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車中泊旅“ならでは”の、心も満たされる食事方法&アイデア



旅では「おいしいものを食べること」も楽しみのひとつですよね。

さらに車中泊旅では、”ならでは”の楽しみ方も追加されることにより、旅の最中バラエティに富んださまざまな方法で食を堪能することができるようになります。

そこで今回の記事では、車中泊旅で「食」を楽しむ、さまざまな方法・アイデアをご紹介していきたいと思います。

旅をしている非日常感の中でおいしいものを食べる時間は至福のひととき。

車中泊仕様にカスタマイズしたバンで頻繁に車中泊旅をしている筆者が、実際の旅でどんな風に食を楽しんでいるのか。

その様子を写真と合わせてご紹介していきますので、ぜひ記事をチェックしてみてください!

滞在先の飲食店を利用して「外食」を楽しむ


唐揚げ定食

旅での1番手軽でポピュラーな食事方法が、現地飲食店での「外食」

特に現地の新鮮な食材を使った料理やガイドブックに載っているような有名店でいただく食事は、多くの方が旅での「食事の手段」として選択されていることと思います。

また、お目当ての食材や店舗をあらかじめ調べておき、「食べること」を目的として旅の予定を立てているというかたも多くいらっしゃいます。

実際わたしたち夫婦も「飛騨高山で飛騨牛のお寿司が食べたい!」「山梨に行ってほうとうが食べたい!」といった理由で突然現地まで旅に出かけることがよくあります。

お椀定食

海の近くにいけば新鮮な海鮮を使った料理をいただくこともできますし、山なら山菜・きのこ料理やジビエ料理なども堪能することができますよね。

キャンピングカーなら自炊ができるからと考えがちですが、「旅の最中はすべて外食を楽しみたい」ということでも、もちろんOKです。

ただし、滞在先の店舗が定休日なくいつも営業しているとは限りません。

旅先で外食の予定がある場合は、出発前にお目当ての食事をいただける店舗の定休日や営業時間をしっかりとチェックしてから訪れるようにしておきましょう。

コロナ禍で増えた「テイクアウト」


テイクアウト商品のハンバーガー

この1年ほど、コロナ禍により営業を自粛したり営業時間を減らす飲食店が増えています。

利用者にも店内飲食を避ける動きがみられることから、多くの飲食店が「テイクアウト」に対応できるよう、さまざまな工夫を凝らしているようです。

予約がなかなか取れなかったり、いつも混雑して長時間待ち必須だった人気店の料理も、テイクアウトならそれほど待たずに購入することができ、車内で家族や友人と気を使わずに楽しくおしゃべりしながらいただくことができます。

テイクアウトなので容器など多少のゴミは出ますが、料理をするよりも手軽で、店舗内で飲食するよりも気兼ねなくいただけるとあってかなりおすすめ。

また飲食店によっては、あらかじめ電話で予約をしておくことで指定の時間に料理を受け取ることもできる店舗もあるようです。さらに待ち時間が短縮され、旅の予定も立てやすくなるのではないでしょうか。

現地の有名店や名物料理を車内で堪能し、そのあとはちょっとお昼寝。そんな楽しみ方ができるのはキャンピングカーならではですよね。

「現地食材」を調達して車内でかんたん調理!


現地産の野菜

せっかく普段暮らしている街とは違う場所に旅に出るのですから、滞在先で新鮮な食材やその場所でしか手に入らない食材を使って、車内で自炊をするのもおすすめです。

自炊をするといってもスペースや調理器具が限られた車内ですから、自宅と同じようにというわけにはいきません。

あまり手間をかけず、カットするだけ、混ぜるだけ、軽く火を通すだけといった簡単調理にしておくのがベスト。

また車内でごはんを炊いたり野菜を買ってサラダや汁ものだけを手作りし、その他のおかずは地元のスーパーなどで調達するという方法もあります。

スーパーで購入した馬刺しや漁港で買ったお刺身、豆腐屋さんの手作り豆腐や牧場で購入したチーズなど、軽くカットしたりそのままいただける食材を追加することで、車内でも現地の味をしっかりと堪能することが可能になります。

現地のスーパーや漁港、産地直売所をみて回るだけでもかなり楽しめるので、滞在先や車での経路にある場合には、食材の調達がてらちょっと寄り道してみてはいかがでしょうか。

