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ハイエースで車中泊2年。楽しいクルマ旅のためのコツや気を付けていることを紹介

ハイエースで車中泊2年。楽しいクルマ旅のためのコツや気を付けていることを紹介

自分たちの好きな時間に出発し、目的地に向かい、気軽に宿泊できるのが車中泊の魅力です。

チェックインやチェックアウトの時間に縛られることもなく、旅の途中で予定を変更できる柔軟さも魅力のひとつ。

私たちは、ハイエースを車中泊仕様にDIYして2年。

その中で、周りに迷惑をかけないで車中泊旅をより快適に楽しむために、気をつけたいことやコツを学んできました。

本記事では、そんな私たちの経験をもとに、車中泊を楽しむポイントをご紹介していきます。

車中泊を始めてもう少しで2年


車中泊仕様車のハイエース

私たちが所有しているハイエースは、スーパーGLの特別仕様車「ダークプライムⅡ」(R5年式 2800CC 4WDディーゼル車)。

ハイエースの中では最もコンパクトな標準ボディ・標準ルーフタイプになります。

車両サイズは、全長4,695mm、全幅1,695mm、全高1,980mm。

街乗りでもストレスを感じることがなく、運転しやすいサイズ感なので、2年経った今でも「この選択は正解だった」と感じています。

普段使い(仕事や買い物)もできて、高さ制限にも引っかかりにくいのが大きな魅力。

今では、自分たちで車中泊仕様にDIYし、仕事の合間に夫婦2人で車中泊を楽しんでいます。

車中泊をする前の情報収集が大切


車中泊を快適に楽しむために、まずは出発前に情報収集をします。

そもそも車中泊が可能な場所か確認


車中泊場所の道の駅

現在、ルールを守らない方が増えていることもあり、車中泊を禁止にしている場所もあります。

そのため、車中泊ができる場所なのか、必ず事前に確認するようにしています。

私たちの確認方法は、まずGoogleマップの口コミをチェックすること。

道の駅や高速道路のSA・PAを検索し、「仮眠」や「車中泊」といったキーワードを入力して、最新の口コミを参考にしています。

また、道の駅の場合は現地に着いてから、車中泊禁止の看板がないかの確認も必ずしています。

不安な場合は、直接電話をかけて「車中泊が可能かどうか」の確認するのも、手早くて確実な方法なのでおすすめです。

ストリートビューを利用し、車中泊予定場所をチェック


事前にストリートビューで確認する

Googleマップのストリートビューを活用し、車中泊予定場所の周辺環境を事前にチェックしています。

周囲に何もないような場所は、防犯面でも不安があるため、できるだけ避けるようにしています。

チェックポイント①トイレ


Googleマップの口コミで「トイレ」と検索し、新しい投稿内容を参考にしています。

「きれい」「リニューアルしている」「ウォシュレット付」「温水便座あり」などの情報が書かれている口コミは、とても参考になります。

チェックポイント②道路からの距離


マップを航空写真に切り替えて、駐車場を確認しています。

どのあたりに駐車するか、大まかにイメージできます。

チェックポイント③近くに入浴施設があるか


車中泊旅では、入浴は非常に大事なリフレッシュポイント。

お風呂に入るだけで満足感も上がり、疲れも取れやすくなります。

チェックポイント④買い物ができる場所はあるか


近くにコンビニやスーパーがあると安心です。

急な体調不良や忘れ物があったときでも、薬や必要なものをすぐ購入できます。

チェックポイント⑤海から近すぎないか


私たちが住む四国地方は南海トラフ地震への備えも常に意識しています。

海岸近くの場合は、万が一に備えて避難経路や安全な場所についても確認するようにしています。

チェックポイント⑥候補地は2つ以上考えておく


場所選びは、体感ですが「7割以上の満足感」があれば決定するようにしています。

次の候補地に移動しても、必ずしも満足できるとは限りませんし、余計に疲れてしまうこともあるからです。

車中泊場所に着いてから検討すること


事前に情報収集したり、Googleマップの口コミを確認したりしても、当日その場所に行ってみないとわからないこともあります。

車中泊場所で確認すること

気温・天気は大丈夫?


