自転車×電動バイクの二刀流モビリティ!glafit GFR-02が車旅に適しているのか検証してみた
目次
イベントで見つけた自転車×電動バイクのglafit GFR-02試乗レビュー!
glafit GFR-02という一件普通の小型の折り畳み自転車か折り畳み電動アシスト自転車に見える乗り物が、登場以来ずっと気になっていた。
外観はそんな感じだが、実はGFR-02は電動の原動機付自転車としても自転車としても使える二刀流の乗り物なのだ。
そして小さく畳むことができるとなると、車旅を愛する者の想像力が刺激される。
8月に開催された「アソモビ」にDRIMOが出展し、そこに私の使用しているBoo3を(荷台のシェル)を積んだハイゼットも展示したのだが、なんと気になっていたglafit GFR-02も出展されていて、会場で試乗することもできた。
参考記事▷【8月5日・6日!幕張メッセ】車中泊仕様車やキャンピングカー、アウトドア用品が集まるアソモビ2023開催!【DRIMOも出展】
この手のイベントは見るだけでなく、こういった体験ができることも大きな魅力だ。
そして、交渉したところ試乗車を取材用に貸し出してもらえることになり、実際に車に積んで出かけて使い心地をテストすることができたので、今回はその結果をお伝えする。
【自転車×電動バイクのGFR-02】概要
スペックなどの詳細はメーカーのウェブサイトにあるのでここでは省略するとして、まずはglafit GFR-02の概要をざっと説明しておこう。
車両区分の切り替えが可能で小さく畳める乗り物
一番の特徴は、2021年の道交法の解釈変更により「車両区分を変化させることができるモビリティ」として認められた初の乗り物だということだ。
もう少し平たく言えば、電動の原動機付自転車(以下原付または原付一種)⇄自転車を合法的に切り替て使用できる日本で最初の乗り物ということになる。
そして、GFR-02はホイールサイズが14インチの小さく畳むことのできるモビリティでもある。
「小さく畳んで持ち出すことができて、持ち出した先で原付としても自転車としても使用することができる。」と聞いただけで、車旅の旅先で使用するのに最適な乗り物であることは容易に想像がつく。
モーター・バッテリー・ブレーキなど
モーターはあまり存在の目立たないインホールモーターだ。
バッテリーはフレームの中に収まるようになっていて、装着したまま充電することも取り出して充電することも可能なため、バッテリーのみ室内に持ち込んで充電することもできる。
充電に要する時間は2~3時間となっていて、もちろんリチウムイオンバッテリーなので継ぎ足し充電も可能(少し前までの電動アシスト自転車にはこれができないものも多かった)だ。
モーターもバッテリーも存在を主張していないため、一見普通の自転車のようにも見えるさりげない外観も特徴であり、個人的にはそんな外観に好感が持てる。
ブレーキは前後ともディスクブレーキで効きは非常に良い。試しはしなかったが、濡れた路面でも安心だと思う。
しかし、効き過ぎて一気にレバーを握るとロックしてしまうような感じになることもあるので、少々慣れが必要かもしれない。
試乗した友人から逆に効き過ぎて怖いといった感想もあったが、慣れてしまえば全く問題なく、ともかくブレーキの効きが良いに越したことはない。
ギアの変速はない。変速がないと自転車モードにした場合は少々苦労する場面もありそうだが、電動メインで使用するのであれば、ないほうが面倒なワイヤー調整などのメンテナンスの手間が減って良いと私は思う。
オプション
輪行バッグや予備バッテリーなどオプション類も豊富だ。
試乗車には、しっかりとした作りのオプションのリアキャリアが装着されていた。
サイズは大きくはないが、旅先などでも何かと重宝しそうで、これは付けたほうが良いと思う。
また、試乗車にはUSB充電器としっかりとした作りの安心感のあるスマホフォルダーもセットされていた。
充電器は使わなかったが、スマホの充電切れなどにも安心だ。
スマホフォルダーがあると地図アプリを利用できるので、これも付けたほうが良いと思う。
ところで、GFR-02の一番の特徴と書いた「車両区分を変化させることができるモビリティ」として認可されるのは容易いことではないと思うのだが、実際の使い心地のレポートの前に、次の項目ではその切り替えを可能にしたシステムの概要と、利点について説明しておこう。
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