料理が苦手なら「缶詰」&「瓶詰め」を活用しよう


ご飯のお供のおかず缶詰

できるだけ食事は自炊したいというかたや、車内での調理を楽しみにされているかた、時間とお金を節約するために食事を車内で簡単に済ませたいといった方におすすめするのが、開けるだけでぱっといただくことができる「缶詰」「瓶詰め」

缶詰や瓶詰めを活用すれば現地で他に食材を調達する必要もありませんし、価格も安いものを選ぶことで旅にかかる費用をかなり節約することができます。

また料理が不得意なかたでも、ごはんを用意するだけで車内で簡単に食事を済ませることができるますし「すこし手を加えて温かい料理を食べたい」といった場合も、野菜と一緒に炒めたり、パスタややきそば、チャーハンの具材に使用したりとかなり便利。

お酒のおつまみにも最適で、「缶つま」などちょっと価格帯が高めの缶詰を選べば、車内で贅沢な気分で晩酌を楽しむことが可能です。

また旅先で現地の食材を使った、その場所でしか手に入らない缶詰・瓶詰めなどを販売していることも。

フタを開けるだけで手軽に現地の食を楽しむことができるというは、かなり嬉しいポイントとなります。

缶詰、瓶詰めをいただいたあとは当然、缶やビンのゴミが出ます。多少かさばりますが、きちんと自宅に持ち帰るのがマナー。

においが出る場合でもしっかりと密封すれば安心して持ち帰ることができますよ。

いま話題の「お取り寄せ」を車内で堪能する


お取り寄せホテルのカレー

コロナ禍で増えたものはテイクアウトだけではありません。

本来なら直接飲食店を訪れたり、現地で購入しないといただくことのできない食材や料理を自宅に届けてもらえる「お取り寄せ」の商品がいまかなりの数増え、話題になっています。

普段長蛇の列で入店まで時間のかかる有名店や、名高いホテルの料理はもちろん、本来飲食店などに卸す予定だった新鮮な野菜や魚介類など、ちょっとお高いけどかなりおいしい食材・食品も「お取り寄せ」ならネットでポチッと注文するだけ。

自宅に届けてもらったお取り寄せ商品を車に積んで車中泊の際にいただく、なんてことも気軽にできちゃいます。

たとえば、有名ホテルのレトルトカレーを持参して旅先でいただけば、レトルトとは思えない本格的な味を楽しむことができ、車内で贅沢な気分を味わうことが可能です。

また本来一般家庭では購入することができない魚介類を車載の冷蔵庫に入れていき、車内でごはんを炊いて海鮮丼を作る、なんてことも。

他にもいま話題のスイーツをお取り寄せしたり、有名コーヒーショップのコーヒーをお取り寄せして旅先に持参すれば、車内カフェタイムが大充実します。

楽しみ方は食材の数だけ無数にあります。お好みのお取り寄せ商品を見つけたら、旅先の車内でゆっくり味わってみてください。

滞在先の「カフェや喫茶店」「ケーキ屋さん」に訪れてスイーツも


カフェスイーツ

旅の楽しみは朝昼晩の食事だけではありません。

現地のカフェや喫茶店に訪れることで、スイーツや紅茶・コーヒーも現地で楽しむことができます。

おいしいスイーツを食べてお茶を飲みながら、地図をみてそのあとの予定を考えるのも楽しい時間です。

またケーキ屋さんやパン屋さんはもちろん、プリン専門店やチーズケーキ専門店など、観光地ならちょっと変わった店舗もたくさんあります。

現地のケーキ屋さんを訪れておいしそうなケーキをテイクアウトし、車内でゆっくりいただいてもいいですね!

日本にはおいしいものがたくさんあります!


旅先のホットドッグ

今回は、キャンピングカーの旅で「食」を楽しむ、さまざまな方法やアイデアをご紹介しました。

長時間の運転、空腹のままでは疲れも溜まりやすくイライラしがちです。

わたしたち夫婦も空腹すぎると夫婦喧嘩になることが多々ありますので、滞在先での食事だけではなく、途中のSAや道の駅などで小腹を満たすちょっとしたものを購入し、移動中にいただくようにしています。

いろいろな食の楽しみ方がありますが、車内で食べるのことも飲食店でいただくことも、食事の内容やスイーツまで、自由に選べることが車中泊旅の醍醐味ですよね。

自然豊かな風景や車窓からの眺め、車内でのゆったりとした時間、おいしい食事など、キャンピングカーでの旅は魅力がいっぱい。

わたしたち夫婦もおいしい食事を楽しみながら、これからもあちこちに旅にでかけていきたいと思います。