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【体験談】富山・石川の春&夏祭りと車中泊スポット6選|13カ月車上生活中の会社員が厳選

富山・石川の春夏祭り&車中泊スポット6選

私は会社員をしながら、2023年3月から13カ月間、車中泊生活を続けています。

地元は、富山県高岡市で、現在は高岡・氷見・七尾エリアを拠点に、軽自動車で寝泊まりしながら通勤しています。

今回は、春から夏にかけて車中泊旅でぜひ訪れてほしい、おすすめの祭りを紹介します。

実際に私が行ってよかったと感じた、能登地方の祭りばかりです。

それぞれの祭り会場近くにある、車中泊に便利なスポットも合わせて紹介しています。

すべて私自身が利用した場所なので、使い勝手や設備についても詳しくお伝えします。

2024年元日の能登半島地震の影響で、今年の開催が危ぶまれた祭りもありましたが、地域の元気を取り戻すために、今年は多くの祭りが開催される予定です。

ぜひ、能登の春夏を楽しみに来てくださいね!

【4月】富山県高岡市:御車山祭り(みくるまやままつり)




御車山祭(みくるまやままつり)は、豊臣秀吉から前田利家に贈られた山車(だし)を、高岡の町民に譲り渡したのが起源とされる伝統あるお祭りです。

高岡市内を10台の豪華絢爛な山車が練り歩き、それぞれ異なる個性と装飾が楽しめます。

山車には、安土桃山時代の技術やデザインが色濃く残されており、歴史や工芸に興味のある方にはとても見ごたえのあるお祭です。

喧嘩神輿のような激しい衝突はなく、優雅に街を進んでいくスタイル。

山車が一堂に会して行進する姿は、何度見ても感動します。

宵祭(前夜祭)もおすすめ!




4月30日には宵祭(よいまつり)が開催され、ライトアップされた山車が幻想的な雰囲気を演出。

本祭とはまた雰囲気が違った魅力があります。

18:30〜21:00と夜の時間帯に行われるので、日中の予定が合わない方にもぴったりです。

アクセス・駐車場


5月1日は片原町周辺が歩行者天国になるため、車の通行はできません。

車で訪れる方には、高岡駅南側にある市営駐車場の利用がおすすめ!

高岡駅の南側からアプローチし、駅南の駐車場に停めて、歩いて祭り会場へ向かうのがスムーズです。

高岡の市民はこの祭りを心待ちにしており、大いに盛り上がります。

また多くの観光客が来るビッグイベントです。

開催日:宵祭:4月30日(18:30~21:00)、本祭:5月1日(11:00~18:00)
開催場所:高岡市 山町筋・片原町周辺
詳細はこちら▷高岡御車山保存会



最寄りの車中泊スポット:道の駅 万葉の里高岡


道の駅 万葉の里高岡の外観

高岡インターを降りてすぐの場所にあるため、アクセスしやすく初めての方にも分かりやすい「道の駅 万葉の里高岡」です。

この道の駅は「爆盛りメニュー」で有名!

