キッチンがなくても自炊はできる!?車中泊飯テクを紹介します
こんにちは!車中泊で日本一周している、とおるんよしみんです。
すでに300日以上車中泊旅を続けている私たちですが、食事は基本的に自炊しています。
ですが、我が家の車にはシンクがなく、また車内での収納は限りがあったりと、やはり”家のように”とはいきません。
そのため、車内ならではの工夫をしながら調理をしています。
そこで今回は、私たちが実践する車内での調理テクニックをご紹介!
ポイントを抑えてちょっと工夫するだけで、車中泊がうんと快適で楽しいものになること間違いなしです!
目次
車中飯を作るためのマスト調理器具
シンクのない車内で車中飯を作るには、様々な工夫が必要です。
また、車内という限られた空間にキッチン道具を全て収納するので、”収納しやすい調理器具を選ぶ”のもポイント!
実際にどんな調理器具を使用しているのかご紹介します。
カセットコンロ
私たちが使用しているのは、主にイワタニカセットコンロの薄型タイプです。収納がしやすい上に、多少大きなフライパンでも安定して置くことができます。
どこでも気軽に調理ができる持ち運び可能な、車中飯のマストアイテムです!
登山などで使用するコンパクトバーナーも持ってはいるのですが、毎回折り畳むのに苦戦するためあまり使っていません。
またほぼ毎日2人分の食事を作るとなると、かなりのガスを消費してしまいますが、イワタニカセットコンロならばガス消費が少なく、お財布にも優しいですよ! 長期の車旅をするには、イワタニの薄型カセットコンロがおすすめです!
キッチンバサミ
シンクの備えていない車では、洗い物ができないため、お肉をまな板で切るのは衛生上よくありませんが、ハサミならばまな板を使わなくて済むのが嬉しいポイント。
また取扱いに注意が必要な包丁と違い、小さなお子さんが使用しても安心なので、キッチンバサミを活用すれば、親子いっしょに車中飯が作れますよ♪
我が家では、ダイソーで販売している100円のキッチンバサミを使用しています。
安価でありながらその切れ味は抜群、主にお肉を切る時に利用しています。鶏肉などの少し厚い肉でも切ることができるので、これ1つあればとても便利。
車中泊だけでなく、キャンプでも家でも活躍できるアイテムです!
サランラップ
私たちの車中にはシンクがないため、食器が汚れない方法としてサランラップを敷いています。食べ終わったら取り外すだけなので、後片付けはとても楽ちん♪
熱々のスープなどを入れても破れにくいので、サランラップはとても重宝しています。ただ箸でつつくとまれに穴が開くので、注意してくださいね!!
お皿
お皿などの食器類も、収納しやすい折り畳みができる製品を使用しています。
コンパクトながら、沸騰した100℃のお湯を入れても、しっかりと耐えられるほどの丈夫さなので、熱い料理から冷たい料理まで楽しむことができます。
鍋フライパンセット
フライパンだけでは調理方法が限られてしまいますが、鍋などの調理器具があれば、さまざまな料理が楽しめるでしょう。
私たちが使用しているのは「取っ手の取れる~ティファール♪」のCMでおなじみ、ティファール商品です。
フレーズのとおり取っ手が外せるので、スペースの限られた車内でもばっちり収納できますよ。
ちなみにこのフライパンは3年ぐらい使用していますが、全然こびりつきません。
おすすめの車中泊飯
ここからは、車内でも簡単に作れるおすすめの車中泊飯を紹介します。
山菜ミックスで炊き込みご飯
まずは炊き込みご飯です。
家庭では山菜を茹でて食べることが多いのですが、そうなると排水の心配が出てきます。
そこで、スーパーで売られている、既に茹でられた「山菜ミックス」を使えば、排水の問題もなく、とても手軽に本格的な炊き込みご飯が作れます!
煮る必要がないため、そのままお米と一緒に炊くだけ!我が家では、鶏肉に人参、こんにゃくも入れましたが、とても具沢山で美味しくいただきました。
また炊き込みご飯はいたみやすいので、しっかり食べ切れる量をいつも心がけています。
ご飯は家に住んでいる時は炊飯器で炊いていましたが、車中泊を始めてからは鍋で炊くようになりました。鍋で炊いた方が味わい深く、短時間でできるのでおすすめですよ!
真空パック野菜を使ったシチュー
シチューは我が家でも以前から食べたいと思っていたメニューです。しかし、シンクがないためにジャガイモなどの野菜が調理できず、いつも悩んでいました。
そんなある日コンビニに行くと、冷凍のジャガイモを発見!
