熱中症、虫刺され対策と緊急時の対応法

看護師直伝!熱中症や虫刺されなど夏のトラブル対策と緊急時の対応法



看護師が教える!夏の車中泊での安全対策とトラブル回避法


夏の車中泊の魅力といえば、宿泊費用を最小限に抑えながら、気軽に海水浴やプールなどのレジャーを満喫したり、各地域の花火大会やお祭りなど夏ならではのイベントを楽しめるなどがあげられます。

しかし、真夏のシーズンで安易に車中泊をしてしまえば、さまざまな危険に見舞われてしまう可能性があり注意が必要です。

そこで今回は看護師である筆者が、夏の車中泊で実践している夏に起こりがちな車中泊でのトラブルを回避する方法や安全対策、緊急時の対応方法をご紹介したいと思います!

夏も安全安心に車中泊を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

熱中症対策と緊急時の対処方法


景色

真夏の炎天下の中、エンジンやエアコンを止めて換気もされていない車で過ごせば、数分から数十分程度で、熱中症の症状が現れて最悪の場合死に至る危険性が高まります。

また、熱中症といえば「温度」に意識が向きがちですが、「湿度」にも注意が必要です。

実際に湿度が65%を超えると熱中症になりやすくなってしまうので、梅雨の時期から熱中症を引き起こす人は少なくありません。

熱中症を予防するためにも、以下のような対策で昼夜問わず車内の温度や湿度管理を徹底していくことが大切です。

熱中症予防対策:車内温度を下げる方法


車内
・電源付きサイトを利用して、室内エアコンやポータブルクーラーを使用して過ごす
・車を離れる際は、窓すべてにマルチシェードやサンシェードをつけて車内の温度が上昇するのを防ぐ
景色
・標高の高い場所で車中泊する
・サーキュレーターやマックスファン、扇風機を利用して車内を換気する

熱中症予防対策:車内湿度を下げる方法


濡れたものを車内に置かない
・乾燥剤や除湿機を設置する
・寝る前に車内を換気する
・調理は窓を開けて行うか、外で行う

熱中症予防対策:熱中症になりにくい体づくり対策


・普段から質の良い睡眠をとる
・適度な汗をかく習慣をつける
・冷却シートやリング、スカーフ、アイスノンなどの冷却・冷感アイテムを複数準備して使用する
・こまめに水分や塩分補給をする
野菜
・ミネラルやビタミンを豊富に含んだ食材を摂取する
お酒の飲み過ぎに注意し、お酒の量と同じもしくはそれ以上の水分を摂取する

詳しい熱中症対策を知りたい方は▷夏の車旅は“熱中症”に注意!看護師が教える『車中泊の暑さ対策』

熱中症になったらどうする?緊急時の対策


ベッド

熱中症になった場合「ふらつき・めまい・頭痛・吐き気」など、さまざまな症状が現れます。

夏場の車中泊中にそのような症状があった場合は絶対に車を運転はしないようにしましょう。

アイテム

そして症状が良くなるまでは、エアコンで車内温度を下げて、首元や脇の下・足の付け根などの太い血管が通っている場所を冷やしながら、横になって安静にすることが大切です。

水分や食事が取れそうな場合は、水分や塩分補給をこまめに行ってください。

もし水分を摂取しても吐いてしまったり、意識がもうろうとして起き上がれなかったりする状態の時は、迷わず救急車を要請して、すぐに医療機関を受診してくださいね。

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