キャンピングカー
充実装備×街乗りラクラク!レクビィのタウンエース・バンコン「コット」

レクビィのタウンエース・バンコン「cott」
軽キャンパーでは少し物足りないけれど、ハイエースやNV350キャラバンでは大きすぎる──そんなニーズにマッチするのが、NV200バネットなど小型のバンを活用したキャンピングカー。

レクビィの「cott(コット)」は、トヨタ・タウンエースバンをベースにしたバンコンです。
ミニバンと変わらないコンパクトなボディは、狭い街路や商業施設の駐車場でも扱いに困りません。
普段はキャンピングカーであることをほとんど意識せず運転できるでしょう。
それでいて、車内にはすぐにでも車中泊旅に出かけられるほどの装備が揃っています。
cott(コット)
ビルダー:株式会社レクビィ
タイプ:バンコン
ベース車両:トヨタ・タウンエース バン GL
乗車定員:5名
就寝定員:2名
全長:4,065mm
全幅:1,665mm
全高:1,930mm
ナンバー:8ナンバー
参考価格:税込4,708,000円~(ガソリン2WD)、税込4,951,100円~(ガソリン4WD)
公式サイト:レクビィ HP
明るく軽やかなインテリアデザイン

ボディハーフ塗装とデカールは、オプションで税込418,000円
ポップなインテリアデザインは、どこにでも気軽に乗って歩けそうな軽やかさを感じさせます。

普段は前向き5名乗車、車中泊地ではシートを展開して作るフルフラットベッドで2名が就寝できます。
コンパクトなボディサイズながら、リアには水道設備や調理台を備え、8ナンバー登録となっています。
次のページ▷▷▷【コンパクトなボディなのに充実した装備!気になる車内の詳細をご紹介します!】
いろいろなスタイルに変化するダイネット

目的地に着いたら、セカンドシートを後ろ向きにすることでダイネットができます。
サイドの横向きシート、リアのベンチシートと組み合わせ、いろいろなスタイルでテーブルを囲めます。

人数に応じてL字型、対座、横並びなどアレンジができそうです。
車両中央でテーブルを囲むだけでなく、リアの両サイドのキャビネットに着脱式カウンターを渡すことも可能。
リアゲートを開け放てば、景色を楽しむカフェカウンターのように使えそうです。
キャンプ場などでアウトドアリビングと連ねて過ごすのもよさそうですね。
各所にアクセスしやすいベッド

就寝時にはREVOシートとベッドマットを展開することで、幅1,200mm×奥行1,800mmのフルフラットベッドになります。

バンコンでは家具によって足元が狭くなるデザインをよく見かけますが、キャビネットがベッドに干渉しない形状になっていることは必見。
また、マットを敷き詰めた状態でもシンクや冷蔵庫にアクセス可能です。
最後尾に着脱式カウンターを架け渡せば、ナイトテーブルとしても使えます。
後述するサイドモールシステムや12Vダクトレールには、もちろんベッドからもアクセスOK。
身の回りの細々したものを朝まで仮置きする、デバイスを充電する、飲み物を置くなど、ベッド上で必要な動作がすべて考慮されていることがわかります。

運転席と助手席の背もたれを活用できる「前席背面マット」をオプションで追加することも可能です。
壁面をアレンジできる作業スペース

右キャビネットには各13Lの給排水タンクと、コロンとしたフォルムが楽しい丸形シンクを標準装備。

対面する右キャビネットには49L冷蔵庫が標準装備されています。
天板にはカセットガスコンロを置いて調理が可能です。

キャビネットから視線を上げたところ、ユニークな壁面のサイドモールシステムに注目。
ループを利用したカスタマイズが可能で、市販の収納オーガナイザーを使ったり、オリジナル収納をDIYしたり、使いやすくアレンジできます。

天井近くの12Vダクトレールには、可動式のライトがセットされています。
好きな位置から室内を照らすことができるほか、ケーブルをつないでガジェットの充電もできます。

少しの空間も無駄にせず、オープンラックやスライド収納が設けられている点も見逃せません。
車中泊に必要十分な電装品
電源システムとして走行充電&外部充電が可能な100Ahリチウムイオンバッテリーを標準装備。
同じく標準装備のデジタル電圧計で残量を管理できます。
オプションの200Wソーラーパネルで、充電方法を拡充することも可能です。
室内にはDC12V・AC100V・USBコンセントを標準で備えます。

もし旅先でTVを楽しみたいなら、フリップダウンモニターやリアスピーカーを追加することもできます。
嬉しいのが、FFヒーターが標準装備になっていること。
寒冷地に住んでいる人はもちろん、スキーなどウィンタースポーツを趣味とする人にもおすすめできます。
このほかベンチレーターやサイドオーニングをオプションで搭載できます。
まとめ
街乗りラクラクのタウンエースバンに、親しみやすいポップなデザインのキャンパー装備を搭載したコット。
全長4mちょっとのサイズは、混雑する市街地でも走行に困ることはまずないでしょう。
使わないベッドマットはベルトでまとめておくことが可能で、普段は床面を出しておけば荷物の運搬にも活躍してくれそうです。
コンパクトなボディながら、水道設備や冷蔵庫、リチウムイオンバッテリーを標準で備え、すぐに車中泊旅に出かけられる本格装備も必見。
ソロ旅はもちろん、夫婦やカップルなど二人旅にもおすすめできます。