ハイエースで車中泊。車載冷蔵庫10リットル&30リットルを買って使ってみた!
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車中泊に冷蔵庫は必要?実際に使って感じたメリット・デメリット
車中泊をするなら車載冷蔵庫があれば、より快適に過ごせるのではないかと思います。
でも、どのくらいの容量がいいのかわからない方や、どのメーカーの製品が良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
ハイエースをDIYしながら車中泊仕様にして楽しんでいる私たち夫婦は、今までに2種類の車載冷蔵庫を使用した経験があります。
どの製品をどういう目的で、どのように使ってきたのか、また実際に使って感じたメリット・デメリットについてご紹介します。
車載冷蔵庫の購入を検討する際の参考になれば、とても嬉しいです。
愛車はハイエースの中で1番小さい車両
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私は車中泊を始めてもうすぐ2年になり、仕事の合間に夫婦2人で車中泊を楽しんでいます。
所有しているハイエースは、スーパーGLの特別仕様車「ダークプライムⅡ」(R5年式 2800CC 4WDディーゼル車)で、ハイエースの中ではいちばん小さい標準ボディになります。
車両サイズは全長4,695mm、全幅1,695mm、全高1,980mmです。
普段使い(仕事や買い物)もできて、高さ制限にかかりにくく、車中泊仕様にDIYもできるということでハイエースを選びました。
私たちがなぜ車載冷蔵庫を購入しようと思ったのか?
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冷蔵庫の購入を考え始めたのは、冷えたビールを車中泊やキャンプのときに飲みたい・・・それが一番の動機です。
DIYした秘密基地のような荷室で、好きなものに囲まれながら飲むビールは最高。
コンビニスイーツを買って、車中泊場所に移動して食べるのも贅沢な楽しみですね!
また、車載冷蔵庫は車中泊やキャンプのとき以外でも活躍することが多いです。
自然災害時の停電では重宝しますし、真夏にスーパーで買った生鮮食品を自宅まで新鮮な状態で持ち帰る際にもとても便利です。
最初に購入した車載冷蔵庫
まず価格と、大きさを重視。
大きい方がたくさん入ると思い、EVOKEの30リットルの車載冷蔵庫を購入しました。
車内でとても目立つので、統一感が出るように「オクスフォードタン」というベージュ系の色を選択。
製品名:EVOKE ポータブル冷蔵庫30L
価格:29,800円
サイズ:幅58.6cm x 奥行37.8cm × 高さ36.5cm
重量:11.5kg
消費電力:60W(さらに自動省エネモードも搭載しているので、消費電力も抑えられます)
最大容量:350ml缶×44本、500mlペットボトル×26本
冷却効果:20℃→0℃:約10分、20℃→−20℃:約30分
メリットは?
容量が大きいので、購入するものの大きさや量を気にしなくていいのは嬉しいポイントです。
2リットルのペットボトルが入るため、真夏でも衛生的に保管できます。
また、ディスプレイが上面に付いているので、操作や設定がとてもしやすいかったです。
デメリットは?
両サイドに取手がついていますが、指のひっかかりが浅くて持ちにくく感じます。
飲み物や食材が入った重い状況で伸縮ハンドルを引っ張ると、強度が足りない気がしたので、購入後は伸縮ハンドルを外して使用しました。
また、別売りのバッテリーを購入しなかったため、シガーソケットやポータブル電源からの給電が必要。
エンジン停止時にも使用したい場合は、ポータブル電源が必須になります。
車内に入れてみると、やはり大きく感じました。
特にハイエースの中では荷室が1番小さい車両なので、そう感じたのかもしれません。
詳細はこちら▷EVOKE HP
2台目として買い換えた車載冷蔵庫は小型!
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2台目は、EENOURの10リットル小型車載冷蔵庫を購入しました。
私たちの車中泊スタイルでは、30リットルの車載冷蔵庫がいっぱいになることはなく、スペースをとるだけになってしまうことに気づいたためです。
製品名:EENOUR D10
価格:29,800円(バッテリーが1個付き)
サイズ:幅37.5cm x 奥行26.2cm × 高さ43.5cm
重量:7.13kg
消費電力:36W(ECOモード23W)
最大容量:350ml缶×12本、500mlペットボトル×8本
冷却効果:25℃→0℃:約9分、25℃→-20℃:約30分
※環境温度25℃、空っぽの状態でテストした結果(商品ページより引用)
メリットは?
