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絶対行くべき穴場のヨーロッパ観光スポット4選!巨人で有名なアニメのモデルになった街も!
ヨーロッパを旅して見つけた穴場の絶景スポット
一度はやってみたい憧れの海外車中泊旅!
しかし、魅力的なルートや国がたくさんあり、どこに行ったら良いのか悩むかと思います。
そんな方のために、今回はヨーロッパ周遊で500泊以上をキャンピングカーで旅している筆者が、旅の途中で発見した、本当は教えたくない穴場スポットを紹介します。
美しいアルプス山脈の大パノラマからエメラルドグリーンに輝く湖、各国の文化やグルメ、絵本に出てくるような可愛い町並みを楽しみながら、観光も自然も味わえる贅沢な旅スポットが満載です。
海外車中泊初心者でも安心して楽しめる場所となっているので、ぜひ参考にしてください。
キャンピングカーでヨーロッパ各地を周遊中
夫婦2人でキャンピングカーに暮らしながらヨーロッパを周遊中で、1年半以上旅を続けています。
これまでに各国を巡り、有名観光地からガイドブックに載っていないような隠れスポットまで、さまざまな場所を訪れてきました。
今回は、今まで訪問した国の中から厳選した、絶対行くべき穴場スポットを4つ紹介します。
日本ではなかなか見ることのない、雄大な自然と美しい街並みをお楽しみください。
次のページ▷▷▷【どの時期が一番おすすめ?穴場スポット教えちゃいます!】
ヨーロッパ車中泊旅おすすめの時期
ヨーロッパで車中泊旅にベストのシーズンは、4月〜11月です。
12月〜3月は冬の時期で、キャンピングカーで旅をする場合、氷点下の環境では車内の装備に不具合が出たり、水道管が凍ったりすることもあるので、より一層の注意が必要になります。
そのため、快適な気温で過ごせる4月〜11月がベストシーズンです。
特に6月〜8月の夏場は日照時間が長く、日の入りが21時近くになるので日中を有効的に使うことができます。
旅行者でもキャンピングカーをレンタルすることが可能!
日本の普通運転免許証と国際運転免許証があれば、3.5トンまでのキャンピングカーを観光者でも簡単にレンタルして運転することが可能です。
様々なレンタル会社があり、ミラノやローマ、パリ、ベルリンなど各国の大都市から車をピックアップすることができ、好みや旅のスタイルに合わせて、大型キャンピングカーからコンパクトなバンタイプまで、豊富なモデルからお気に入りの車を選べます。
車内にはトイレ、シャワー、キッチン、ベッドとなど、快適な旅に必要な装備が全て備わっているので、何も心配することなく旅ができます。
ヨーロッパでのキャンピングカーレンタル会社の紹介やレンタル方法などを別の記事にまとめているので、合わせて読んでください。▷【車中泊でヨーロッパ一周中夫婦】ヨーロッパ旅行でキャンピングカーレンタルするならここがおすすめ
本当は教えたくない、絶景すぎるヨーロッパの穴場観光スポット4選
スイスの赤列車が通る世界遺産のベルニナルートをロードトリップ
スイスで絶大な人気を誇る観光列車旅が「ベルニナ急行」です。
赤い列車に乗りながら、世界遺産にも登録されている鉄道路線を通るルートで、標高2,253mまで列車で上り、ダイナミックな氷河湖や雄大なアルプスの山々の絶景を車両の窓から鑑賞することができます。
実は、世界遺産にもなっているベルニナルートは、車で通ることも可能なのです。
列車の線路沿いを車で走行しながら、赤い列車と美しいアルプスの景色を一緒に楽しむことができる、最高のドライブコースになっています。
私はベルニナ急行の列車旅と、車で通るルートの両方を体験しましたが、個人的には車旅の方がおすすめです。
列車旅の場合、車両の中からシンボルでもある赤い列車を見ることができないため、少し残念なポイントになります。
ベルニナルートはイタリアのティラーノからスタートし、スイスのサン・モリッツまでの約60km、2時間ほどの縦断コースです。
山道を上りながら標高2200m近くまで上り、周囲は大迫力のアルプスや幻想的な湖の景色で言葉を失うほどの美しさです!
車中泊旅の醍醐味はやっぱり自由に好きな場所で止まって散策ができること。
途中の気になるポイントで停まり、周りをハイキングするのもおすすめです!
