ライトエース・タウンエースベースのキャンピングカー5選!キャブコン編

ライトエース・タウンエースベースのキャンピングカー5選!キャブコン編



キャンビングカーのベース車と言えば、トラックベース以外では、なんといってもトヨタのハイエースが超メジャー。

キャンピングカーショーでもおそらく半数はハイエースがベースのキャブコンだったり、バンコンだったり。キャンピングカーユーザーの人気も高いですよね。

しかし、実はハイエースに負けないくらいの隠れ人気ベース車と言えるモデルがあります。

それがトヨタのライトエースタウンエース

キャンピングカーの人気ランキングサイトで、ベスト10のうち3~4モデルはライトエースかタウンエースがベース車となっていることも!

そこで本記事ではライトエース&タウンエースのキャピングカーを5つ紹介したいと思います。今回はキャブコン編です!

ライトエース・タウンエースとは?

出典:トヨタ自動車 公式サイト

ライトエースとタウンエースはトヨタの商用車。1970年代に発売されて、ほんの少しの期間ブランクがあったものの、モデルチェンジをしつつ、ほぼ途切れることなく販売されてきました。

ライトエースとタウンエースはまったく同じモデルと考えてよく、トヨタのネッツ店で販売しているのがライトエース、トヨタのカローラ店で売っているのがタウンエースでした。

ただ昨年、トヨタ車はこれまでのディーラー系列別での販売から、基本的に全ディーラー全車種扱いとなったことにより、モデルの統合が行われ、現在はタウンエースのみとなります。

キャンピングカーとして新車で売られているものには、まだライトエースがベース車となっているものもありますが、今後はタウンエース1本に絞られていくはずです。

タウンエース

出典:トヨタ自動車 公式サイト

ライトエースとタウンエースの特長といえば、やはりコンパクトなボディサイズでしょう。

トラックタイプとバンタイプがありますが、バンタイプの場合、全長4,045mm×全高1,900mm×全幅1,665mm。

ハイエースの標準ボディでも、全長4,695mm×全高1,980mm×全幅1,690mmなので、かなり小ぢんまりしていて運転しやすそうです。

エンジンは1500cc。価格は181万9,000円(税込)から、いちばん高いGL 4WD 4A/Tでも234万7,000円(税込)。

軽自動車よりボディも排気量も大きくて、車両価格は今どきの軽とそれほど変わらない。商用車として長い間愛されてきたのもうなずけますね。

それでは各ビルダーが出しているライトエースとタウンエースベースのキャブコンを紹介していきます。

かーいんてりあ高橋 「ネオユーロ スライドアウト」

ネオユーロ スライドアウト 外観

かーいんてりあ高橋の「ネオユーロ スライドアウト」の特長は、モデル名からもわかるように居住スペースの窓が30cm“スライドアウト”して、出窓のようになることで、室内が格段に広くなることです。

もともとあった「ネオユーロ」のスリムなボディ(全幅1,720mm)はそのままに、運転のしやすさは残しつつ、停車時や宿泊時に広々とした空間を確保できるようになりました。

スライドアウト時、フルフラットベッド状態にすると、室内は最大1900mm×1500mm!これは技ありですね。

スライドアウトできるようにしたことで、キャビネットを新設して、冷蔵庫も置いています。

ネオユーロ スライドアウト 内装

その他の装備も充実。天井のベンチレーター(換気扇)、キッチン、収納スペースや簡易トイレルームになる多目的スペース、100Vコンセント、大型バンクベッド、バックカメラ、インバータ-350W、サブバッテリー走行充電システムなど。

快適装備も安全装備も、もうこれで十分じゃないかと思うくらい標準で付いています。

さらに言うと、見えないところにも配慮した設計がされているのもネオユーロのすごいところ。

架装部分にアルミ素材を採用して軽量化を図り、サブバッテリーや電装品は床部分に集めて低重心化。なるべく燃費を良くしつつ、走行安定性も確保できるような工夫がなされています。

スライドアウトモデルの乗車定員は5名、就寝定員は4名。大人2人と子ども2人くらいの旅には十分すぎる、快適で便利な1台です。

ネオユーロ スライドアウト
ビルダー:かーいんてりあ高橋
タイプ:キャブコン
価格:¥4,680,000(税別)~
乗車定員:5名
就寝定員:4名
全長:4,490mm
全幅:1,720mm
全高:2,580mm
公式サイトはこちら

セキソーボディ 「トム23」

セキソーボディ 「トム23」 外観

出典:セキソーボディ 公式サイト

1974年の創業以来、車体架装を行ってきたセキソーボディ。日本のビルダーとしてかなり老舗と言えるでしょう。

トヨタカムロードやハイエースベースのキャブコン、ハイエースベースのバンコンなどを何種類も製造していますが、“ミニバンクラスのボディサイズで爽快な走りのコンパクトキャブコン”と位置付けているのが「トム23」です。

