大きなキャンピングカーの洗車もラクラク!洗車のポイントと便利アイテムをご紹介
キャンピングカーは、自動洗車機では洗車できないので、手洗いが基本となります。
その大きさもさることながら、高さもあるので洗車はひと苦労ですよね。
私たちは、ノア < ハイエース < LIVINGSTONE5の順番に車体がサイズアップして来ましたが、それに応じて洗車の方法も、自動洗車機→手洗い→手洗い&便利道具の活用へと変わってきました。
車体の大きいキャンピングカーも、道具しだいで洗車がラクになり、飛躍的な時間短縮が可能です!
そこで今回は、まだ進化系とはなりますが、私たちがこれまで培ってきた洗車方法のノウハウを、便利な洗車アイテムなどとともにご紹介していきます。
目次
便利な洗車道具
洗車の時間を短く、簡単に済ませるためには、便利道具を活用することが必要です。
まずは、私たちが実際に洗車で使っている道具をご紹介します。
・脚立(横長+高さ調整式)
・カーシャンプー(水垢取り成分配合)
・水垢スポットクリーナー(強力洗浄剤配合)
・トラック用エクステンション洗浄ブラシ(3mの延長&水洗機能付き)
・100均のトイレ洗浄ブラシ(アルミホイールを洗うための道具)
・シュアラスター「ゼロFinish」
・高圧洗浄機&洗剤スプレーボトル ※ケルヒャー社などでは、便利なセット品が比較的安価で購入可能です
洗浄の順番
- ルーフ(ソーラーパネル、ルーフエアコンなど)
- 車体側面の上部(水垢が付着しやすい、ルーフ近傍の側面など)
- 車体側面の中部(側面ウインドウ、フロントウインドウ、ボンネットなど)
- 車体の下部(サイドモールから下、バンパー、アルミホイールなど)
以上の順番で行うと、強力な洗浄力がある洗剤を使用しても、洗浄剤の残りによるウインドウの筋状の洗剤痕などがなく、綺麗な洗車が行えます。
一つ一つ説明していきます。
①ルーフ(ソラーパネル、ルーフエアコンなど)
・高圧洗浄機&洗剤スプレーボトルを使い、一気に洗浄用の洗剤をルーフに吹きかけます。
・吹きかけた後、トラック用のブラシを使い、汚れをブラッシングしながら一気に洗剤を洗い流します。
この作業を運転席側、助手席側のルーフエリアで、半分ずつの面積を目安に脚立を移動し、洗い残しがないようにブラッシング水洗して行きます。
この工程では、ルーフ上の洗剤を完全に洗い流すことがポイントです。
②体側面の上部(水垢が付着しやすい、ルーフ近傍の側面など)
・高圧洗浄機&洗剤スプレーボトルを使い、一気に洗浄用の洗剤を主に車体側面上部に吹きかけます。
・水垢が激しい時は、水垢スポットクリーナーを使い、しつこい筋汚れを除去します。
・洗剤(水垢スポットクリーナー)を吹きかけた後、トラック用のブラシを使い、汚れをブラッシングしながら一気に洗剤を洗い流します。
この作業を運転席側、助手席側の側面上部エリアで、半分ずつの面積を目安に脚立を移動し、洗い残しがないようにブラッシング水洗して行きます。
この工程でのポイントは、水垢が激しい側面エリアを水垢スポットクリーナーと洗剤でハイブリット洗浄し、完全に汚れを除去した後、洗剤をしっかり洗い流すことです。
一見二度手間に感じますが、この少しの手間をかけることで、拭き上げ後の仕上がりが綺麗になります。ここは面倒ですが、是非実施して見てくださいね!本当に仕上がりが違います。
③車体側面の中部(側面ウインドウ、フロントウインドウ、ボンネットなど)
上記と同じ手順で、「車体側面の中部(側面ウインドウ、フロントウインドウ、ボンネットなど)」を行います。
・洗剤を高圧洗浄機にてスプレーします。
・ウインドウもトラック用洗浄ブラシでゴシゴシします。
ウインドウ専用洗剤などを使用しなくても十分綺麗になります。(この辺は、個人差がありますので、ギラツキが気になる方は、油膜取り洗剤を使用してください)
④車体の下部(サイドモールから下、バンパー、アルミホイールなど)
基本的に③までの手順と同じですが、ホイールについては、専用のブラシ(と言っても100均ですが)を使って洗浄することで、汚れ落ちが違います。(ホイールの塗装面の線傷が気になる方は、専用ブラシを使ってください)
・ブラシで洗浄後は、時間短縮のため、高圧洗浄機でダストと洗剤を一気に洗い流します。
高圧洗浄機を使うことで、すごく綺麗になります。(個人差があるので、洗い残しが気になる場合は、ホール専用クリーナー&専用洗浄ブラシを使いましょう)※私たちは、このくらいの洗い上がりで満足しております。
水滴除去
ブラシによる水洗後は、洗車時間短縮のため、ブロワを使い一気に水滴を吹き飛ばします。
詳しくは、「キャンピングカーのメンテナンスにも、マキタ製品は最高だった!」の記事をご参照ください。
大判のタオルを4~5枚も使用しなくて済みます。拭き取りの時間とその後のタオルの洗濯の手間が省けるため、皆さんも是非、導入を考えて見てはいかがでしょうか?
