キャンピングカーの屋根に重い荷物を載せるときの方法をご紹介

【ギックリ腰防止?】キャンピングカーの屋根に重い荷物を載せるときどうする?




ドリルウインチはこのように使います


ドリルウインチ利用方法

ドリルウインチの使い方


① ドリルドライバーを固定側ロープなどに掛ける

ドリルウインチフック
ドリルウインチを固定するロープなどに確実にフックを掛ける。

② ドリルドライバーを連結

ドリルウインチとドライバー連結
ドリルドライバーのドリルチャック(先端の穴)をウインチのドライバーシャフトにはめ込み、チャックが緩まないようにシャフトに固定する。

③ ロックの解除でロープの引き出し調整

ドリルウインチ利用方法
ロープを必要な長さだけ引き出して、吊り上げる物に掛ける。

④ ロック(固定)でロープの巻き取り、送り出し

ドリルウインチ利用方法
巻き取り、送り出しの切り替えは、ドリルドライバーの正転反転ボタンでコントロールする。

私の持っているドリルドライバーは2段階スピード調整機能なので効率よく作業できます。

LOW・・・遅いが力強いので、負荷の大きな作業に使用。
HIGH・・・早いがLOWに比べて力は弱いので、軽荷重作業または作業終了時のロープの巻き取り作業に使用。

作業例1・・・ルーフテントの積み降ろし作業


ドリルウインチでルーフテント持ち上げる

●私のルーフテントの仕様
全長:約200cm
全幅:約130cm
最大開口高:約90cm
重量:約55kg
のFRP(繊維強化プラスチック)製


ガレージからルーフテントを載せた車輪付きのラックを出して、カーポートに移動。

ドリルウインチのロープをカーポートの屋根の滑車を通して、引き上げて軽の屋根に載せます。

以前の記事:ルーフテントが落下、底に穴が!失敗から学ぶ安全な積み降ろしとは!?

ラックには上の写真のように縦にルーフテントが載っています。

ルーフテントは55kgあるので、これを地面に平置きするのも一苦労でした。

ドリルウインチだと電動でラク。

時間も短縮できます。

作業例2・・・キャンピングカーで重いものを運ぶとき


ドリルウインチ作業例
これまでバンコンのGTの屋根にカヌーを載せることが多かったのですが、ドリルウインチを購入してからはまだカヌーに乗るために出かけていません。

そこでまず、防災用の土嚢を購入したときにドリルウインチを使ってみました。

砂入りのナイロン袋 2袋で約40kg

リアハッチドアのヒンジにラチェット式ロープ※を掛けて、そこにドリルウインチを吊るしてロープで防災用の土嚢を引き上げます。

このほか、キャンピングカーの常設2段ベッドを取り外して荷台にするといろいろと積めます。

ドリルウインチのおかげで小型2ドア冷蔵庫も難なく積めて、プチ引っ越しにも役立ちました。

※ラチェット式ロープ
ロープを送り出す方向だけに回るように働く装置のフック付きロープ。

ドリルウインチを使うメリット


ドリルウインチ
何といってもドリルウインチの魅力は、電動で作動できる点です。

ドリルドライバーは種類が多く充電式やコード式などいろいろと選択することが可能。

本体に動力源をもたず、ドリルドライバーを使うことを考えた人に感謝です。

構造上のメリット


ドリルウインチハンディータイプ
 ●軽量で持ったときの感触がいい

ハンディータイプで軽量コンパクト。

ギアや本体の金属部分をプラスチック系のソフト素材で覆っているので、滑り止め効果があって手触りがよく扱いやすいです。

●合成繊維素材のロープを使用している

ドリルウインチロープ
●軽量化に貢献
本体内部は、金属のギヤ類が主要な部品であるため重さがありますが、ロープは合成繊維素材でできているので、スチールロープに比べて軽量になっています。

また、最大けん引能力はスチールロープと同じで約340kg。強度は同等です。

・合成繊維素材のロープはスチールロープに比べて、車のボディなどに接触することがあっても傷をつける心配が少ないと思います。

今後、バンコンGTにカヌーや重量物を搭載するときは、作業の準備やロープの巻き取り時に車体に接触する可能性がありますが安心して作業ができそうです。

・一般的に、スチールロープは防錆と潤滑のためロープグリースが塗布されているので、油が衣服やグローブに付きやすいですが、合成繊維ロープならその心配はありません。

肌に接触しても痛くなさそうなのもいいです。

●操作が簡単

最もありがたい点、どんなに急いでいても操作手順を間違わない。間違いようがないくらい簡単。

これは大切なことで、ボディが頑丈なことと合わせて、私のお気に入りの点です。

作業上のメリット


ドリルウインチとドライバー
●電源がない場所でも使える

充電式ドリルドライバーがあれば、近くに電源がなくてもドリルウインチが使えます。

充電式だと長時間の連続使用には不向きですが、軽作業であれば十分役立ちます。

●電源を確保すれば、屋外でも電源コード機器が使える。

ドリルウインチとポータブル電源
近くにACコンセントがあったり、ポータブル電源があったりすれば、屋外でもACコード付きドリルドライバーを使用することができます。

コードレスドライバーのバッテリーパックがけっこう高価。

電源がある場合は比較的安価なAC電源コードのドリルドライバーがおすすめです。


まとめ


ルーフテント積んだ軽自動車
ルーフテントの積み降ろしを手動のチェーンブロックでやるのは、少し無理があったので、ドリルウインチに出会えてラッキーでした。

ドリルドライバーとドリルウインチ。

ルーフテントに限らず、キャンピングカーの屋根や荷台に重いものを載せることがあるという方は検討してみてはいかがでしょうか。