まず目に留まるのはその外観。運転席上の屋根の出っ張り(バンクベッドの部分)のデザインというと、金魚のらんちゅうみたいでもっさりしがちだと個人的には思っているのですが、「トム23」のそれは流線形でかっこいいです。

ベース車はライトエースのトラックで、荷台部分に居住スペースを架装。

セキソーボディはキャンピングカーのボディにいち早くアルミを採用したビルダーで、「トム23」にもアルミが使われており、ボディの軽量化を実現しています。

車重は約1650キロ。日産キャラバンのバン・ロングボディ・標準幅・標準ルーフが、架装無しで1660キロなので、いかに軽いかがわかると思います。

その軽さのおかげで、燃費もリッター当たり10~13キロはいくとのことです。

トム23 キッチン

出典:セキソーボディ 公式サイト

キッチンとマルチルームは最後部に配置。ダイネットは運転席に向かって右側が対面型、左側が横向きベンチシート型。

シートをフルフラットにすると1820mm×1720mmのベッドに。

トム23 ダイネット

出典:セキソーボディ 公式サイト

バンクベッドは引き出し式でサイズは1800mm×1300mmなので、よほど大きい人でない限り大人1人は余裕。子どもなら2人は就寝できる広さです。

トム23 バンクベッド

出典:セキソーボディ 公式サイト

室内は十分広いのに、軽量でグイグイ進む走行性能もある。発売から10年、大きなモデルチェンジがなくても売れ続けているロングセラーモデルというのもうなずけます。

トム23S 内装

出典:セキソーボディ 公式サイト

また、もっとコンパクトなボディがいいという人のために、「トム23」の全長を550mm短くした「トム23S」(上写真)というモデルもあります。

こちらは内装のレイアウトも「トム23」とは違っていて、ロングソファーをコの字型に配置。フリールームはありませんが、最前部にギャレー(シンク)を設置しています。

トム23
ビルダー:セキソーボディ
タイプ:キャブコン
価格:¥4,200,000(税別)~
乗車定員:6名
就寝定員:5名
全長:4,850mm
全幅:1,920mm
全高:2,630mm
公式サイトはこちら

バンショップミカミ 「Dテントむし」

バンショップミカミ 「Dテントむし」 外観

デザインも使い勝手も良い軽キャンピングカーとして圧倒的人気を持つ、バンショップミカミの”テントむしシリーズ”。

その普通車版という位置付けなのが「D TENTMUSHI(Dテントむし)」です。「Dテントむし」の”D”は”でっかい”の頭文字。でっかいテントむし→Dテントむし、ということですね。

ベース車両はライトエースのトラックです。

外観を見て、まず目がいくのはエレベーションルーフ。よくあるポップアップルーフは前後の片側だけが大きく上がって、三角形になりますが、D テントむしの屋根は水平なまま上がったり下がったり。車内のどこにいても同じ開放感があります。

一方で、エレベーションルーフを上げていない時の全高は2.09メートルなので、一般的な高さ制限(2.1メートル)のある駐車場でも利用できるというメリットもあります。

キャブコンタイプで全高2.1メートル以下というのは、かなり希少で貴重な存在。また、シェル部分はアルミ素材を採用することで軽量化を図っており、走行性を損なわないように考えた作りになっています。

D TENTMUSHI 内装

走行時の内装レイアウトは3種類から選べます。標準タイプはセカンドシート、サードシートともに横向き。オプションでのセカンドシートが前向き、サードシートは横向き(上の写真)。

同じくオプションでセカンドシート、サードシートともに前向き。

どのタイプもベッド展開した場合に、1,990mm×1,330mmのフラットベッドになります。

D TENTMUSHI ギャレー

このサイズのキャブコンとしてはギャレーも充実していて、上蓋式ですっきり隠れるシンクとこれまた上蓋式の容量18リットルの冷蔵庫が標準装備。

跳ね上げ式の調理台

出典:バンショップミカミ公式サイト

エントランス側には跳ね上げ式の調理台も設置されているので、料理をする場所も確保できます。

こうして見ると車体の大きさや設備のバランスが絶妙。街乗りとキャンプ用途を両立したモデルと言えそうです。

D TENTMUSHI(D テントむし)
ビルダー:バンショップミカミ
タイプ:キャブコン
価格:¥3,718,000~
乗車人数:6名
就寝人数:2名(2段ベッド使用時最大4名)
全長:4,550mm
全幅:1,770mm(ワイドタイプは1,880mm)
全高:2,090mm(ポップアップ時2,560mm)
公式サイトはこちら

AtoZ 「アレン タイプ1」

AtoZ 「アレン タイプ1」 外観

出典:AtoZ 公式サイト

AtoZのキャブコンと言えば、アミティが超有名。ベース車のマツダ・ボンゴが絶版となったので、今後のアミティの行方が気になりますが、ここで紹介するのはライトエーストラックベースの「アレン タイプ1」。

