車中泊
【経験談】ジープ・ラングラーで車中泊するためにルーフテントを買ってみた

ルーフテントを実際に買って使って感じたメリット・デメリット
私は国産SUVのハリアー1台でアウトドアや車中泊を楽しんでいましたが、この度車を買い替えることに。
購入したのはクライスラー社のジープ・ラングラー。
ラングラーの購入に併せて、車の屋根に載せるだけで車中泊用のベッドになるルーフテント(ルーフトップテント)を購入・設置しました。
ワンボックスのバンやミニバンではないSUVで車中泊しようとすると車内にベッドキットを据え付けられないということもよくありますが、ルーフテントなら手軽に就寝スペースを作れます。
この記事ではジープ・ラングラーにルーフテントを付けて車中泊してみた感想を述べたいと思います。
ちゃんと寝られる?価格は?実際に購入して使ってみて感じたメリット、デメリットは?
ジープ・ラングラーに限らず、ルーフテントでの車中泊に興味がある人の参考になると思います。
以前の記事はこちら▷国産SUV・新型ハリアーで車中泊ができるのか試してみた!
ジープ・ラングラーにルーフテントを設置

ルーフテントを取り付けた車両はクライスラー社のジープ・ラングラー、排気量は3.6L、2018年式の中古車。
総額570万円程で購入しました。
ジープ・ラングラー参考情報
・シート列数:2
・乗車定員:5名
・ミッション:マニュアル
・最小回転半径:6.2m
・全長×全幅×全高:4.87m×1.9m×1.84m
・ホイールベース:3.01m
・前トレッド、後トレッド:1.6m/1.6m
車両重量:1,980kg
車両総重量:2,255kg
最低地上高:0.2m
↑の参考情報はあくまでノーマル状態のもの。
私が買った車両はカスタムされていて寸法が変わっています。
全長は同じですが、全幅は1.9mから2.1mへ。
全高は1.84mから2.4mになっています。
ラングラーは比較的カスタム車両が多いので、中古車購入時は買おうとしている車の実寸を確認したほうがいいでしょう。
ジープ・ラングラーの特徴

ジープ・ラングラーは2018年11月にフルモデルチェンジされ、それ以前のモデルはJKラングラーと呼ばれ、以降はJL ラングラーと呼ばれています。
2018年の発売時は3.6Lのみでしたが、2019年より2.0Lモデルが追加されました。
※現在3.6Lモデルの新車製造は廃止されています。
中古車を選択する際、”JKモデル”か”JLモデル”か。また、3.6Lか2.0Lで悩みました。
さまざまな車両の価格を比較してみると、JKモデルは300~400万円、JLモデル3.6Lは500万円から、JLモデル2.0Lは600万円以上で良い状態の車両が見受けられました。
個人的な感想ですがリセールを考えるとJKよりもJLモデル、さらには2.0Lがおすすめです。
私は予算と好みで3.6Lにしました。
ルーフテントを導入した理由

以前乗っていたハリアーでは、主にツールームテントでキャンプを楽しんでいました。
広さも見た目も十分満足のいくテントでしたが、設営と撤収に時間や手間がかかることから、車両買い替えのタイミングでルーフテントを購入することにしました。
ルーフテントの種類
ルーフテントのカバーには”ソフトシェル”と”ハードシェル”と呼ばれる大きく2つのタイプがあり、その違いは収納時に使用するカバーが柔らかいか硬いかです。
ソフトシェルの場合は20万円程から購入可能ですが、ハードシェルの場合は50万円を超える製品が多いです。
またルーフテントの形は大きく3種類あります。
シェル型

側面が三角形タイプのルーフテント。
テント型
テントをそのまま屋根に乗せるイメージです。
タワー型
上下に伸び縮みできる長方形タイプのテント。
どの製品も展開・収納がラクに行えるのが特徴です。
車内のサイズ、製品サイズを適切に選べばソロ~4人程度のファミリーキャンプも可能。
デザインや形もいろいろあるので、自分の好みに合ったルーフテントを選ぶと良いでしょう。
購入したルーフテントはiKaMPER Skycamp2.0

・品名:iKaMPER Skycamp2.0
・定価:¥480,000(税込)
・重量:62kg
・テント耐荷量:408kg
・人数:3〜4人
・レインフライ:ポリ150D PUコーティング
・インナーテント:308gsm TC65/35
現在、中古市場ではほとんど見つけられませんが、ヤフオクやメルカリなどの個人売買サイトなら25万円前後で販売されていることがあります。
私はメルカリにて25万円ほどで購入しました。
なぜiKaMPER Skycamp2.0を選択したのか

