「サイバーナビ」でキャンピングカーがより快適に!データ通信量無制限で自分の車がWi-Fiスポットになる!
キャンピングカーの醍醐味でもある「長旅」をする時、あると嬉しいのが、快適なインターネット環境。
皆さんも、車内のインターネット環境を確保するために、様々な工夫をされているのではないでしょうか。
私はこれまで、車旅の際はポケットWi-Fiを活用していましたが、さらにストレスフリーな旅を実現するため、Wi-Fiサービス付きの「サイバーナビ」を導入!
かなり快適にネットを使えるようになりました。
と言うことで今回は、「サイバーナビ」について、おすすめポイントや注意点も含めて紹介していきます。
目次
サイバーナビとは?
カーAVブランド「カロッツェリア」のカーナビゲーション「サイバーナビ」。
そのサイバーナビの新モデルが、2019年11月に発売されました。
こちらは、「docomo in Car Connect」に対応したモデルで、車に装備することで、自分の車をWi-Fiアクセススポットにできるんです。
「docomo in Car Connect」について
「docomo in Car Connect」とは、NTTドコモが提供するLTE回線を用いたインターネット接続サービスのことです。
対応車種や機器であれば、ドコモ回線の契約をしていなくても、Dアカウントを登録することにより、定額でデータ”通信量無制限”で使用できます。
さらに、最大5台までの端末をWi-Fiに接続可能。
一部の対応車種メーカーのカーナビではサービスが提供されているようですが、今現在、市販されているカーナビで「docomo in Car Connect」に対応しているのは、「サイバーナビ」だけのようです。
ナビの仕様について
「サイバーナビ」の新モデルには、いくつか種類がありますが、今回私が取り付けたのは、「サイバーナビ AVIC-CW910-DC」。7型ワイドモデルです。
他にも、7型・8型・9型があり、ご自身の車のカーナビ取り付けスペースに合わせて選択ができます。
最新のカーナビですから、基本的なナビ性能や拡張サービスも充実しています。
サイバーナビでできること
カーナビ起動時は常時インターネット接続されます。
オンデマンドでの映像や音楽のストリーミング再生はもちろん、自宅にあるレコーダーと接続すれば、テレビ番組や録画したドラマなどもカーナビで見ることができます。
また、最新の地図も自動でダウンロード。ドライブサポートなどのオンラインサービスも充実しています。
(別途、付属機器の設置や契約が必要なものもあります。)
Wi-Fiを活かすDIYでより快適に!
このサイバーナビは、普通のカーナビ同様、停車時にはエンジンからの電気供給がなくなるため、電源が切れてしまいます。
そこで、停車時にはサブバッテリーで利用できるようにDIYしました。
サイバーナビWi-Fiを生かした、私のキャンピングカー快適化をご紹介していきます。
停車時にサブバッテリーから起動できるようにする
エンジン稼働時にメインバッテリーからの電源で起動するサイバーナビを、サブバッテリーからの電源に切り替えができるようにします。
簡単に説明すると、エンジン停止時もサイバーナビを起動できるよう、サブバッテリーから配線を引き、切り替え用のスイッチを取り付けます。
下のイメージ図を見ていただくと分かりやすいと思います。
自分で調べたり詳しい友人に聞いたりして、なんとか回路を組むことができました。
不具合や故障の原因にもなるので、このような作業に慣れていない方は、ビルダーなどプロに相談してみましょう。
Apple TVを取り付ける
サイバーナビが起動できればWi-Fiが繋がり、音楽はもちろん、映画やYouTubeなどの動画も見放題です。
私はiPhoneとMacBookなど、Apple製品を使用しているので、使い勝手が良いようにApple TVを車内に取り付けました。
Apple TVからサイバーナビや車内のモニターへHDMI出力することで、映像が見られるようになります。
また、iPhoneのミラーリング機能でApple TVを経由しスマホ画面を映すこともできます。面倒なケーブル接続も不要で非常に便利です。
これでインターネット環境はバッチリ整いました!
可動式モニターで車内どこでもくつろげる
これまでは車内に12インチのテレビを固定で取り付けていましたが、移動先でテレビが映らないことがあり、ほとんど使用していませんでした。
これから「長旅をしよう」と考えていることもあり、思い切ってテレビをやめてモニターに変更しました。
サイズも24インチにアップ。
さらに、どこからでもモニターが見られるよう可動式にすることで、ゆっくり寛げる車内空間を作ることに成功しました。とても快適です!
