとはいえ、レンタカーは借り物だ。

車内を汚したり傷めたりしないように注意する必要がある。

最悪火災などの事故を起こす可能性もあるので、キャンピングカーではないレンタカーの車内で料理を楽しもうなどといったことも考えないほうが良いと思う(個人的な意見は「すべきでない」だが)。

この記事では、ある意味エマージェンシーの寝床に近い形でのレンタカーの活用方法についてお話ししようと思うので、車中泊自体を楽しむためにレンタカーを借りましょうと言いたいのではないことを前提にお読みいただきたいと思う。

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