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キャブコンに1000日住んで分かった、キャブコンの〇と×。キャンピングカーに向いている人



私がキャブコンに住み始めて1000日以上が経ちました。

これだけ長くキャブコンに住んでいるからこそわかったことがたくさんあります。

そこで実体験に基づく、キャブコンのメリット・デメリットを紹介したいと思います。

キャンピングカー購入を検討中で、どのタイプのキャンピングカーにしようか迷っている方、キャブコンいいかもと考えている方の一助になれば幸いです。

キャブコンの特長

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キャブコンとは

キャンピングカーの中でも「キャブコン」と呼ばれる車両は、トラックをベース車両としたタイプと、ハイエースなどのバンやワゴンをベース車両にしたタイプに分類できます。

トラックにせよハイエースなどにせよ、運転席の後ろの居室部分をボディ丸ごと架装している車両を「キャブコン」と呼びます。

ベース車両のトラックのサイズによって「キャブコン」「ライトキャブコン」「軽キャブコン」と呼ばれます。

その中で私が乗っている(住んでいる)のはトラックをベース車両としているキャブコン。

なので以下は、トラックベースのキャブコンついての考察となります。

さらに言うと、トラックベースのキャブコンも、いろいろなビルダーからいくつものモデルが発売されています。

同じモデルでもオプション装備の取り付けやカスタマイズによって、仕様はさまざま。

私が所有しているキャブコンに限っての感想だということをご了承ください。

キャブコンのメリット

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ではまず、1000日以上キャブコンに住み着いた私が分析する、“キャブコンならでは”のメリットをご紹介します。

①室内が広い
・収納が沢山ある
→以前、軽バンで車中泊をしていた頃は、所狭しと荷物を詰めていました。棚があるわけではなく、空間をいかに上手く活用するかが課題でした。キャブコンタイプのキャンピングカーは収納スペースが確保されているので、スペースごとに用途やカテゴリーを分けて荷物を積められて楽です。

・車内で立てるので着替えも調理も楽々
→軽自動車で車中泊していた頃は車内がせまくて横になったまま着替えたり、二人同時に着替えたりすることは難しかったです。調理に関しては、軽自動車時代は車内で何か作ろうという気持ちさえ起きませんでした。キャンピングカーになってからは、ラジオ体操が車内でできるくらい縦空間に余裕ができました。

・部屋が分かれている感覚で使える
→住宅のような仕切りがあるわけではないですが、ダイネットやマルチルーム、バンクベッドなど、分けられた空間として使えます。寝ている人を起こさずにリモートワークをしたりもできます。

 

②キャブコンならではの設備が充実
・トイレ、シャワーが使える
→トイレ・シャワーを重視してキャンピングカー選びをしたので、天候や時間・場所問わずストレスフリーで使えることにとても助かっています。

・発電機が搭載されている
→国産のキャンピングカーとしてはレアな装備ですが、私のキャブコンは発電機付き。外部電源やサブバッテリーを使わなくても、車内で家電を使えるだけでなく、車外でも家電を使えるし、災害時にも役立つでしょう。また、私たちの旅のスタイル(長期間の日本一周)で、ガスボンベの補充やカセットコンロのボンベ缶の処理の手間を考えると、ガスを使わないで済む発電機の存在は大きいです。

・冷蔵庫(冷凍庫)が搭載されている
→家の冷蔵庫と全く同じとは言えませんが、ストレスなく手軽に使えます。

・シンクがある
→食材や食器を洗うだけでなく、洗顔や歯磨きもできて便利。食べカスなどはタンクに溜まってしまうので、洗う前に紙で取り除いておくのがベター。

・サブバッテリーで家電類を使える
→変換器のインバーターとセットで用意しておけば、車内の家電を過不足なく使えます。

キャブコンのデメリット

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①普通車と比べて車体が大きい
・駐車場、車庫を選ぶ
→買い物の際は、周りの車に迷惑を掛けないように、建物から一番遠い駐車スペースに停めるなど、気を遣います。自宅に駐車場がない場合、近隣で月極駐車場を借りる際に「大きいから」という理由で2台分の駐車料金を取られる場合もあるようです。

②車高が高い
・高さ制限のある場所は気を遣う
→高さ制限のある駐車場のみならず、ほとんどのファストフード店のドライブスルーは利用できません。

・風の影響を受けやすい
→キャブコンは車体が大きく高さもあるため、後続車が追い抜きざまに発生させる風、橋の上、海上など、風の影響を受けてハンドルがとられやすいです。

③メンテナンスが大変
・車両部分のメンテナンスできる業者が少ない
→車両のオイル交換ひとつとっても、作業場の高さの都合で、受け入れてくれる施設が限られます。基本、トラックを扱い慣れている業者さんに以来するのがベター。

・荷室部分のトラブルは、そのキャンピングカーを作ったビルダーでないとカバーしきれないことがある
→これはキャブコンに限ったことではありませんが、「キャンピングカーはどれも同じ」と捉えがちですが、内装や配線など結構違うので「他のビルダーのキャンピングカーになにかあった時に責任を取れない」と断られることが多いそう。特に中古キャンピングカーを購入したはいいが、その後メンテナンスができる業者が見つからないと嘆く人もいました。

・故障や部品破損、サブバッテリーなど定期的に入れ替えが必要な装備の価格が高額
→「取っ手が折れてしまっただけ」でも、枠ごと全取り替えが必要だったりするのがキャンピングカー。力ずくで開閉しないことが壊さないコツです。

次のページ⇨ キャブコン選びの基準を詳しく説明していきます!