おすすめしたいポイント
ここからは、購入を検討する際に”決め手”にもなった「サイバーナビ」のおすすめポイントを紹介したいと思います。
Wi-Fiの安定感と縛り無し
ドコモのLTE回線を使用しているので、通信エリアや安定性に関しては心配ありません。
Wi-Fiは、車外でも半径10mぐらいは届くので、キャンプの時などでも活躍しています。
気になる通信速度についても、下り(インターネットからパソコンへの受信)の通信速度は10~20Mbpsほど。これくらいあれば動画などを高画質で見るには十分です。
ただ、上り(パソコンからインターネット上へデータを送る)の通信速度に関しては、ほぼ5Mbps程度なので、動画などの容量の大きなファイルなどをアップロードするのは厳しいかもしれません。
回線速度は場所や機器などによって異なりますので、参考程度にしてください。
そして、購入の最大の決め手となったのが通信量無制限ということです。
短時間で大容量の通信を行うと制限があるようですが、1ヶ月以上ヘビーに使用しても、今のところ制限はされていません。
今なら1年間使用料が無料!
現在発売されている「docomo in Car Connect」付きのサイバーナビを購入すると、登録日から1年間無料で使い放題になります!
こちらは「2022年9月末」までに購入し、登録した場合のサービスなので、今がチャンス。
また、基本使用料は利用シーンによって選べるようになっており、他のWi-Fiサービスと比べてもかなり割安です。
1日(24時間)で500円、30日で1,500円、 365日(1年間)で12,000円となっています。
課題や問題点など
「サイバーナビ」を購入して、大満足な結果になったのですが、やはり気になるところや注意点もいくつかあります。
バッテリーの消費には注意!
キャンピングカーの生命線でもあるサブバッテリーの残量には注意が必要です。
サイバーナビも、起動すると数ワットですが消費しています。ですのでバッテリー残量は常にチェックできるのが望ましいです。
私は、走行充電とソーラーパネルからの給電に加え、外部充電システムもあるのであまり困ることはありませんが、いつ起こるか分からない災害時など、いざという時に困らないように常に余力を残し備えておくようにしています。
ポケットWi-Fiでも良いのでは?
結論としては、ポケットWi-Fiでも良いかもしれません。
車外にも持ち運べるし、スマホのギガ節約にもなるのでそちらでも十分便利です。
私も数ヶ月前までは、無制限のポケットWi-Fiを使用して非常に満足しておりました。
しかしその反面、急な通信障害があったり、ギガ制限になったりと、旅先で困ってしまうことも多々ありました。
私にとっては、自分のキャンピングカー生活に合う最善のサービスが「サイバーナビ」だったんです。
スマホは、ポケットWi-Fiを解約して浮いた分の金額で、ギガ放題プランへ変更。そうすることで、車外でもストレスフリーに使用できています。
初期費用が・・・
ナビは高価なものなので、そう簡単に購入を決めるのは難しいですよね。
私が調べたときは、サイバーナビは取り付け価格も入れて18万円くらいでした。
高額にはなりますが、前のナビが古かった事もあり購入を決断。
PC作業も快適にできますし、買って後悔は全くありません!
このように現状大満足な製品ですが、今後もっと良い製品やサービスが出てくる可能性もありますし、「docomo in Car Connect」が、サイバーナビ以外でも使用できるようになるかもしれません。
ご自身が思い描くインターネット環境が築けるようなサービスや機器には、しっかりアンテナを張っておくことをおすすめします。
今後の新しいサービスや拡張にも期待!
ざっくりと説明して来ましたが、私が把握しきれていない機能やサービスがまだあるかもしれません。
今後も新しいサービスやインターネット拡張機器など、どんどん進化していくのではないでしょうか。
サイバーナビも常にインターネット接続されているので、ナビ本体のアップデートも日々されていきます。
今では、キャンピングカービルダーもこういったサービスにいち早く目をつけ、取り扱っているとの事です。
キャンピングカー購入を検討されている方は、装備選択肢の一つの要素として追加されるのも良いかと思います。
現在、キャンピングカーを所有されている方も、ナビの更新を検討されているなら、第一候補としてサイバーナビはおすすめです。
私は、せっかくインターネット環境と大きめのモニターを取り付けたので、趣味の一つでもあるゲーム機(PS4)を持ち込んで、今後、車内でオンラインゲームやYouTubeライブなどもしてみたいと考えています!
キャンピングカーは、活用方法やそれぞれの生活スタイルもさまざまで、今後もワクワクを与え続けてくれそうですね。