キャンパー鹿児島 「イン・プラス」

高機能でもリーズナブル。キャンパー鹿児島「イン・プラス」がこの春登場!



快適なキャンピングカーライフを支えてくれるもの。何と言ってもその筆頭はサブバッテリーだろう。

従来型の鉛ディープサイクルバッテリーに代わり、リチウムイオンバッテリーを搭載する車両も増えてきた。

キャンパー鹿児島「イン・プラス」もそんな一台だ。

そもそもサブバッテリーとは


電子レンジ

キャンピングカーにはふたつのバッテリーが搭載されている。

車のエンジンを始動させるためのカーバッテリーと、生活用の電気をまかなうサブバッテリーだ。そのおかげで、エンジンを回さなくとも電気製品が使えるようになっているのだ。

サブバッテリーのおかげで、照明はもちろん、インバーターを介してAC100Vを作り出せば家電製品を使うことだってできる。

これまでの主流だった鉛ディープサイクルバッテリーには、安価でメンテナンスも楽、というメリットがある一方、大きくて重いというデメリットがある。搭載場所は考えねばならないし、積める量にも限りがある。

そこで、最近注目されているのがリチウムイオンバッテリーだ。

今回取り上げるキャンパー鹿児島社は早くから、リチウムイオンバッテリーを採用してきた。

リチウムイオンバッテリーは高価な点が泣き所だったが、「イン・プラス」は、新しいバッテリーシステムを採用するなどしてコストダウンを計り、高機能でもリーズナブルな一台に仕上がっている。

オーソドックスなレイアウト


キャンパー鹿児島 「イン・プラス」 車内

ベース車両はトヨタ・ハイエースのスーパーロング。

車体中央にダイネット、リアは収納スペースと展開式ダブルベッドの二層構造というオーソドックスなスタイルである。

ダイネットは対面スタイルにもL字にもなり、ファミリユースにもゆったり二人旅にも使いやすいレイアウトだろう。

乗車定員は7名で、走行時は全て前向き座席となる。就寝定員は大人2名・子供2名だ。

リアのダブルベッド

ハイエース・ベースのバンコンでよく使われるFRP製の拡幅サイドウインドウをイン・プラスは採用していない。そのため、リアのダブルベッド幅は1730mm。

構造要件に規定されている大人用サイズ=1800mmにわずかに足らないため、就寝定員が「子供2名」になっている。

が、1730mmあれば、小柄な方なら問題なく寝られるだろうし、拡幅サイドウインドウを省略した分、ボディ改造コストの削減にもつながっている。

注目の電気システム


キャンパー鹿児島 「イン・プラス」 設備

気になる装備について見てみよう。

家庭用エアコンと電子レンジは標準装備。電気システムは1500wのインバーターと300Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載している。

リチウムイオンバッテリーは低価格&高性能で注目を集めているMOVING BASE社製を採用。夏季にエアコンを使っても、2,3日なら残量を心配せずに済むだろう。

ポータブル電源

さらにイン・プラスにはユニークなオプションが用意されている。それが「ポータブル電源」だ。

それも単なるポータブル電源を積むというだけではない。

走行充電や外部入力を自動で切り替えるリレーを組み、サブバッテリーのシステムの一部に組み込んで使うというものだ。

もちろん、「ポータブル」というからには車外に持ち出すこともできる。キャンプサイトでの照明に使うなど、単純にバッテリーの容量を増やす以上の使い勝手の良さが魅力だ。

気になる価格は税込み559万600円(ガソリン・2WD)から。

オーソドックスなレイアウトで使い勝手が良く、家電製品もリチウムイオンバッテリーも標準装備でこの値段は、かなりのバーゲンプライスといえるだろう。

エアコン付きのバンコンを探している人なら、ぜひチェックしてみてほしい。

ビルダー:キャンパー鹿児島
タイプ:バンコン
ベース車両:トヨタ・ハイエース スーパーロング ハイルーフ
税込価格:¥5,590,600〜
乗車人数:7名
就寝人数:大人2名+子供2名
全長:5,380mm
全幅:1,880mm
全高:2,285mm
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