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キャンピングカーの自動ブレーキ事情と後付けのペダル踏み違い防止装置について



車両や歩行者との衝突の危険がある際に作動してくれる自動ブレーキは、テレビCMなどを見ても分かるように乗用車では当たり前の装備となっている。

では、キャンピングカーのベースとなる軽自動車を含めた新車の商用車、カムロードのようなベースボディではどうなっているかを紹介してみよう。

キャンピングカーの自動ブレーキ事情

ブレーキ

設定の状況は以下のようになっている。

  • ハイエース、NV350キャラバン、タウンエースバン/全グレード標準装備
  • エブリイ、ハイゼットカーゴ/ほとんどのグレードに設定有り
  • N-VAN/全グレード標準装備
  • カムロード/設定なし
  • びぃーかむ/設定あり

と、設定の状況は、カムロードを除き充実している。

しかし、乗用車を含め自動ブレーキの性能は歩行者の検知の有無、夜間歩行者を検知するか、停止できるスピードなどクルマによる性能差が非常に大きい。

また、キャンピングカーの場合は架装による車高の変化や重量増により、自動ブレーキが付いていてもイザというときにメーカーの想定した性能が発揮されない可能性が大いにあることを覚えておいて欲しい。

つまり、自動ブレーキが付いているからといって、キャンピングカーは乗用車以上に自動ブレーキをアテにした運転は禁物ということである。

続いて、自動ブレーキのない既存のキャンピングカーユーザーであれば、「自動ブレーキが後付けできたらいいのに」と思うのは当然だ。

ハイエース  トヨタセーフティセンス

出典:ネッツトヨタ中部 ハイエースの“Toyota Safety Sense”検知センサー

しかし、自動ブレーキを成立されるにはミリ波レーダーやカメラをはじめとしたハードウェアとソフトウェアが必要になるなどの理由で、乗っているキャンピングカーの最新モデルに自動ブレーキが付いていても、後付けはすることは残念ながら不可能だ。

だが、自動ブレーキに含まれる機能の1つであるペダルの踏み違いによる暴走の防止機能(以下ペダル踏み違い防止機構)は後付けが可能な場合も多々ある。

後付けのペダル踏み違い防止機構

自動車メーカー純正品

これはクルマの前方に装着する超音波センサーからの情報による障害物への接近、バックを含めた低速走行中にアクセルが強く踏み込まれたといった危険な状況になると、アクセル操作により調整するエンジンの出力制御を行うスロットルバルブが現代のクルマでは電気信号でつながっている点を利用して、アクセルペダルが全開になっていてもスロットルバルブを閉めることで暴走を防ぐというものだ。

しかし、キャンピングカーのベースとなる商用1BOXカー用の自動車メーカー純正品は現在設定されていない。

アフター品

こちらは前進での低速走行中にアクセルペダルが深く踏まれると「ペダルの踏み間違いにより暴走の可能性がある危険な状況」と判断し、先に紹介したのと同様にスロットルバルブを閉めて暴走を防ぐというものだ。

代表的な商品としてはデータシステムのアクセル見守り隊サン自動車のS-DRIVE“誤発進防止システム2”がある。キャンピングカーのベースとなる代表的な商用1BOXカーへの対応はそれぞれ、

  • 現行ハイエース、現行NV350キャラバン/自動ブレーキ非装着車
  • 先代キャラバン/平成19年9月から平成24年6月までのモデル
  • 現行エブリイ、ハイゼットカーゴ/自動ブレーキ非装着車
  • カムロード、びぃーかむ/対応なし

と、アフター品のペダルの踏み間違い防止機構を装着可能なモデルは多い。

アフター品のペダル踏み違い防止機構の装着に掛かるザックリした費用は、パーツ代/3万円前後、ペダル踏み違い防止機構と車両を接続するハーネス/8000円前後に、取り付け工賃を加え5万円から6万円といったところだ。

小さくない出費ではあるが、このくらいの出費でペダルの踏み間違いによる事故を防げる可能性が大きく高まることを考えると、装着可能なキャンピングカーのベースとなる商用1BOXカーに乗っているならぜひ装着したい。

また、65歳以上のユーザーがアフター品のペダル踏み違い防止機構を購入する際には指定の業者で装着すれば、2万円のサポカー補助金というものが適応となり実質3万円代の費用となるので、対象となる方はサポカー補助金も利用するといいだろう。

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