これからは「電費」?電気自動車の燃費の良さってどう判断すればいい?
ガソリン代と電気代を比べる計算式
実際に走行コストを比較できるよう、「1kmを走るのに必要なコスト」を求める計算式を提示します。
ガソリン車の場合は、「ガソリン価格(1Lあたり)」を「燃費(km/L)」で割ったものが1kmあたりのガソリン代です。
1kmあたりのガソリン代=ガソリン価格÷燃費値
電気自動車の場合には、「電費(Wh/km)」に「1kWhあたりの電気代」を掛け、これを1000で割ったものが1kmあたりの電気代です。
1kmあたりの電気代=電費値×1kWhあたりの電気代÷1000
電費を「燃費表示の形式」に換算する方法
これまでの燃費表示に慣れ親しんでいる方は、「電費も燃費表示の形にした方がわかりやすい」と思うかもしれません。
その場合、国土交通省が環境性能評価に用いている以下の式を用いるとよいでしょう。
換算後のEVの燃費値(km/L)=6750÷交流電力量消費率(Wh/km)
(参照:国土交通省発表資料)
つまり、「6750」という数字を「電費」で割れば、大まかな燃費値のイメージが把握できるということです。
試しに先のMX-30で計算すると、6750÷145で「約46.5km/L」という数字が出てきます。
ハイブリッド版の「15.6km/L」と比べると3倍弱の数値であり、先の計算と近い結果になりました。
もちろん、条件によっては状況に合わない数値となるケースも考えられますが、大まかなイメージを把握するうえで「6750を電費で割る」という方法は有効かもしれません。
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ライター:鹿間 羊市
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