発売から10年を超えるロングセラーモデルです。「アレン  タイプ1」は全長4,620mm×全幅1,840mm。

ハイエースのロングバン ワイドが全長4,695mm×幅1,880mmなので、キャブコンとしてはかなりコンパクトなのがわかると思います。

AtoZ 「アレン タイプ1」 内装

出典:AtoZ 公式サイト

内装は入口すぐに対面式のダイネットがあり、サイドにはギャレー、リアには常設2段ベッドというライトキャブコンの定番レイアウト。

運転席の上のバンク部分はオーバーヘッドコンソールとなっていて、十分な収納スペースが確保されているので、小旅行ならここに荷物はまとめて置いて、居住スペースはスッキリ使えます。

内装でさらに言うと、シート生地がなんと12種類も用意されているので、自分好みの空間にカスタマイズできそうです。

AtoZ 「アレン タイプ1」 キッチン

出典:AtoZ 公式サイト

大きな荷物も積み降ろししやすいリア大型バゲッジドアをはじめ、49リットル冷蔵庫、サブバッテリー、電子レンジ、AC外部入力コンセント、室内カーテン、バックアイカメラ、伸縮式シンクシャワーヘッドなど、標準装備も充実

ボンゴベースのアミティをはじめ、コストパフォーマンスの高さに定評のあるAtoZですが、「アレン タイプ1」もコスパがかなりいい1台です。

ちなみにタイプ1は後部に二段ベッドがありますが、後部がダブルベッドになっているタイプ2もあります。

ALEN type1(アレン タイプ1)
ビルダー:AtoZ
タイプ:キャブコン
価格:¥3,800,000~(税別)
乗車定員:6名
就寝定員:大人2名、子供3名
全長:4,620mm
全幅:1,840mm
全高:2,500mm
公式サイトはこちら

M.Y.Sミスティック「レジストロ・アウル」

M.Y.Sミスティック「レジストロ・アウル」

出典:M.Y.Sミスティック公式サイト

M.Y.Sミスティックからは軽キャンパーの「REGISTRO(レジストロ)」というモデルも出ていますが、そちらは軽トラがベース。アウルはトヨタ・ライトエースDXがベース車です。

レトロで可愛らしい外観の「REGISTRO OWL(レジストロアウル)」。アウルとはフクロウのことで、フロントライトの上やエントランスドア、バンクベッドなどいたるところに幸福のシンボル・アウル(フクロウ)のロゴが付いています。

パッと見た時、移動販売のクレープ屋さんを連想しました。

M.Y.Sミスティック「レジストロ・アウル」外観

外装はオレンジやカーキ、ブルーなど8色から選べ、オプションで、サイドオーニングやバンクベッドの前方に丸窓を付けることもできます。

居住スペースのレイアウトは大きく分けて2種類。セカンドシート前向きとセカンドシート横向きがあります。

セカンドシート前向きバージョン。

セカンドシート前向き

セカンドシート横向きバージョン。

セカンドシート横向き

出典:M.Y.Sミスティック公式サイト

内装は凝ったウッド調でレトロな喫茶店のような雰囲気。標準装備で冷蔵庫(冷凍スペース付)とシンクセット(給/排水 専用タンク各19L)、カセットコンロがあり、料理スペースもまな板が置けるくらいの広さが確保されています。オプションで電子レンジをつけることも可能です。

車体はキャブコンとしてはコンパクトながら、キッチンスペースの横にはマルチルームがあり、物置や簡易トイレとして使えます。車外から荷物を出し入れできる扉も付いているので、積み降ろしもラクに行えます。

FFヒーターと家庭用エアコンを付けることもできるので、長期旅行に使いたいというユーザーにも向いているのではないでしょうか。

REGISTRO OWL(レジストロアウル)
ビルダー:M.Y.Sミスティック
タイプ:キャブコン
価格:¥4,575,380〜
乗車定員:5名
就寝定員:大人4名
全長:4,680mm
全幅:1,910mm
全高:2,590mm
公式サイトはこちら

まとめ

「便利な装備はいろいろ欲しいけれど、価格がどんどん高くなってしまう」。

キャンピングカーの購入を考える時のよくある悩みだと思います。

そんな悩みを解消してくれるひとつの答えが、ライトエース&タウンエースベースのキャンピングカーではないでしょうか。

なんといってもベース車が安いので、今回紹介した5モデルのように居住スペースをフルに架装するキャブコンタイプでも300万後半から400万円前後。

モデルにもよりますが、オプションをてんこ盛りにしても、400万後半くらいで収まるケースも十分考えられます。実際に購入する際、このくらいの価格帯なら、より現実的な選択肢になるのではないでしょうか。

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