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すべてが上質。VANTECHのエレガントな軽キャンパー「Lunetta」がアテンドする大人の旅

すべてが上質。VANTECHのエレガントな軽キャンパー「Lunetta」がアテンドする大人の旅

ZiL(ジル)とCORDE(コルド)、多くのユーザーに愛される2大キャブコンシリーズを生み出したVANTECH(バンテック)。

キャブコンといえばVANTECH、というイメージをもつ人も多いでしょう。

居住性を追求して作られるキャブコンは装備品も多く、ゆとりある空間を活かした意匠的な内装も魅力です。

キャブコンづくりで培われたデザインセンスとテクノロジーを、軽自動車に注ぎ込むとどうなるか。

「Lunetta(ルネッタ)」は、随所にVANTECHのマインドがあふれた軽キャンパーです。

2024年にはベース車両をスズキのエブリイワゴンからダイハツのアトレーに変更しました。

大人のための美しく優雅な軽キャンパー、Lunettaの魅力を見てみましょう。

アトレーRSがベースの「Lunetta」


バンテックのルネッタ外観

新たにベースとなったアトレーRSは、DOHCインタークーラーターボとCVTトランスミッションで、軽自動車ながら力強い走りが特徴。

各所にあるカメラとレーダーで歩行者を検知するなど、ダイハツの予防安全機能「スマートアシスト」の恩恵を享受できます。

全長3,390mm×1,470mm×1,890mmのコンパクトボディは、日本の狭い街路にぴったりフィット。

エクステリアはアトレーそのままで、どこにいても目立たず自然に街並に溶け込みます。

オプションで「オリジナルボディストライプ」を追加すれば、月食がイメージされた優美なラインがボディを彩ります。

Lunetta(ルネッタ)
ビルダー:VANTECH株式会社
タイプ:軽キャンパー
ベース車両:ダイハツ・アトレーRS
乗車定員:4名
就寝定員:2名
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,890mm
ナンバー:4ナンバー
参考価格:3,702,000円~(2WD AT)
公式サイト:VANTECH



曲線を多用した美しいインテリア


Lunettaは4人乗りの4ナンバー。

ルネッタの内装全体

車中泊時にはセカンドシートを格納し、上にベッドマットを敷き詰めることで居住スペースが生まれます。

食事や休憩もフロア上で行う、いわゆるお座敷スタイルとなります。

リヤエンドのファニチャーは必見。

優美な曲線を描く家具や間接照明、機能と美観を兼ね備えた金属ポールなど、VANTECHのデザインセンスが存分に発揮されています。

高級感を保ったまま、限られたスペースに機能的にファシリティを配置する様子は、クルーズ客船のインテリアを連想させます。

 

ルネッタの内装全体リアから

家具はいずれもスリムに作られ、人が過ごす空間を邪魔しないレイアウト。

工夫が凝らされたラゲッジスペースにも注目したいです。

走行中、使っていないベッドマットは分割して積み上げておくようなモデルも多いですが、Lunettaでは床下にぴったり収まるように収納が可能です。

マルチテーブルで食事やパソコン作業


リアにテーブルを設置

標準装備の脱着式マルチテーブルは、バックドアのレールにかけて使います。

車両後方に向いたカウンターのようになり、食事やパソコン作業ができます。

未使用時はスリムなボード状にして、バックドアに固定可能。

着脱式テーブルはリアにもつけられる

テーブルは車外でも使える仕様で、テール部分のレールにセットすれば、車両後方が簡単にアウトドアリビングになります。

オプションのプルダウンベッドがユニーク


フロアベッドの長さは1,660mm 、幅は広いところで1,180mm、家具で細くなったところが877mmです。

このレイアウト自体は軽キャンパーではよく見かけるものですが、ベッドマットにテイジンの「V-Lap」を使用。

軽量ながら高反発でクッション性が高く、快適な寝心地を生み出します。

リアから内装全体

オプションでプルダウンベッドを選択すれば、長さ1,660mmの上部ベッドが追加されます。

普段は天井に格納され、必要なときだけプルダウン

ベッドを上げている様子

二段ベッドのように就寝したり、夜間の荷物置き場に使ったりできるといいます。

ふたり以下の旅であっても、「寝るときにボストンバッグやリュックサックを置く場所がない」という問題を解決してくれます。

オーバーヘッド収納

ルーフ付近にはオーバーヘッド収納が連なります。

暗いなかで荷物を探すのに便利な庫内灯が付いており、細かいポイントながら贅沢な仕様になっています。

マルチプレートが目を引くギャレー


ギャレーの様子

シンクのある左キャビネットで目を引くのが、金属の「マルチプレート」。

多目的に使えるのですが、鏡面仕上げになっているため、第一の用途はやはり洗面時や化粧時のミラー。

キャンピングカーでは視線の高さにミラーを配置するのがなかなか難しいので、嬉しいファシリティです。

また、マグネットや吸盤が貼り付くので、自分なりの収納スペースに仕上げることも可能です。

歯磨きセットを吊り下げたり、メモを貼ったり、アイディア次第で用途いろいろ。

シャワーはノズル式

マルチプレートの下にはシャワーフォーセット付きのステンレス製シンクと、5Lの給水タンクが収められています。

シャワーノズルを伸ばすことで車外でも水を使用可能。

排水タンクは床下に設置されています。

調理設備はないため、ポータブル冷蔵庫やカセットコンロなど、必要に応じて用意するとよいでしょう。

必要十分な電装品


電源にはコンパクトな50Ahリチウムイオンバッテリーと、120Wインバーターを標準装備。

室内照明を使ったり、デバイスを充電したりするには十分でしょう。

100Vコンセントや照明スイッチは、キャブコン水準のハイセンスなデザインのものが選択されています。

リアにあるテレビ

オプションで19インチテレビを追加可能。

角度を調整できる回転式ステーで、車外に向けることもできるため、キャンプをしながら映像を楽しむなんてことも可能です。

オプションでFFヒーターを追加すれば、冬の寒さにも対応できます。

まとめ


軽キャンパーながら「車内とは思えない」という感想がこぼれるエレガントなインテリア。

「月」を意味するモデル名のように、静かで落ち着いた夜を過ごせそうです。

4ナンバー車のため家具は積載物の扱いとなりますが、車検時に着脱などの必要はありません。

街並に自然に溶け込み、気が向いたらいつでも旅に連れ出してくれる小さなパートナー。

「軽キャンだから」という妥協のない、上質空間を求めている人におすすめです。

DRIMO編集部

DRIMO編集部です。 キャンピングカーや車中泊の情報を中心に、バンライフなど車旅に関する情報をお届けします。