バッテリー搭載で、1泊2日ならポータブル電源なしで使用可能。
最初に購入した車載冷蔵庫より消費電力が少なく、限られた電力の中でとても助かりました。
冷蔵庫内のスペースがコンパクトなので、食品ロスも少なく抑えられます。
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EENOUR D10は、冷蔵庫以外の用途としても活躍し、携帯電話の充電も可能。
さらに、蓋が脱着可能な設計になっているため、使用する場所や利き手に合わせて設置できるのも便利なポイントです。
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また、取手付きで持ち運びがラクなので、女性でも簡単に移動できます。
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LEDライトが搭載されているため、蓋を開けた際に自動で点灯し、暗い場所でも中の物をスムーズに取り出せるのも魅力です。
デメリットは?
EENOUR D10の操作パネルは本体の下側にあるため、置く場所によっては操作しづらくなります。
また、道の駅などで販売されているお弁当を収納できないサイズ感なのが、唯一残念に感じるポイントです。
実際に使ってみた!車載冷蔵庫の冷却性能を検証
常温で保管していた缶ビールが、どのくらいの時間でキンキンに冷えるのかを調べてみました。
電源は付属のバッテリーを使用しています。
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検証開始:16時30分
・室内温度:21.8℃
・冷蔵庫内温度:16.0℃
・設定温度:0℃(MAXモードにて使用)
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17時(30分経過)→14.8℃(開始より1.2℃低下)
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17時30分(1時間経過)→13.1℃(開始より2.9℃低下)
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18時(1時間30分経過)→11.8℃(開始より4.2℃低下)
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18時30分(2時間経過)→10.9℃(開始より5.1℃低下)
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19時(2時間30分経過)→10.4℃(開始より5.6℃低下)
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19時30分(3時間経過)→9.7℃(開始より6.3℃低下)
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20時(3時間30分経過)→9.2℃(開始より6.8℃低下)
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20時30分(4時間経過)→8.8℃(開始より7.2℃低下)
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21時(4時間30分経過)→8.4℃(開始より7.6℃低下)
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21時30分(5時間経過)→7.8℃(開始より8.2℃低下)
検証の結果と冷やし方のコツ
室温21.8℃の環境下で、冷蔵庫内温度を16℃から7℃にするのに5時間かかりました。
そのため、常温から冷やすには時間がかかるので、なるべく冷えているものを購入して車中泊場所へ移動するのがベストです!
ビールが一番おいしく飲める温度は、夏なら4℃〜6℃、冬なら6℃〜8℃とされています。
ビールを冷やしすぎると、泡立ちが悪くなったり、麦の成分が凝固して濁りが発生することがあり、おいしさが半減するそうです。
冬の車中泊では問題なく冷えそうですが、真夏の車内で使用すると想定通りに冷えない可能性もあります。
そうした季節ごとの違いを楽しむのも、車中泊の醍醐味かもしれませんね。
最後まで悩んだのはこの商品
EENOUR D10を選ぶ際に、最後まで悩んだのが60℃まで保温できる機能が付いているD10PROです。
特に冬の車中泊ではとても便利な機能だと思い、かなり悩みました。
価格差は1万円ほどなので、温かい飲み物や食事をキープしたい方には、D10PROの方が魅力的かもしれません。
起床してすぐに温かい飲み物を飲めるのは、寒い冬には嬉しいポイントですね。
ただ私たちは、「冷たいものを冷たいまま保管する」ことを最優先に考えていたため、今回はD10PROではなく、D10を選択しました。
製品名:EENOUR D10 PRO
価格:39,800円(バッテリーが1個付き)
サイズ:幅37.5cm x 奥行26.2cm × 高さ43.5cm
重量:7.13kg
消費電力:38W(ECOモード23W)
最大容量:350ml缶×12本、500mlペットボトル×8本
冷却効果:25℃→0℃:約9分、25℃→−20℃:約30分
保温効果:25℃→40℃:約14分、25℃→60℃:約30分
※環境温度25℃、空っぽの状態でテストした結果(商品ページより引用)
ほかにもEENOURには、たくさんの商品があります
バッテリー式の車載冷蔵庫は10リットルから55リットルまでのサイズ展開があり、用途に合わせて選ぶことができます。
中には2部屋構造で、冷凍と冷蔵を同時に使えるモデルもあり、それぞれ別々に温度設定が可能です。
この機能があれば、食材を無駄にすることなく適した温度で保存できるため、長期の車中泊旅にはとてもありがたいですね。
まとめ
限られたスペースの中で我慢しながら使い続けるのではなく、思い切って買い替えたことで快適さが格段に向上しました。
出費は増えましたが、後悔はまったくありません。
皆さんの購入の参考になれば、とても嬉しいです。