キャンピングカー
【取材】クーラー付きで約357万円。2025年発売の軽キャンピングカー・Tavo
軽キャンピングカー1台で普段乗りも車中泊もこなしたい。
買い物や通勤、家族での移動もするとなると、外観は軽バンや軽ワゴンそのままのバンコンタイプが使いやすい。
でもしっかり車中泊ができるベッドも欲しいし、ここ数年の猛暑を考えると軽キャンピングカーでも就寝時にエンジンを止めた状態で使えるクーラーは必須。
そこで紹介したいのが、キャンパー鹿児島から2025年に発売されたTavo(タボ)。
見た目は普通の軽バン。
車中泊用クーラー・リチウムバッテリーシステム標準装備で約357万円。
キャンパー鹿児島・製造部部長の新元雄志さん(以下、新元さん)に取材できたので、くわしく解説します。
車中泊用クーラー標準装備で低価格な軽キャンピングカー

キャンパー鹿児島のTavo(タボ)は2025年に新発売の新しい軽キャンピングカー。
ベース車はトヨタ・ピクシス バン(ダイハツ「ハイゼットカーゴ」のOEM車)です。
キャンパー鹿児島はキャンピングカー室内の家具のクオリティにこだわるキャンピングカービルダー(メーカー)ですが、Tavoも同様で同社の家具職人によって質の高い家具類が組み込まれています。

さらに「Tavoは夏場の過ごしやすさを考慮して、車中泊用クーラーを標準装備しています。最近は、軽自動車ベースのキャンピングカーでも400万円台のモデルも珍しくないですが、クーラー付きでもできるかぎり価格を抑えたものを提供したいということで356万8,000円からという設定にしています」(新元さん)
調べてみましたが、車中泊用クーラー標準装備でTavoより安い軽キャンピングカーは、他のビルダーで1モデル程度しか見当たりません。
クーラー標準装備で質の高い家具が付いていて、300万円台半ば。
Tavoは、かなりコストパフォーマンスがいい軽キャンピングカーと言えます。
キャンパー鹿児島/Tavo(タボ)
ベース車:トヨタ・ピクシス バン
登録:4ナンバー貨物車
乗車定員:4名(2名就寝)
車輌寸法:長さ3,395×幅1,475×高さ1,890mm
価格:356万8,000円(税込)~
詳細はこちら▷キャンパー鹿児島
外観はトヨタ・ピクシス バンのまま

Tavoは外装には架装を施さないバンコンタイプの軽キャンピングカーなので、見た目はほぼベース車のトヨタ・ピクシス バンと変わらず。

セカンドシートはそのまま残しているので、買い物や家族の送り迎えなど、普段使いもしやすいです。
グレードは、クルーズの2WDと4WDまたはクルーズターボの2WDと4WDから選べます。
ピクシス バンをベース車にしたのは「キャンピングカー仕様に架装しても、車両部分にトヨタの保証が付くから」(新元さん)。
また、見えないところですが「屋根はポリウール、床には断熱塗料を塗布してしっかり断熱加工しています」(新元さん)とのこと。
クーラーの効果を最大限引き出します。
大人2人が寝られるフラットな室内

就寝時は運転席と助手席をいちばん前までスライド。
セカンドシートは折りたたんで、その上にマットを7枚敷き詰めてフラットなベッドを作ります。
就寝スペースは、縦が180弱cm、横が広い方で約130cm、狭い方で93cm。
よほど大柄な人でない限り、1人なら余裕。
2人でも寝られます。
分割マットで車内レイアウトをアレンジできる

就寝スペースがフルフラットになるのは車中泊の必須条件ですが、Tavoは分割式のマットの置き方で、車内のレイアウトを変えられます。
↑はセカンドシートを片方だけ残したパターン。

テーブル使用時はマットを背もたれにして(↑の写真)、座いすのようにすることもできます。
限られたスペースの軽自動車にもかかわらず、寝るだけでなく、食事したりゆったりくつろいだり。
いろんな使い方ができますね。
職人が作った家具類を標準装備

Tavoの大きな特徴の一つが、キャンパー鹿児島の家具職人が製作した家具。

電源類が収まっているキャビネットをはじめ、食器などを掛けられる有孔ボード、木製テーブル、後部頭上に設置されている棚が標準装備されています。

テーブルは取り外し式で車内だけでなく、後部バンパーの上に片側を引っかけて、アウトドアテーブルとしても使えるように工夫された作り。
キャンプ用の小さな折りたたみチェアーを積んでおけば、テーブルを外側に出して車外で食事したりお茶を飲んだりできます。
オートキャンプ場やRVパークで活躍しそうですね。
一晩使用を想定した車中泊用クーラー

そしてTavoの目玉装備と言えるのが車中泊用クーラー(12V)。
サブバッテリーによって稼働するので、エンジンを止めた状態で使えます。
外気温や室内温度によりますが、200Ahリチウムイオンバッテリーで、目安として最長で5~6時間の使用を想定。
なるべく涼しい場所に駐車して扇風機も併用するなど、少し工夫すれば一晩快適に寝られるのではないでしょうか。
充電システムも設置済み

車中泊用クーラーを使うとサブバッテリーの残量がどんどん減って心配になります。
Tavoには、C-TEK走行充電器、外部電源取り込み口が標準装備されているので、運転中に充電できるし、電源のあるRVパークなどでは車外の家庭用コンセントから電気を引き込めます。
サブバッテリーの残量は、後部キャビネットに埋め込まれたサブバッテリーモニターによって一目で確認できるので、充電のタイミングもわかりやすいです。
天井には間接照明付きLEDライト

車中泊の夜、寝るまでの時間を車内で過ごす際に、重要なのが照明器具。
吊り下げ型や置き型のランタンを使うという手もありますが、車内全体をしっかり明るくしてくれる照明も欲しいところ。
その点、Tavoは天井にLEDライト(間接照明付き)が標準装備。
あるとないでは大違い。
快適な時間を過ごせます。
キャンパー鹿児島ってどんなビルダー?
キャンパー鹿児島(双日モビリティ株式会社、本社・鹿児島市)は、トヨタ・ハイエースベースのキャンピングカーを中心に、中型のキャンピングカーや軽キャンピングカーを製作。
社内に家具職人を抱え、ハイクオリティなキャンピングカー用の家具を製作しているほか、最近では当たり前になった家庭用エアコンをバンコンにいち早く導入するなど、使う人の快適性・利便性を考えたキャンピングカーをラインナップしています。
本社は鹿児島ですが、北海道、宮城、千葉、広島、佐賀などに正規代理店や取扱店があるので、日本全国でキャンパー鹿児島のキャンピングカーを購入できます。
キャンパー鹿児島の正規代理店・取扱店はこちら
あとがき

見た目は普通の軽バンで4人が移動できる。
室内には質の高い車中泊用家具とエンジンを止めた状態で使えるクーラー付き。
普段使いもしやすいのに、夏場でも快適に車中泊!
356万8,000円(税込)~というキャンピングカーとしては、お求めやすい価格設定。
クルマ1台しか持てないけれど、普段使いも車中泊も両立させたい。
Tavoは、そんな人にとって魅力的な選択肢になりそうです。