元々ソフトシェルかハードシェルかという点では、雨風に強いという点でハードシェルを考えていました。
それ以外の決め手は、やはり口コミです。
instagramのキャンプ繋がりで付き合いのある方々にさまざまなご意見を頂いた結果、ikamper製品がおすすめという声が多かったため決めました。
ikamper製品にはいくつも種類があります。
その中で候補にしたのは、いちばん新しいテントのSKYCAMP 3.0 :: iKaMPER JAPAN WEED。
定価で667,700円、中古で探してもどれも400,000円以上。しかも販売中のものを見つけられませんでした。
そこで、費用も抑えられて性能も大きく変わらないと思われる一つ前の型のiKaMPER Skycamp2.0を最終候補に。
中古で比較的状態が良さそうなiKaMPER Skycamp2.0を探しているうちに、たまたま出品されたものを購入しました。
ルーフテントの取り付けは
一般的にルーフテントの取り付けは、カー用品店などでは5~6万円程で頼めるようです。
私の場合は、ジープ・ラングラーを購入した車屋さんがサービスで取り付けてくれました。
年越しキャンプで初使用してわかったルーフテントのメリットとデメリット
今回、2024年末から新年にかけて年越しキャンプをしようと息子と義理の兄の3人で館山サザンビレッジキャンプ場を訪れました。
海が目の前に見えるサイトを利用しましたが、あいにくの強風。
多くの方が強風でテントの設営に手間取っている中、私たちのルーフテントは2~3分で設営完了したので、このとき初めてルーフテントのメリットを感じました。
以下で、実際に使ってみてわかったルーフテントのメリットとデメリットを紹介します。
メリット①設営、撤収の手間がない

先ほど触れましたが、やはりいちばんのメリットは設営と撤収の簡単さです。
それまで強風や雨など天候不良の際に、テントの設営撤収がものすごくストレスになった経験が何度もありました。
ですが、ルーフテントではそのストレスを一切感じませんでした。
① ルーフテントのカギを開ける
② ハードシェルを持ち上げて開く
③ 梯子を引っ張る。
たったの3ステップで設営完了。
ものの2~3分でできてしまうのは本当に魅力です。
メリット②テントからの眺めが最高

ルーフテントの上からだと先の海まで見渡せる
ルーフテント特有の高い視点から景色を見渡せる点も魅力の一つ。
また、景色を楽しみながら多くのテントを見下ろせるのも、普段とは違ったかんじでおもしろかったです。
メリット③テント内は意外に広い

3番目は広さです。
広さは使用するルーフテントや車のサイズにもよって大きく変わる点かもしれません。
ikamper Skycamp2.0サイズのルーフテントなら、子どもが大きくなければ4人家族でも就寝には十分なスペースがあると感じました。
暖房器具を置いても広々!
デメリット①ルーフテント設営後は車を移動しにくい

次に使ってみて感じたデメリットも述べておきます。
いちばんデメリットに感じた点は、ルーフテントは一度設営したら車を移動しようとする際に面倒なことです。
車のそばにテントを張ってキャンプしていた頃は、テント設営後に温泉へ行ったり、釣りに行ったりと車を使って移動することが多かったのですが、ルーフテントの場合、設営した後に車で移動しようとする度に閉じなければなりません。
これはとても手間がかかります。
したがって大体が徒歩移動か同行者の車での移動になるので不便だなと感じました。
釣りをする私にとっては、車中泊場所選びが制限されることにも繋がるので、その点は不満です。
デメリット②風の影響を受ける
2番目のデメリットは風による揺れです。
ルーフテントは車の屋根の上にポツンと立つので、風の影響を受けやすいと感じました。
今回たまたま強風の日に当たりましたが、風がテントに当たり、テント生地がバタバタして終始大きな音が出ていました。
また、風に煽られた車体&テントが揺れる感じもあるので、慣れない人がいるかもしれません。
私と息子は普段船釣りをするので揺れには強く、それもまた楽しみのうちという気持ちでした。
まとめ
今回はジープ・ラングラーで車中泊するために、なぜルーフテントを購入したのか、どの製品を買ったのか、使ってみてどうだったかを紹介しました。
個人的な感想ですが、ルーフテントを購入して使用した結果はとても満足のいくもので、ソロキャンプからファミリーキャンプまで自信を持っておすすめできます。
ただし、ルーフテントの設営や撤収はとても簡単で車中泊するのに便利ですが、道の駅など使用が制限される場所もあるので、自分がどういうところで車中泊したいかも考えつつ購入を検討してもらえればと思います。