ただし、昼営業のみなので、早めに着いておきたい場所です。

トイレは24時間利用可能で、個室数も多く安心。

周辺には飲食店が充実しており、21時までに到着すれば夕飯に困ることはありません。

近くには、「グランスパかの苑」という天然温泉の銭湯があり、入浴料は500円。

シャンプーなどのアメニティも完備されています。

キャンピングカーのような大きめの車も駐車可能です。

道の駅 万葉の里高岡
住所:富山県高岡市蜂ヶ島131−1
お祭り会場(山町筋・片原町周辺)まで:車で約13分(4.9km)
詳細はこちら道の駅 万葉の里高岡



【5月】石川県七尾市:青柏祭(せいはくさい)曳山(ひきやま)行事




七尾市を代表する最大規模の伝統行事「青柏祭(せいはくさい)」は、起源をたどるとなんと981年。

現在のような形式になったのは室町時代と言われており、長い歴史を誇るお祭りです。

今年は、能登半島地震の影響で一時は開催が危ぶまれましたが、2年ぶりの開催が決定。

地域の活気を取り戻す大切な節目としても注目されています。

見どころは「でか山」と「辻回し」


このお祭最大の魅力は、なんといっても巨大な曳山「でか山」。

高さ12m、重さ20tを超える巨大な曳山の上部には歌舞伎をモチーフにした美しい装飾。

そして、最も迫力ある見せ場が「辻回し」。

交差点でこの巨大な山車をグイッと方向転換させる瞬間は、見ている私も、おもわず手に汗握ります。

現地情報・アクセス


4月22日の時点で、すでに「でか山」の組み立て進行中でしたが、大きな姿に圧倒されました。

会場となる七尾市街地には複数の臨時駐車場が設置予定で、一部の駐車場からはシャトルバスも運行されます。

開催日:5月3日〜5月5日
開催場所:七尾市街地中心部(大地主神社)
詳細はこちら七尾市役所



最寄りの車中泊スポット:七尾城登山口駐車場


七尾城登山口駐車場の外観

七尾城登山口駐車場は、七尾城へ登る人のために整備された駐車場ですが、車中泊も可能なスポットです。

駐車台数は公表されていませんが、かつて地震の際にボランティアの拠点となっていたこともあり、50台以上は余裕で駐車できる広さがあります。

七尾城登山口駐車場の様子

キャンピングカーの駐車も問題ありません。

トイレは24時間使用可能で、最低限の設備は整っていますが、例えば、男子トイレの個室は1つとやや少なめです。

近くにはファミリーマートがあり、町へ向かって車で5分ほど走れば、スーパーや飲食店も揃っています。

入浴施設については、市街地の銭湯のほか、少し足を伸ばせば和倉温泉の「総湯」という共同浴場があり、温泉にゆっくり浸かることもできます。

なお、能登食祭市場の駐車場は祭り会場のど真ん中に位置しているため、車の移動困難になるのでご注意ください。

七尾城登山口駐車場
住所:石川県七尾市古屋敷町ヨ10−1
お祭り会場まで:車で約8分(3km~5km)
詳細はこちら▷七尾市役所



【7月】富山県氷見市:祇園祭り




氷見市で行われる祇園祭りは、その始まりが1684年頃とされており、長い歴史を持つ伝統行事です。

もともとは疫病を払うためのお祭りとして始まり、現在では氷見の夏を代表する一大イベントとなっています。

迫力満点のぶつけ合い


祭りの中心は、日吉神社と日宮神社。

それぞれが山車と「タイコンダイ」と呼ばれる太鼓台を曳き回しながら街を巡行します。

中でも最も盛り上がるのは、祭り2日目の巡行後に日宮神社で行われる「太鼓台のぶつけ合い」です。

太鼓台自体はそれほど大きくありませんが、近くで見るとその迫力には圧倒されます。

駐車場


駐車場については、氷見漁港の駐車場が100台分ほど確保されており、さらに「まちなかめぐり駐車場」など他にも利用できるスペースがあります。

市街地で行われるお祭りですので、周辺を散策しながら楽しめるのも魅力のひとつです。

開催日:7月13日、14日
開催場所:氷見市市街地日吉神社周辺
詳細はこちらきときとひみどっとこむ



最寄りの車中泊スポット:道の駅 ひみ番屋街


道の駅 ひみ番屋街の駐車場の様子

氷見市を訪れるなら、観光スポットとしても有名な「ひみ番屋街」は、車中泊の拠点としても非常におすすめです。

テレビの旅番組でもよく紹介されるこの施設は、氷見の新鮮な海の幸を使った飲食店や、鮮魚販売店、土産物店が軒を連ね、旅の楽しみをより一層引き立ててくれます。

駐車場は普通車214台、大型車9台駐車でき、キャンピングカーもいつも多く停まっています。

トイレは24時間利用可能で、個室の数も多く清潔に保たれています。

また隣接する「総湯」は天然温泉の入浴施設で旅の疲れを癒すのにぴったりです。

ひみ祇園祭りの開催期間中でも、あまり混まない印象です。

もし、ここが満車だった場合は、海側に「比美之江公園」があります。こちらはトイレの規模は小さめですが、水道もあります。

道の駅 ひみ番屋街
住所:富山県氷見市北大町25−5
お祭り会場まで:車で5分以内(2〜3km)
詳細はこちら▷道の駅 ひみ番屋街



【8月】石川県七尾市:石崎奉燈祭(いっさきほうとうまつり)