思っていた以上に「暑い」「寒い」と感じることはよくあります。

寒いときは服を着込めば対策できますが、暑いときは本当に困りますね。

そんなとき、充電式の扇風機があると少しは快適に過ごせます。

駐車場所に傾斜がないか?


傾斜がある場所では、眠っている間に体調を崩してしまうこともあります。

快適に休むためにも、できるだけ平らな場所を探すようにしています。

夜間の屋外照明はどんな感じ?


照明が明るい場所は安心できますが、車内で寝るときに明るすぎて眠れないことも

サンシェードを持って行き、しっかり遮光対策をしておけば安心ですので、忘れないようにしましょう。

車中泊場所で気を付けていること


駐車場に停めているハイエース

道の駅やSA・PAを利用する場合、深夜に到着することも少なくありません。

すでに就寝されている方もいらっしゃるので、静かに行動する注意が必要です。

エンジンは切って、できるだけ静かに過ごす


ハイエースのディーゼルエンジンは、アイドリング音が大きいため、到着したらすぐにエンジンを切るようにしています。

ライトを用意しておくと、車内での就寝準備もスムーズです。

駐車したらヘッドライトを早めに消す


ハイエースはヘッドライトの位置が高く、夜間の走行では特に眩しさで他車に迷惑をかけやすいです。

到着後はすぐに駐車・エンジン停止して、徒歩で駐車する場所を決めるようにしています。

音をできるだけ立てない


駐車場に停まっているハイエース

ドアの開閉は静かにするようにしています。

ハイエースは車内の音が漏れやすいような気がします。

車内で動画を見ている音や、カーナビ音声も周囲に響きやすいので、注意しましょう。

ゴミは必ず持ち帰る


車中泊旅で出たゴミは、すべて持ち帰るようにしています。

長期旅でゴミが増える場合は、RVパークなどを定期的に利用して、処分してもらいましょう。

長居はしない


道の駅やSA・PAは「仮眠利用」が基本です。

4、5時間程度の滞在は問題ないと思いますが、長時間の占領は控えるように気を付けています。

車内からスマートキーでロックした場合は要注意


一度、夜間にセキュリティアラームを誤作動させてしまったことがあります。

スマートキーでロックした場合、必ずスマートキーで解除するようにしましょう。

エコノミークラス症候群には注意


エコノミー症候群にならないように休憩

同じ体勢を長時間続けることで血栓ができ、肺に詰まる「エコノミークラス症候群」は、災害時に車中泊をしていた被災者の方が発症した事例でも知られています。

特に、運転席や助手席の狭いスペースで長時間寝るとリスクが高まります。

できるだけフラットなスペースを確保できる車内環境を作り、定期的に外に出て軽く歩くように心がけています。

くるま旅に入会すると安心して車中泊ができる!


RVパークの看板

日本RV協会公認のRVパークは、トイレや電源設備などが完備された安心の車中泊施設です。

誰でも利用でき、設備や環境が整っているため快適に過ごせます。

RVパークの条件は以下の通りです。

① 余裕のある駐車スペース(横4m×縦7m以上を推奨)
② 24時間利用可能なトイレ
③ 100V電源が使用可能(20A以上推奨)
④ 車で15分以内に入浴施設が近隣にあること
⑤ ゴミ処理が可能
⑥ 入退場制限が緩やか
⑦ 指定ロゴ入りの看板設置
⑧ 複数日滞在が可能


現在、このような条件を満たした認定施設は全国に510件もあります。

スタンダード会員(入会金3,300円、年会費4,400円)に入会すれば、「湯YOUパーク」「くるま旅パーク」「ぐるめパーク」「とれいんパーク」「民パーク」の、それぞれの施設を利用できます。

詳細はこちら▷くるま旅

まとめ


最近は燃料価格の高騰などで、以前より費用がかかることもありますが、車中泊の気軽さはやはり大きな魅力だと感じています。

また、道の駅やサービスエリアなど、公共の駐車場や休憩場所を利用させてもらっているという感謝の気持ちを忘れずに、マナーを守って利用することが大切なのだと思います。

チャコエース

夫婦2人でハイエースを車中泊仕様にDIYしながら、仕事の合間に車中泊を楽しんでいます。皆さんの参考になることをたくさんお届けできたらいいなと思っています! 夢は日本全国を巡り、夫婦の想い出をたくさんつくることです。 これからよろしくお願いします。