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【取材】ジャパンモビリティショー2025で気になったキャンピングカーは?

東京ビッグサイトで開催された「ジャパンモビリティショー2025」に展示されたキャンピングカーを現地取材!

2025年11月9日(日)まで東京ビッグサイトで開催された「JAPAN MOBILITY SHOW 2025」。

「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー)」は、かつての「東京モーターショー」を引き継ぐ形で開催される、日本最大級のモビリティイベントで、自動車だけでなく、バイク、電動モビリティ、ドローン、ロボットなど、あらゆる“移動の未来”をテーマにした展示や体験ゾーンが集結。

JAPAN MOBILITY SHOWの様子

東8ホール丸ごと全部キャンピングカーゾーンとなっていたほか、会場のあちこちにキャンピングカーや車中泊ファンが気になるクルマが展示されていました。

その中から注目モデルを紹介します。

みんな大好きトヨタ・ハイエースのコンセプトカーも見つけました!

限定5台、年内抽選応募受付中!世界初「スター・ウォーズ」キャンピングカー


DA VINCI 6.0〈STAR WARS〉EDITION

バンコンタイプの国内キャンピングカーメーカー大手・トイファクトリーは、先日発表したばかりの「スター・ウォーズ」とコラボしたキャンピングカー・DA VINCI 6.0〈STAR WARS〉EDITIONの実車を展示(イベント前半の11月3日まで)。

限定5台のみ生産。

ルーカスフィルム公式ライセンスを受けた超レアなモデルです。

ベースとなっているのはトイファクトリーのDA VINCI 6.0。

フィアット・デュカトに居住スペースを架装したキャンピングカーで、キッチン、ダイニング、トイレ付マルチルーム、常設のダブルベッドと、快適装備が盛りだくさん。

トイファクトリーのデュカトキャンピングカーの中でも高級モデルです。

DA VINCI 6.0〈STAR WARS〉EDITION

さらに、〈STAR WARS〉EDITIONには車内の随所にスター・ウォーズにちなんだモチーフやギミックが満載。

スター・ウォーズファンならずとも見過ごせない一台です。

DA VINCI 6.0〈STAR WARS〉EDITION

限定5台で、応募者の中から抽選に当たった人のみ購入可。

応募期間は2025年末までとのことです。

応募方法など、くわしくはこちらから

キャブコン大手のバンテックからは新モデル・ハイラックスベースのGX4


GX4

国産の大型キャブコンメーカー大手・バンテックで注目したのが、ASTRARE(アストラーレ)ブランドのキャブコン・GX4です。

バンテックは、トヨタ・カムロードベースのキャンピングカー・ZiLやコルドシリーズで知られていますが、今年から新ブランドとしてアストラーレを本格始動。

アストラーレブランドとしてはほかに、日産キャラバンをベースとしたCC1やトヨタ・ハイエースがベースのCH1 マーズなどをリリースしていますが、GX4はトヨタのピックアップトラック・ハイラックスがベース車