石崎奉燈祭(いっさきほうとうまつり)は、七尾市石崎町で毎年開催される、迫力満点の夏祭りです。

昨年は能登半島地震の影響で縮小開催となりましたが、私の会社の同僚もこの祭りに参加し、「祭りの熱気に励まされた」と語っていました。

巨大な奉燈(ほうとう)は圧巻


この祭りの見どころは、なんといっても巨大な奉燈です。

提灯で彩られた高さ10mを超える巨大な奉燈が、勇ましい掛け声と共に街中を練り歩く様子は、まさに漁師町のエネルギーを体現したかのような迫力です。

威勢の良い掛け声がいかにも漁師町らしいお祭りです。

駐車場・アクセス方法


臨時駐車場の有無については、まだ未定です。

そのため、私が個人的におすすめしたいアクセス方法は、七尾駅周辺の駐車場を利用し、そこから「のと鉄道」に乗って和倉温泉駅から会場に歩いて行く方法です。

のと鉄道はローカルならではの魅力があり、私としては乗って楽しんでいただきたいと思っています。

和倉温泉駅から会場までは徒歩で1.3kmとアクセスも良好です。

開催日:8月3日
開催場所:石川県七尾市石崎町 石崎漁港
詳細はこちら七尾市役所



最寄りの車中泊スポット:道の駅 能登食祭市場


道の駅 能登食祭市場の外観

石川県七尾市で車中泊するなら、観光スポットとしても知られる「能登食祭市場」がおすすめです。

施設の外には24時間利用可能なトイレがあり、普通車200台分の広々とした駐車スペースがあります。

また、周辺には飲食店も多く、地元の新鮮な海の幸を味わえるグルメスポットが揃っているのも魅力です。

七尾駅近くには銭湯もあるので、車を停めて徒歩で向かうこともできますが、湯冷めが気になる方は車での移動がおすすめです。

さらに和倉温泉までは車で9分ほどなので、そちらで日帰り入浴を楽しむのもいいでしょう。

能登食祭市場
住所:石川県七尾市府中町員外13−1
お祭り会場まで:車で9分(5.1km)
詳細はこちら▷能登食祭市場



【8月】富山県高岡市:高岡七夕まつり




高岡の夏を彩る「高岡七夕まつり」は、毎年8月に開催される高岡市の風物詩です。

大きな七夕かざりが幻想的


見どころは、なんといっても高さ20mにも及ぶ巨大な七夕かざり。

色とりどりの装飾が市街地を美しく彩り、昼間とは違った幻想的な雰囲気が夜になると一気に広がります。

高岡市街地の一部は歩行者天国になり、地元の民謡輪踊りやよさこい演舞などの催しが行われます。

日替わりでさまざまなイベントが企画されているため、訪れる日によって違った楽しみ方ができるのも魅力のひとつです。

特におすすめなのは夜。

提灯やライトアップされた七夕かざりは、まさにインスタ映えスポットです。

開催日:8月1日~8月7日
開催場所:高岡駅前〜片原町周辺
詳細はこちら▷とやま観光ナビ



最寄りの車中泊スポット:道の駅 万葉の里高岡


道の駅 万葉の里高岡の外観

道の駅 万葉の里高岡は、車中泊旅の拠点として非常に優れた立地にあります。

金沢方面、能登方面、飛騨高山方面、富山・新潟方面へと、どの方向にもアクセスしやすく、観光や移動の中継地点としても便利です。

駐車スペースは広く、多くの車が停められるにも関わらず、比較的静かな環境で、夜間も安心して車中泊できます。

施設のトイレは24時間利用可能で、個室の数も多く清潔に保たれています。

さらに授乳スペースも完備されているので、ファミリーにもやさしい環境です。

周辺には国道8号線沿いということもあり、コンビニ、スーパー、飲食店が豊富にあり買い出しや食事にも困りません。

道の駅 万葉の里高岡
住所:富山県高岡蜂ヶ島131−1
お祭り会場まで:車で13分(4.9km)
詳細はこちら▷道の駅 万葉の里高岡



【8月】富山県氷見市:ひみまつり




「ひみまつり」は、昭和13年の氷見大火からの復興を祈念して始まった歴史ある市民祭り

現在では、氷見市民が待ち望む市民祭りとなりました。

2025年の「ひみまつり」については、まだ公式発表はされていないものの、いくつかの情報がすでに漏れ伝わってきています。

中でも注目なのは、今年の「ひみまつり」では航空自衛隊のブルーインパルスによる展示飛行が予定されているということ。

大迫力の花火


イベントでは、誰でも自由に参加できる「ひみ音頭」をはじめ、自衛隊・警察・消防の特殊車両の展示、そして夜には花火大会が開催されます。

昨年は筆者も実際に現地で観覧しましたが、打ち上げ場所との距離が近く、視界いっぱいに広がる花火の迫力を間近で楽しむことができました。

駐車場・アクセス


駐車場については、現時点で正式な発表はありませんが、例年、会場周辺には1,000台規模の駐車場スペースが確保されます。

交通規制は、氷見漁港前からひみ番屋街周辺にかけて実施される見込みです。

なお、シャトルバスの運行は予定されていないようなので、早めの到着を心がけたいところです。

20時からは花火大会が始まると思われます。

開催日:8月2日(15:00~21:00)
開催場所:氷見市 比美之江公園
詳細はこちらきときとひみどっとこむ



最寄りの車中泊スポット:道の駅 ひみ番屋街


道の駅 ひみ番屋街の駐車場の様子

「ひみまつり」の会場は比美之江公園ですが、当日は交通規制などにより車での進入ができない可能性があります。

そのため、車中泊の拠点としては、「道の駅 ひみ番屋街」がおすすめです。

ひみ番屋街は、24時間利用できるトイレが整備されており、便器数も十分

施設内には、氷見の名産品を味わえる飲食店や、鮮魚・干物・お土産などを扱う直売所も揃っており、食事や買い物にも困りません。

また、隣接している天然温泉施設「氷見温泉郷 総湯」では、塩分を含んだ海辺特有の泉質の温泉を楽しめます。

周辺には飲食店やコンビニは少ないものの、徒歩で氷見漁港方面まで足を伸ばせば、飲食店やコンビニがあります。

歩いて行ける距離なので、ぜひ氷見の魚介や氷見うどんをお召し上がりください。

ひみ番屋街
住所:富山県氷見市北大町25−5
お祭り会場まで:車で5分以内(2〜3km)
詳細はこちら▷道の駅 ひみ番屋街

能登の車中泊サラリーマン

能登地方を拠点として活動している50代男性。 普段はサラリーマンとしてとある能登地方の企業に籍を置いています。 自宅はあるものの、6カ月以上車中泊で生活していております。 私が車中泊を続ける目的は、度重なる災害で車中泊を余儀なくされた場合に備え、出来るだけ快適に過ごせるノウハウを蓄積することです。