車内に電子レンジもないので、解凍はできませんが、一緒に煮込むことで最高に美味しいシチューができました。
スーパーに行けば真空パックのジャガイモもあるので、そちらを使用するのもおすすめです。
ジャガイモに限らず、スーパーでは冷凍や真空パックされた、いろんなカット済みの野菜が売られています。
切り分けられた野菜は多少割高にはなりますが、短時間で調理できるので車中飯ではとても便利で重宝しますよ。
お惣菜で簡単カツ丼
揚げ物の調理は油が飛び散ったり、使用済み油の処理が大変だったりするので、車内で作るのはなかなか難しいですよね。
しかしこちらも、スーパーのすでに揚げてあるカツを利用すれば、簡単に美味しいカツ丼が車内で作れます。
作り方は簡単。お惣菜のカツを切って、玉ねぎと卵と炒めるだけ。
お惣菜もうまく活用することで、こちらも短時間で、温かい美味しいカツ丼が楽しめます。
キャンパー定番!ホットサンド
ホットサンドなら排水が心配なく、キッチンペーパーを使うため洗い物も少ないので、とても手軽に作れます。
しかも料理方法が簡単!食パンに具材を挟むだけなので、私たちはホットサンドが大好きです!
自然が好きでよく田舎に行きますが、都市部を離れると、なかなか大きなスーパーマーケットが見つからないことがあります。
しかしホットサンドは食パンと具材があれば作れるので、小さなお店でも簡単に材料を手に入れられますよ!
コンビニでも、食パンとチーズとハムを購入すれば、とてもおいしいハムチーズサンドが作れます。手軽で安く済むので、イチ押しの車中飯です!
ハンドミキサーでスムージー
よく地方の「道の駅」では旬の果物を販売しており、キウイが1袋10個など大量に安く手に入ることがありますよね。お得と思って買ったはいいものの、食べきれない…なんてことも。
そんな時は、ハンドミキサーでスムージーを作りましょう!
個人的にはいちごとバナナとの組み合わせが好きで、牛乳も一緒に入れて飲みます。
牛乳は日本各地に多くのメーカーがあり、それぞれ味が違います。地元のスーパーの新しい牛乳を発見して飲むことも、旅の楽しみ方の1つです。
並ばずに美味しい、海鮮丼
観光地で食べれば高額になる海鮮丼。それも「行列ができていた」「人が多くてかなり待った」という体験は、誰もが一度はされたのではないでしょうか?
私たちも北海道で3時間近く並んで食べたことがありますが、食べる頃にはもうヘトヘト、しかも思った味と違ったという苦い経験が…。
でもこの経験を活かし、並ばずに美味しくいただける海鮮丼を、自分たちで作りました!
旅先でマグロの解体ショーがあり、とても新鮮なマグロが販売されていたのです。しかも大トロ・中トロ・赤身が入っていて1,000円と激安でした!!
これをキッチンバサミで切って、ご飯にのせればできあがり!
山口県出身の私達は甘い醤油派で、旅先にはいつも地元のお気に入り醤油を持参しています。この醤油とマグロが絶妙なバランスを生んで、抜群に美味しい!!!
口に合う調味料を使えば、いつもの安心した味になります。自分の好きな調味料で料理できるのも、車中飯のメリットですね。
車内で焼肉!?
車内で焼肉ができるの?と思われるかもしれません。臭いがこもるだけでなく、衣服や靴・タオルなど生活用品に臭いがついてしまうのでは?と私たちも心配でした。
しかし北海道・札幌で食べたジンギスカンの美味しさが忘れられず、ぜひもう一度食べたくなって、とうとう「車内ジンギスカンパーティー」をしました。
ジンギスカンには「ベル」がいいと教えていただいたので、「ベル」のタレを使ってのジンギスカンパーティー!!
焼いてタレを付けるだけのごく簡単調理、でもまるでお店のように美味しくできましたよ。
そして食後は車内に多少臭いがこもりましたが、ファブリーズをかけて空気の入れ替えをすればかなり解消しました。意外に上手に実現可能な車内焼肉、ぜひ試してみてください。
凝固剤を使えば、鍋の残り汁も怖くない!
たくさんの野菜が食べられる鍋は、好きな具材を入れて火にかければ完成と、手軽に作れて車中飯におすすめメニュー!
しかし、シンクのない車内で一つ厄介なのが、鍋の残った汁です。
雑炊にしたり、そのまま飲んだりすることもできますが、量が多ければ、塩分の摂りすぎが気になりますね。
そんな時は、ベットシートを小さく切ったものを使えば固まらせることができます。排水ができない車中飯には、とても便利な方法ですよ!
まとめ
今回は私たちが行う車中飯の調理ポイントや調理器具、料理のレパートリーを、一部ではありますがご紹介しました。
車中飯を楽しめば、車中泊旅の楽しみはさらに広がります!旅先でも、新鮮な地元の食材を使った料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。
今までは車内での調理が難しいと思っていた方も、この記事を参考に車中泊飯に挑戦してみてくださいね。
私たちの車中飯については、動画でも紹介しています。ぜひご覧ください!