インディー727 オーナーインタビュー

移動できる大人の秘密基地!コンパクトな軽キャン「インディー727」のオーナーインタビュー



手軽に乗り回せるサイズ感と一人旅での使い勝手の良さに惹かれて、3ヶ月という短期間で軽キャンピングカー「インディー727」の購入を決めたのが、こっしーさんだ。

第一印象の通り、小回りがきき、コンパクトな車内も居心地が良い「インディー727」は、今では最高の旅の相棒だという。

今回は、そんなこっしーさんに、購入に至った経緯と、「インディー727」の気に入っているポイント、今後の展望などをお聞きした。

インディー727

【プロフィール】
こっしーさん(36歳)鳥取県
愛車:インディー727
車旅歴:3年

軽キャンピングカーの存在に衝撃を受け、すぐに購入を決意


—キャンピングカー歴と、キャンピングカーが欲しいと思ったきっかけについて教えてください。

インディー727 横

キャンピングカー歴は3年で、今乗っているインディーが初めてのキャンピングカーです。

以前に乗っていた車は、トヨタのアリオン。後部座席を倒して、トランクに足を入れる形で車中泊をしていました。

もともと車で出かけるのが好きだったので、車で寝泊まりすることに特段の抵抗はなかったのですが、さすがにセダン車で車中泊するのは狭かったですね。中長距離の旅はなかなかキツかったです(笑)

—購入に至った経緯はどういったものでしょうか。

キャンピングカーを購入したのは、ほとんど思いつきです。ただ旅をしたくなったので。ちょうどYouTubeで車中泊の動画が流行り出した頃です。

アリオンを車中泊仕様に改造することも考えましたが、やっぱりある程度の車内空間がほしいと思っていたんですよね。

その時、やはりYouTubeで知ったのが、軽キャンピングカーの存在です。

それまでは、キャンピングカーというとキャブコンなどの大きいトラックタイプのイメージが強かったので、「え!軽自動車なのにキャンピングカーなの?」と、かなりの衝撃を受けました。

軽キャンピングカーの存在を知ってから購入を決めるまで、3ヶ月ほどしかかかりませんでした。「軽キャンピングカーを買う!」と発表した時の家族は、割と好意的でしたね。

もともと車旅をしていたので、「日本一周でもするの?」といったノリでした(笑)

インディー727 ポップアップルーフ

車両はバロッコにするかインディーにするかで迷ったのですが、中古で探していたところバロッコは見当たらなかったので、巡り会ったインディーを購入することにしました。

やはり中古車はタイミングが重要ですね。手軽に乗り回せるサイズ感と、一人旅での使い勝手の良さがとても気に入りました。

あの時インディーに決めて良かったです。今では最高の旅の相棒ですからね!

大人の男の秘密基地のような、コンパクトで居心地の良い空間


—キャンピングカーのスペックについてお聞かせください。

製造元はインディアナ・RVです。車種はインディー727で、ベース車両は日産クリッパー。2011年式で、購入額は約240万円でした。

どこに行くにも小回りがきくので、旅先の狭い道でも悩むことなくグイグイ進んでしまいます。

この稼働能力の高さが、軽キャンの大きな強みだと思います。

—特に気に入っているポイント、残念に思っているポイントがあれば教えてください。

インディー727

気に入っているのは、荷物置きとして使っている天井のポップアップルーフですね。

軽キャンの車内空間は限られているため、寝る時は車内の荷物をポップアップルーフに移動させているんです。車旅の期間や行き先によって荷物の量は異なりますが、いずれにしても荷物を一か所にまとめておけるのは、とても便利ですよ。

また、ダイネットのベッドも使い勝手が良く、寝るのはもっぱらこちらです。1人旅が基本ですが、旅先では友人とアウトドアやお酒を楽しむことが多いので、ダイネットで寝る方が便利なんですよね。

トイレにも行きやすいですし。みんなと飲み会をする前にベッドメイクをしておけば、手放しで心ゆくまで楽しめます。

インディー727 ダイネット

軽キャンというと車内が狭いイメージを持たれると思いますし、実際その通りではあるのですが、僕はとにかくこのコンパクトな車内空間が気に入っています。

まるで秘密基地みたいなんですよね。大人の男の隠れ家という感じでしょうか。繰り返しますが、かなり気に入っています(笑)

インディー727 ダイネット2

残念に思うポイントは、特にありません。よく「え、1つもないの?」と言われますが、軽キャンの特性をしっかりと理解して購入したおかげか、本当に1つも気に入らないポイントがないんです。

インディー727 内装

車内の収納が限られている点に関しても、荷物は最低限のものだけを積載するようにして、快適な車内空間を維持しているので、問題ありません。

季節ごとに荷物を入れ替えたり、旅の目的地に合わせて荷物を乗せ替えたり、そういった手間をかけるのも、また楽しいんです。

インディー727 シンク 収納

ちなみに、限られた空間を有効活用するために、シンクが大活躍しています。

基本的にシンクで水は使わないので、荷物入れにしているんです。ちょうど普段よく使うこまごまとした物をパズルのようにピッタリ収納できるので、使い勝手が抜群。とても気に入っています。

キャンピングカー仲間や車中泊仲間が増え、以前よりも旅に出るように


—キャンピングカーを買う前と後でのライフスタイルの違いはありますか?

インディーに乗り始めてから、以前より確実に旅に出る機会が増えました。

旅先で声をかけて頂いたり、キャンピングカー乗りや車中泊を楽しむ仲間が増えたことが、自分の財産になっています。行きつけの旅先もできました。そこで出会った皆さんが本当に面白くて。

旅先での宴会というと、おいしいものを食べてお酒を飲んで、ワイワイガヤガヤ楽しむというイメージを持たれるかもしれませんが、その行きつけの旅先は、頑張って盛り上げようとか楽しもうとか思わなくても、そのまま素の自分でいられる空間なんです。

それが心地良くて、ついつい何度も通ってしまっています。

—印象に残っている旅の思い出を教えてください。

インディーで初めて遠出した山口県の洞窟巡りが印象に残っています。

秋芳洞、大正洞、景清洞などを訪ねたのですが、洞窟ができあがるまでの自然の力の偉大さと、時の重みを身近に感じられました。華やかなレジャースポットでは味わえない空気感がありましたね。

大人になった今だからこそ、その素晴らしさを感じられるスポットだと思います。水族館も好きなものですから、山口県の海響館と島根県の海洋館アクアスもとても印象的で、鮮明に記憶に残っています。

—これからのキャンピングカーライフの展望はありますか。

とりあえず北海道に行ってみたいですね。いずれは日本一周もしたいと思います。

あとは、目的を持った旅も良いけれど、放浪の旅と言いますか、時間を気にせず各地をまわる旅もしてみたいですね。

—最後に購入を悩んでる人にアドバイスをお願いします。

キャンピングカーがあれば、宿の予約もしなくて済みますし、時間にとらわれずに旅を楽しめます。

みなさまも、気が向くままに自分のスタイルの旅ができる、最高の1台と出会えますように。