ベルニナルートには、いくつものハイキングコースがあり、自然好きには最高のスポットとなっています。
ベルニナルートのGoogleマップはこちら▽
1日でベルニナルートを巡ることも可能ですが、余裕があれば1泊2日で途中のビアンコ湖周辺で絶景の中での車中泊をするのがベストです。
RVパークやオートキャンプ場もあるので、旅のスタイルに合わせて車中泊スポットを選ぶことができます。
線路沿いなので、赤い列車が通過するのを間近で見ながらの車中泊が可能です。
最終地点のサン・モリッツの街は、過去2回の冬季オリンピックが開催された高級スキーリゾート地でもあります。
おしゃれなカフェやレストラン、お土産ショップもあり、美しいスイスの街並みをブラブラ観光するのにベストです。
車中泊OKのRVパークはこちら▽
世界で6番目に小さい国リヒテンシュタインを丸1日観光
リヒテンシュタインはスイスとオーストリアに囲まれた国で、その面積は160 km²と東京23区の約4分の1ほどの大きさで、世界で6番目に小さな国です。
日本人にはまだあまり知られておらず、観光客も少ないですが、スイスとオーストリアのアルプスに囲まれた、のどかで自然豊な穴場スポットになっています。
国へのアクセスはスイス、もしくはオーストリアから車で入国可能です。
キャンピングカー専用施設も充実しているので困ることなく、車中泊旅ができます。
リヒテンシュタインの車中泊スポット。スキーリゾートエリア▽
リヒテンシュタインの車中泊スポット。中心街エリア▽
小さな国なので丸1日あれば全体を観光することができちゃいます。
中世の街並みを散策したり、中世のお城のファドゥーツ城を訪問したりと、自然と調和した街並みの風景を楽しむことができます。
さらに中心街から外れるとMalbun(マルブン)と呼ばれるスキーリゾート地に到着します。
冬場はウィンタースポーツ、夏はハイキングなどを楽しめるスポットとなっています。
のどかで自然に囲まれた建物と、放牧されている牛達の間をゆったりとハイキングし、癒しのひと時を送れる場所です。
リヒテンシュタインのマップ▽
オーストリアの秘境湖「Lunersee湖」をハイキング
オーストリアのアルプスの奥地にあるエメラルドグリーンに輝く秘境湖がLunersee(リューナー湖)です。
オーストリアの最西部、スイスとの国境近くのフォアアールベルク州に位置し、標高1970mもの高さにある湖ですが、ゴンドラで上るので山登り初心者の子供から大人まで簡単に行くことができます。
キャンピングカーでもアクセスが可能で、ゴンドラの発着施設の前には、キャンピングカーも駐車可能の大きな駐車場も完備されています。
ゴンドラ料金は大人1人往復で23ユーロ(約3,800円)、子供1人13.90ユーロ(約2,300円)です。
乗車時間は約10分で15分間隔で出発します。
ゴンドラで上がると、目の前には絶景の湖と、それを囲む壮大なアルプスの山々が広がっています。
湖の近くにはレストランやトイレも完備されており、食事や休憩をすることも可能です。
さらに、宿泊施設も整っており、この美しい景色を眺めながら贅沢な宿泊もできちゃいます。
湖をぐるっと一周するハイキングコースがあり、約6kmの距離をゆっくり歩いて2時間で回れます。
上り坂もほとんどなく、平坦で歩きやすい道なので、子どもから大人まで、楽しめること間違いなし!
道中は美しい高山植物やアルプス山脈の景色を楽しむことができ、歩くたびに変わる湖の絶景を360度堪能できるアウトドアアクティビティです。
リューナー湖のGoogleマップ▽
南ドイツのまるで絵本の世界!可愛い街並みを散策
「ザ・ヨーロッパ」な可愛い街並みを観光したい方には、ドイツの南部がおすすめです。
まるで絵本の世界から飛び出てきたかのような、カラフルで可愛い建物が立ち並び、別世界を散策しているかのような気分が味わえます。
特に「ロマンチック街道」と呼ばれるヴュルツブルクからフュッセンまでの全長366kmのルートは、中世の街並みや古いお城など、さまざまな魅力的なの街を巡りながらおとぎの世界を満喫できる絶景ルートです。
その中でも特に可愛い街並みでおすすめなのがRothenburg ob der Tauber(ローテンブルク・オプ・デア・タウバー)です。
街の入り口である石造りの大きな城壁をくぐり、中へ入るとそこはまるでおとぎの世界に迷い込んだかのような風景が広がっています。
中世の風情を残す家屋や建物、教会など、どこを見ても息をのむような美しさで、街中をゆったりと散歩しながら観光を楽しめます。
特におすすめなのは、ドイツクリスマス博物館です。
クリスマス飾りやオーナメントが展示、販売されており、一年中クリスマス気分を味わえるので、ぜひ訪れてみてください。
ローテンブルクのGoogleマップ▽
ローテンブルクで滞在できるRVパーク
欧州キャンピングカー旅の注意点
ヨーロッパは日本とは異なる交通ルールや交通規則があり、各国で微妙に変わってくるのでそれぞれ訪れる国のルールを事前に確認する必要があります。
スイスやオーストリアでは基本的にRVパークやオートキャンプ場以外での車中泊が禁止されています。
また、高速道路を利用する際はゲートや料金所などなく、事前に自己申請で通行料金を支払いフロントガラスにその証明ステッカーを貼るシステムになっています。
ステッカーを貼らずに高速道路を利用してしまったら罰金があるので注意しましょう。
ドイツの場合の高速道路は「アウトバーン」と呼ばれ無料で時速制限がないことで有名です。
キャンピングカーを運転する際は速度の出し過ぎは危険なので、なるべく90kmに抑えて走行しましょう。
まとめ
今回紹介したスポットは車中泊で訪れることも可能ですし、公共交通機関を利用しながらホテルでの宿泊旅も可能です。
さらに、余裕のある方は10日間でこちらの国々をキャンピングカーで訪れることも可能です。
旅行ルートに取り入れて1度に5カ国を周遊する贅沢な車中泊旅をしてみてはいかがでしょうか?