キャンピングカー車内

家に引きこもるのはもったいない!「車中泊、冬ならではの楽しみ方」とは



「寒いから車中泊はしたくない」という理由で、冬の車中泊を避けている方が意外と多くいらっしゃるようです。

筆者の車中泊仲間にも「冬の車中泊は寒くて苦手・・・・・・」という方が、ちらほら見受けられます。

実際、車内は特に対策をしていない状態では温度がかなり下がり、寒すぎて眠ることは難しいですし、寒がり・冷え性の方は特に「冬に車内で長時間過ごすことは心身ともにツラい」というのが現実ではないでしょうか。

しかし、しっかりと対策をすることで寒さは問題ない状態にすることが可能ですし、なにより冬の車中泊には「冬ならではの楽しみ方」がたくさんあるんです!

「寒いから」という理由だけでこの季節の車中泊を避けるのは、かなりもったいないと感じています。

そこで今回の記事では、筆者がおすすめする車中泊の「冬ならではの楽しみ方」をいくつかご紹介していきたいと思います。

車内で温かく過ごすための工夫をした上で「寒い季節も車中泊を楽しみたい!」と考えている方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。

車中泊、冬の楽しみ1.暖かくして車内で過ごす時間をじっくりと堪能する

車内

「冬の車中泊」というと、「車内も屋外も寒くて仕方ない」というイメージを持たれる方が多いと思います。

実際大きい車になればなるほど暖房の効きが悪くなったり、床面が暖まらず足先が冷えて痛くなってしまうということもあるのではないでしょうか。

実は、サブバッテリーやFFヒーターのない車であっても、しっかりと対策をすることで車内で暖かく過ごすことは可能なんです。

例えば、わが家では大容量のポータブルバッテリーを毎回持参し、消費電力の低い電気毛布や小型のヒーターを使い、車内を温めています。

寝るときに使用する布団も厚手のものを用意し、毛布を1人1枚ずつ使用することで、寒さを感じず朝までぐっすり眠ることができています。

また冬の車内では寝る時も含めて靴下やパーカー・ヒートテックなどを常時着用し、「使い捨てカイロ」を常に車に積みっぱなしにするなど「体温を下げないための細かい工夫」をいくつか組み合わせることで、真冬であっても車内で暖かく過ごせます。

寒さ対策をしっかりとしておくことで、車内から冬の景色を眺めたり、本を読んだり食事を取ったり、ベッドでゴロゴロ寝転んだりと、「車内で過ごす時間」をぬくぬく温まりながら楽しむことができますよ。

車中泊、冬の楽しみ2.冬ならではの景色を楽しむ旅

富士山

枯葉の落ちた木々、雪の降り積もる道路、雪化粧をした山々・・・・・・。

冬にしか見られない景色も、車中泊旅でなら時間をかけてゆっくりと楽しむことができます。

都心では少し寒いくらいの雪も降らない天候の日であっても、標高の高い場所だったり富士五湖周辺などでは、雪が降り積もっていたり、富士山の頂上付近が雪で白くなる「雪化粧」をしている様子をみることも可能です。

「車中泊をして朝目が覚めたら、目の前に雪化粧をした富士山」というのは、なかなかできない経験です。

カメラで写真を撮影するのにも最適で、空気の澄んだ冬だからこそ、ひとつひとつの景色を鮮明に美しく記録に残すことができます。

今年の冬はカメラを持って車中泊&冬の景色を探して家族で散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。

車中泊、冬の楽しみ3.温かい料理を車内で作って食べる

クリームシチュー

体を芯まで温めてくれる熱々の料理は、寒いからこそとてもおいしく感じるのではないでしょうか。

具だくさんのスープやシチュー、野菜をたくさん入れた鍋や麺類など、狭い車内であっても工夫次第で手間をかけず簡単に作ることのできる「温かいメニュー」がたくさんあります。

特にスープや鍋料理は、多めに作ってそのままいただいた後、残ったスープにごはんや茹で麺を入れるだけで、しっかりとお腹いっぱいになる量を食べることができます。

体が内側から温まりお腹も満たすことができれば、寒さを感じづらくなり体温も上がりますよね。

「今日は何を車内で食べよう?」と考える時間も車中泊の楽しみのひとつ。熱々の料理を車内で作り、おなかいいっぱい食べて眠りにつくのは、冬の車中泊の醍醐味といえます。

次のページ⇨ 温泉やレジャーでの楽しみ方を紹介します!