ハイラックスの荷台を大胆に架装してキャンピングカーに仕立てています。

ピックアップトラックのキャンピングカーは国内モデルでは少数派ですが、単純にこの外観が海外のバンライファ―が乗っていそうでカッコいいですね。

GX4

実際に中に入ってみましたが、居住スペースは立って歩けるほど天井が高く、外観から想像できないくらい十分な広さがあります。

GX4

バンクベッドのほかリビングもベッド展開できるので就寝定員3+2(子供)名。家族で車中泊できます。

マルチルーム

さらに室内後部には、ラップ式トイレと洗面台付きのマルチルームも設置。

GX4

しかもこのマルチルームは、手前に引き出すことで内部空間を拡張することができます。

キャンピングカー

GX4の価格は1,210万円(税込)~。

家族で車中泊できて、トイレ付のキャンピングカーといえば、バンコンでもキャブコンでも1,500万円は下らない昨今。

価格的にも魅力のあるモデルではないでしょうか。

※公式HPはこちら

ナッツRVは室内を見やすいようにスケルトンキャンピングカーを展示


クレア

キャンピングカーを見るときにだれもが興味も持つのは居住スペースですよね。

どこにどんな設備があって、ベッドやリビングスペースはどのくらいの広さなのか。

室内に入って座ったり寝ころんだりできればよくわかるのですが、ジャパンモビリティショーのように多くの人が集まるイベントだと、全員が内覧することはできません。

この問題を解決したのが、国内キャンピングカー大手・ナッツRV。

ジャパンモビリティショー2025に、外からでも室内の様子が丸見えのスケルトン仕様のキャンピングカーを3台も展示していました。

ボーダーバンクススケルトン

↑はナッツRVのフラッグシップモデル「ボーダーバンクス」のスケルトン仕様。



↑が販売モデルで、比較すると居住スペースの車体右側がガラス張りになっています。

ボーダーバンクスのベース車両は送迎などに使われるマイクロバス・トヨタコースター。

全長が6,255mmの国内モデルとしては最大級サイズのキャンピングカーです。

キャンピングカー

↑は2024年にデビューした“スマートキャブコン”「ジョリビー グランデ W」のスケルトン仕様。

トヨタ・カムロードベースの本格キャブコンでありながら、全長4.79m×全幅1.96m×全高2.72mというコンパクトボディが特徴。

機能や設備は充実していてほしいけれど、ボディサイズはなるべく小さい方がいいという人向けのモデルです。

キャンピングカー

さらにもう一台。

ナッツRVの人気シリーズ「クレア」のスケルトン仕様もありました。

クレアは高い断熱性を追求したモデル。

「断熱性が高い=車内の冷気や暖気を逃しにくい」ので、エアコンやヒーターも効率的に稼働させることができて車中泊時の快適さに大きく貢献。

スケルトンだと断熱材の使われ方や配線の様子まで確認できるので、普段は見えない品質まで感じ取れます。

これらスケルトン仕様のキャンピングカーは来年(2026年)1月末から開催されるジャパンキャンピングカーショーでも展示予定とのこと。

今回見逃した人はジャパンキャンピングカーショーに行ってみるといいと思います。

※ナッツRVの公式HPはこちら

電気自動車のキャンピングカーもすでに販売


EVキャンピングカー

ジャパンモビリティショー2025では、電気自動車(EV)のキャンピングカー・moonn.T-01も展示されていました。

↑moonn.T-01は、キャンピングカーシェアサービスを展開するCarstayが、神奈川県横浜市に構えるファクトリー「Mobi Lab.(モビラボ)」で製作している完全電動のキャンピングカー

米国のHW ELECTROが生産するEVバン「ELEMO-L(エレモ エル)」をベース車両とし、Carstayが荷室スペースに大型家電やベッドなどを設置した“リビング”を架装。

車内

オーブンレンジと冷蔵庫は標準装備。

オプション装備としてルーフエアコン、テレビ、天井換気扇なども選べるので、キャンピングカーとしての快適性はエンジン車と比べて遜色ないと言えるでしょう。

すでに市販しているとのことで、オプションや諸費用別の価格は、999万円(税込)とのことでした。

※公式HPはこちら

未来のハイエース?も発見


ハイエース

ジャパンキャンピングカーショーは、1954年から2019年まで続いた東京モーターショーの後継イベント。

東京モーターショーといえば世界中の自動車メーカーがコンセプトカーをお披露目する場としても知られていましたが、ジャパンキャンピングカーショーでもメーカー各社が様々なコンセプトカーを展示していました。

その中で、キャンピングカー・車中泊WebメディアのDRIMO編集部が注目したのが「HIACE CONCEPT」。

未来のハイエース

トヨタ・ハイエースは言うまでもなく商用バンの大人気モデルであり、キャンピングカーのベース車としても超定番。

国内キャンピングカーメーカー各社からハイエースのバンコンやキャブコンが発売されています。

ハイエース

しかしこのハイエース、今も高い人気なのに、ここ最近は何度も注文停止と再開を繰り返していて、なかなか買えない状況が続いています。

現行の200系と呼ばれるモデルは改良されながらも21年目に突入しており、いくらなんでもフルモデルチェンジが近いのでは?

だからあまり製造しないのではないかといった憶測もあるようです。

未来のハイエース

そんな中、登場したのが↑のHIACE CONCEPT。

コンセプトカーなのでこのままに近い形で発売されるかどうかも、エンジンや装備がどうなるかも不明ですが、次期ハイエースの方向性を示したということでしょう。

ジャパンモビリティショー2025に行ってみての感想


JAPAN MOBILITY SHOW 2025の様子

ジャパンモビリティショー2025には一般公開日の初日の10月31日(金)に行ってきました。

平日だというのにイベント会場の東京ビッグサイトの入り口は、開場1時間以上前から大行列。

開場すると展示ブースによっては人が溢れていました。

東8ホールのキャンピングカーゾーンにも、多くの人が!

キャンピングカー目当てというわけではなくジャパンモビリティショーに来て、たまたまキャンピングカーを初めて間近に見たという人も多かったように感じました。

今後も、ジャパンモビリティショーのように様々なモビリティが展示される場で、キャンピングカーの実物が見られる機会が増えれば、新たなキャンピングカーユーザーを開拓できると思います。

DRIMO編集部

DRIMO編集部です。 キャンピングカーや車中泊の情報を中心に、バンライフなど車旅に関する情報をお届けします。