キャンピングトレーラー購入に向けて、けん引免許を取得してみる vol.1
こんにちは!
以前からキャンピングトレーラーに興味があり、キャンピングカーショーなどでも、様々なトレーラーを見ていたのですが、トレーラーを引っ張るならとりあえず免許を取りたいということで、免許を取得すべく動き出しました!
今回から複数回にわたって、僕が「けん引免許」を取得するまでの様子をお伝えできればと思っております!
まずは、トレーラーやけん引免許に関しておさらいです!
目次
けん引免許は必要?
キャンピングトレーラーをけん引する為に、「けん引免許」が絶対に必要かと言うと、そんな事はありません。免許が無くてもキャンピングトレーラーをけん引する事はできます!
ただ、これには条件があり、車体重量が750kg以下のトレーラーをけん引する場合に限られます。逆に言うと車体重量が750kgを超えるトレーラーをけん引したい場合にはけん引免許が必要です。
750kg以下のトレーラーというのはどんなものがあるかというと、こういう小型のものです。
比較的小さめのものですね!
このぐらいのサイズのものであればけん引免許が無くてもけん引可能な場合が多いです。ただ、基準は大きさではなく重量の問題なので、見た目は小型でも750kgを超える重量があることもありますので注意が必要です。
最初はけん引免許無しで引っ張れるトレーラーを検討していたのですが、色々な車種を見ていくうちに、どんどん大きなトレーラーが欲しくなってきてしまいました。下の写真のように6〜7mぐらいのサイズのものです。
このサイズのトレーラーをけん引するとなると、重量も750kgは超えてきますので「けん引免許」が必要となってしまいます。
なぜトレーラー?
そもそも僕がキャンピングトレーラーに興味を持ったのにはいくつかの理由があります。
最初はキャブコンの購入を検討しており、色々なビルダーさんのキャンピングカーを見ていましたが、キャブコンを買った場合、普段使い用の車がもう一台必要だなと思ったのです。
僕は、ただでさえ普段使いをするにしては大きめの車中泊仕様のハイエースワゴンを所有しています。さらにキャブコンを購入して二台持ちとなると、維持費の観点からも、同じような用途の車が2台になってしまうのもなんだかコスパが悪いなと感じていました。
そんな時、取材で訪れたキャンピングカーショーでふとトレーラーの存在が気になりました。
これまで、けん引免許を持っていない自分とはあまり縁がない物と思い込んでいたキャンピングトレーラーをじっくりと見てみたのです。
実際に車内を見ると、これまで僕が検討していたキャブコンと比べて内装の装備が充実していたのです。都内のワンルームに住むぐらいならここに住んだ方が良い暮らしができるのではないかと思う程の豪華さです。
とても広く、自宅よりも大きなベッドがあり、トイレ、シャワールーム、キッチンも広くて高級感もある。「これはすごい!」と思いました。
このレベルの装備でキャブコンやバスコンなら車体価格も1,000万円は余裕で超えます。このトレーラーもさぞ高いだろうと思いましたがビルダーの方に話を聞いてみると、なんと400万円台〜とのこと!
これまで見てきたキャブコンは欲しいと思うオプションを装備していくと、どうしても最低700万〜800万円という価格になっていました。価格が比較的安いボンゴなどをベースにしたライトキャブコンも検討しましたが、それでも400万円程度といった感じです。動力部分の無いトレーラーであれば、この充実装備が400万円台で手に入るという事実にびっくりしました。
これは、けん引免許を取得する価値はあると。さらに、トレーラーであれば今の愛車のハイエースをそのままヘッド車として使用する事ができます。
価格と装備のバランスが自分の思っていたキャンピングカーと良い意味でかけ離れていたのです。一気にトレーラーの魅力に引き込まれていった瞬間でした。
トレーラーを保管する場所や結局のところ二台持ちと変わらないのでは?という問題は残っていますが、価格の面で、一気に現実味を帯びてきた瞬間でした。
まずは免許を取得しようというモチベーションも高まり、さっそく動き出すことにしました。
けん引免許の取得方法
けん引免許の取得には2種類の方法があります。
1.免許試験場で試験に合格する
いわゆる一発試験というやつです。費用も安く時間も短く済む可能性があります。これまで750kg以下のトレーラーを所有していた方や自信のある方はチャレンジしてみても良いと思います。
普通免許取得以降、MT車をほとんど運転した事がない僕にとっては完全にギャンブルなのでやめておきました。
2.自動車教習所に通う
けん引免許の取得は普通免許(MT)を持っていれば、12時限の技能教習を受講し、検定に合格する事で取得可能です。
注意点として、所持している免許がAT限定免許の方は、自動車教習所での取扱いが無い場合がありますので事前に確認が必要です。自動車教習所での取得が可能な場合でも、教習にはMT車を使用する場合がほとんどだと思います。AT限定免許の方がMT車で教習や試験をしてけん引免許を取得したとしても、MT車を使ってけん引することはできません。
とりあえず、僕はMT免許なのでこの点は問題はありませんでしたが、AT限定免許をお持ちの方は注意が必要です。
費用に関しては、自動車教習所によっても合宿なのか通学なのかによっても変わりますが、調べた感じだと概ね15万円前後かと思います。
自動車教習所を選ぶ
僕の場合は仕事もあり、長期での休みも取れないので、合宿ではなく普通に通学する事にしました。自動車教習所を選ぶにあたっては、以下の3つのポイントに気をつけました。
1.取得したい免許コースの取扱があるか
これがないと始まりませんね。「けん引免許」のようなちょっと特殊な免許に関しては意外と取り扱っていない自動車教習所もありました。まずはけん引免許のコースがあるかどうかを確認しましょう。
2.家や職場から通学しやすいか
僕が普通免許を取得した時は学生だったのであまり気にしなかったのですが、社会人となった今、自動車教習所に通う為の時間というのは意外とハードルになると思います。通いやすい場所や時間、日程で教習と免許取得ができるかどうかという点は大切だと思います。
3.先生が親切に教えてくれるか
恐いインストラクターに怒られながら練習をするなんて嫌ですよね。今回、自動車教習所を選ぶにあたって、色々な自動車教習所のレビューを見ましたが、「インストラクターが恐い」などネガティブなレビューを書かれている自動車教習所もありました。なるべく嫌な思いはせず楽しく免許を取りたいと思ったのでこのポイントも重視しました。
コヤマドライビングスクールに決める
以上のポイントから僕が選んだのは、東京の練馬区にある「コヤマドライビングスクール石神井校」でした。
家や職場から自転車で通学できる距離にあり、夜の9:30まで教習を行っているので、平日の仕事終わりにも通いやすいと思いました。また、土日にも検定を実施しているので、平日にはどうしても通うことができないという方は土日だけを使って免許を取得することができるのも嬉しいです。
また、インストラクターは全員「マナー検定(NPO法人自動車学校マナー推進協議会認定)」の合格者だそうで、親切丁寧に指導をしてくれそうです。
まとめ
そんなこんなで自動車教習所選びも決まって、あとは実際に免許取得に向けて頑張るだけですね!
今回は、簡単にけん引免許とトレーラーの特徴、自動車教習所の選び方をご紹介しました。次回から、実際に免許を取るまでの練習風景や検定の様子などをお届けしたいと思います!
教習がんばります!
※写真の教習風景はイメージ写真です。