DIYした車中泊仕様車は簡単に車検が通るのか、注意点をご紹介

DIYした車中泊仕様車は簡単に車検通るの?注意点は?



3・5ナンバー、1・4ナンバーを車中泊用にDIY。車検は大丈夫?

アウトドアブームやキャンピングカーブームに引っ張られるように、自分でバンなどを購入してDIYで車中泊仕様にしている人や、これからDIYで車中泊仕様車にしたいと考えている人が増えているようです。

筆者もその一人。

4ナンバーの貨物自動車である中古のボンゴブローニイの荷室部分を床から天井まで木で覆い、大きなベッドとベンチチェアを常設。

すべてDIYで作り上げました。

素人がDIYで車中泊仕様車を製作する場合に気をつけたいのが「車検」。

何も考えずに好き勝手にDIYしてしまうと、構造変更が必要になったり、車検に通らなかったり。

面倒なことになりかねません。

そこで今回は、ボンゴブローニイをDIYした車中泊仕様車で4年間楽しんできた筆者が、DIYする際に注意すべき車検に関わるあれこれについて、筆者の体験談を交えつつ紹介したいと思います。

あらためて車中泊仕様車とは

車中泊仕様車 DIY

筆者のボンゴブローニイの室内を見た人から「キャンピングカーですか」と聞かれることが多いのですが、筆者の車は4ナンバーの「小型貨物自動車」のまま。

8ナンバーの「キャンピングカー」ではありません。

もし、キャンピングカーとして8ナンバーを取得するなら、国土交通省が定める「構造要件」を満たす必要があります。

つまり、キャンピングカーのような車内だけど、8ナンバーを取得していない車は「法的には」キャンピングカーではない車中泊仕様車ということになります。

ここで注意したいことが一点。

8ナンバー登録を目指さないなら、どんな車中泊用のDIYをしても自由かというと、そうではありません。

「車検」のことを考えてDIYしないと、車検を通すのが面倒だったり、場合によっては車検に通らなかったりする可能性も出てきます。

本記事では、8ナンバーの取得はせず、私のような4ナンバー(1ナンバーも含む)か、普通乗用車である3ナンバーまたは5ナンバーの車を車中泊仕様にDIYするとき、車検に際して注意したい点についてお話ししたいと思います。

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