カムロードベースのキャブコンなのに高さ制限のある駐車場OK!【キャンパー厚木 puppy210】

カムロードベースなのに車高も車幅もミニバン並みの本格キャンピングカー
キャンピングカーを買うなら、トラックベースのキャブコン(キャブコンバージョン)がいい。
人も荷物もたくさん乗せてグイグイ走るし、見た目も「これぞキャンピングカー」という感じで押し出し感も抜群。
しかし、大きいと運転が難しそうだし、駐車場も選ばないと入れないのでは?
そんな心配もあると思います。
そこで紹介したいのがキャンパー厚木のpuppy210。
ボディサイズは普通のミニバン並み。
なんと2.1mの高さ制限のある駐車場もOK。
でも、車中泊時は室内を立って歩けて4名が寝られて、食事をしたりくつろいだりするだけなら5~6名でも大丈夫なんです。
なぜ? どうして?
画期的とも言えるpuppy210の設計・仕様を始めとした特徴を見ていきましょう。
●キャンパー厚木 Puppy210
ベース車:トヨタ カムロード(ガソリン 2WD 6AT ジャストローリヤ小径Wタイヤ2000cc VVT-i 132ps/18.6kgf・m)
乗車定員:8名
就寝定員:4名
全長:4,850mm
全幅:1,740mm
全高:2,090mm
価格:7,953,000円(税込)~
コンパクトな本格キャンピングカー・キャンパー厚木 Puppy210の特徴

●高さ制限2.1mの駐車場にも入る
●車幅は1740mm。セダンやミニバン並み
●ポップアップルーフ付きで車中泊時の室内高は約2m
●ダブルタイヤと低重心設計で安定した走行を実現
国産の大型キャンピングカーというとトヨタのカムロード(≒トラック)をベースとしたキャブコン(キャブコンバージョン)を思い浮かべることが多いのではないでしょうか。

↑例えばこれはバンテックのCORDE BUNKS S。
運転席の屋根の上にバンクベッドがあって全高は2,960mm、車幅は1,980mmあります。
大型キャブコンの良いところは、“大型”であること。
居室内の天井が高くて大人でも立って歩けるし、室内の面積もバンコンに比べて広め。
つまり居住性抜群です。
しかし、車体が大きいということは、運転に自信のない人にとっては取り回しがやっかい。
車高が高いと、高さ制限のある駐車場に止められなかったり、陸橋などの下をくぐれなかったりもします。
あちらを立てればこちらが立たず。居住性と運転時の使い勝手を両立するのはなかなか難しいもの。
この点をなんとかしようと考えてキャンパー厚木が製作したのが今回紹介するPuppy210です。
Puppy210は全長4,850mm、全幅1,740mm、全高2,090mm。
ちなみにトヨタ アルファードは全長 4,995 mm、全幅 1,850 mm、全高 1,935 mm。
トヨタ ハイエースのワイドミドルルーフは全長4,840mm、全幅1,880mm、全高2,105mm。
サイズを比べるとPuppy210がいかにコンパクトかわかりますね。
Puppy210は前述したとおり高さ制限(2.1m)のある駐車場に入れます。
トヨタのカムロード(≒トラック)をベースとしたキャブコンではおそらく初。
画期的な仕様&設計と言えるでしょう。
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コンパクトな本格キャンピングカー・Puppy210、車高は2.09m。

繰り返しになりますが、キャンパー厚木・Puppy210の外観上の特徴は、トヨタ・カムロードベースのキャブコンとしては異例な低い車高。
2.09mしかありません。
車高が低いと、高さ制限のある駐車場に入れるだけでなく、比較的風の抵抗が減り、走行中にフラフラしにくくなると考えられます。

運転席・助手席の屋根にはルーフベント(換気扇)が標準装備。

そして特に外観で目立つのは、ポップアップルーフ。
走行時や駐車場では屋根が低く、車中泊時には室内を立って歩ける室内高を確保するための工夫です。
リアは走行安定性を考慮してダブルタイヤとなっています。
ハンモックベッドなど、特長的なPuppy210の室内レイアウト

次にPuppy210の室内レイアウトについて紹介します。
↑写真はポップアップルーフを上げた状態の室内。
いちばん高い場所では約2m高さがあり、大人がラクラク立って歩けます。
入口を入ってすぐにキッチン

入口は車両最後尾。
リアエントランスという配置です。
エントランスから入ってすぐにキッチン。
シンク(給水タンク19L、排水タンク47L)とカセットコンロ置き場(フタ付き)、電子レンジ格納棚(電子レンジ本体はオプション)、冷蔵庫設置スペース(冷蔵庫本体=65L=はオプション)、食器などの収納に使える棚があります。
リビングとメインベッドは兼用

キッチンから前側、運転席・助手席(計3名乗車可)のすぐ後ろまでがリビングスペース(ダイネット)。
リビングのテーブルは102cm×80cmとかなりの広さ。
セカンドシートに3名、3点式シートベルトのサードシートに2名が座れます。

さらにリビングの進行方向に向かって左側にはベンチシート。
ここにも2名は座れるでしょう。
リビングのテーブルを下げて、マットを敷き詰めるとリビング全体がベッドスペースになります。
ここでは3名が就寝可能。
バンクベッドの代わりにハンモックベッド

Puppy210にはフロントのバンクがないためバンクベッドはありません。
その代わりなのか、ポップアップルーフとの境目の天井に、なんとハンモックベッドが設けられています。
ここに1名寝られるので、就寝定員はリビングのベッド展開部分と合わせて4名となります。
空調はFFヒーターや家庭用エアコンも

空調設備は前述の運転席・助手席の屋根に付いているベンチレーター(換気扇)のほか、キャンピングカーの暖房の定番・FFヒーターが標準装備。

これらのほか、家庭用エアコンをオプションで選択可能。
エアコンを付ける場合はキッチンのカウンター上に設置します。
サブバッテリー、走行充電、外部充電が標準装備

電装類では、100Ahのサブバッテリーが2つ、1500Wの正弦波インバーター、走行充電システム、外部電源 (AC100V)取り込み口が標準装備。
オプションで520Wのソーラーパネル、サブバッテリー(1つ)を追加できます。
室内および外部収納あり

収納スペースは、室内ではエントランスから入ってすぐの左側とキッチンの下、リビングのベンチシート下に3カ所。

車外には2カ所、外部収納庫があります。
コンパクトな本格キャンピングカー・キャンパー厚木 Puppy210 あとがき

前述したように、Puppy210の車両サイズは全長4,850mm、全高2,090mm、全幅1,740mm。
高さ制限2.1mの駐車場に止められるだけでなく、自宅の駐車場がミニバンを置ける広さならPuppy210が入る可能性が高いでしょう。
自宅で保管するにも出かけた先で駐車するにも便利な大きさ。
「トヨタ・カムロードベースの本格キャブコン欲しいけれど、サイズが問題」と思っていた方、要チェックです。
●キャンパー厚木 Puppy210
ベース車:トヨタ カムロード(ガソリン 2WD 6AT ジャストローリヤ小径Wタイヤ2000cc VVT-i 132ps/18.6kgf・m)
乗車定員:8名
就寝定員:4名
全長:4,850mm
全幅:1,740mm
全高:2,090mm
価格:7,953,000円(税込)~