10分程度ブロワすることで、大きな水滴をほぼ吹き飛ばすことができます。
ミラー内部の水滴や、水残りが気になる場所は、念入りにブロワすることで、水残りが無くなります。すごく便利で、今は水滴除去のためだけにタオルを使用することはありません。
拭き上げ
洗剤を使用した車体の洗浄が完了したら、いよいよ、拭き上げの仕上げを行います。ここも要所要所で、それぞれノウハウがあります。
まずは、水垢の再付着を防止(軽減)するため、ルーフ近傍の側面に、特殊なスプレー(とは言ってもカーショップで普通に売っています)を施工します。
特殊なスプレーとは、シュアラスターの「ゼロFinish」です。このスプレーは、汚れ洗浄成分に合わせ、汚れの再付着を防止(軽減)する効果があります。
このスプレーを全体に噴霧すると、何本あっても足りないので、水垢の付着が激しいルーフ近傍の側面のみに施工します。この施工をすることで、洗車後、綺麗な期間が長続きします。
磨き上げ専用タオルを使い、ブロワで残った水滴を一気に拭き上げます。
この磨き上げ専用タオルは、キャンピングカーの大きな車体を短時間で拭き上げるために有効で、一番大きなサイズを購入することをお勧めいたします。
この作業は、残った水滴をサラッと拭き取ることが目的です。完全に磨き上げる思いで実施すると、多くの時間と労力を使うことになります。
納得が行く範囲で妥協することが、時間を短縮するためのコツです。(私たちは、サラッと拭き上げで満足し、いつも程々でやめています)
大判サイズの磨き上げタオルのサイズは、こんな感じの大きさとなります。キャンピングカーをお持ちの方は、奮発してこのサイズを買っておくと間違いないと思います。一度買ってしまえば、何年も使えます。
冬場の洗浄
私たちの住む地域は、冬になると雪が降り積ります。凍結防止のため、塩カル(凍結防止剤)が道路に撒かれます。
そのため、冬季に積雪や凍結した道路を走行し、長期間放置した場合、下回りのサビの要因となります。ですから、冬季の洗車においては、下回りの洗浄が欠かせません。
そのための道具として、高圧洗浄機のL型スプレーノズルを使用します。このノズルは、車体の下部深くまで洗浄が可能となるため、塩を落とし、サビの発生を防止できます。
寒冷地にお住まいの方は、下回りのサビ防止対策として、冬季の洗車に使ってみることをお勧めします。
その他の便利な道具
横長タイプ脚立が重要な道具となります。
通常の脚立は、横に移動するためには、脚立自体を移動し、その都度上り下りをする必要があります。私たちのようなアラフィフ世代では、この作業をした後の疲労感は半端ないです。
私たちのLIVINGSTONE5を仮に、通常の脚立で洗車から磨き上げまでを行うとすると、最低でも、15回程度の移動と上り下りが必要。
横長タイプ脚立であれば約半分以下の移動回数となり、上り下りについては横に移動が可能となるため激減しました。
このタイプはすごく便利ですので、膝、腰など体を守るためにも購入をお勧めします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?キャンピングカーの洗車は、確かに大変です。
しかし、現在流通している便利な道具を活用することで、汚れを短時間で綺麗に落とすことができると思います。
私たちも、自動洗車機で洗車をしていた時代がありましたが、現在の車は高さが2.7m、長さが6.0mの大きさなので、手洗いが必須となってしまい、なんとか簡単に綺麗にできないものかと模索した結果、今回紹介した方法に行き着きました。
車体のサイズによっては、これではまだ足りないことなどあるかとは思いますが、皆様の車旅の時間を有効に使うための一つのノウハウとして、ご参考にしていただければ幸いです。