実際に生活して分かった中古キャブコンのメリット・デメリット全てぶっちゃけます!
キャンピングカーで日本一周生活をしている夫婦、ガタガタgogoのがっちゃんとむっちゃんです!
これまで幾度かにわたり、中古キャンピングカー購入時のことや、実際に乗ってみた感想をご紹介させていただきました。
そして、2018年11月に中古キャンピングカーを納車してから、もう1年半が経とうとしています。
今回はそんな私たちが、この1年半を通じて感じた中古キャンピングカー(キャブコン)の良い点・悪い点を洗いざらい暴露していきたいと思います。
中古キャンピングカーの購入を検討されている方、どの車種にするかまだ決めていない方、そして新車と中古車どちらで購入するか迷われている方の参考になれば幸いです。
目次
乗ってみて、暮らしてみて分かった、中古キャンピングカー(キャブコン)の良い点
私たちは現在、キャブコンタイプのキャンピングカーに乗っていますが、購入前は、バンコンタイプのキャンピングカーに憧れていました。
バンコンであれば、一見ただの自家用車に見え、キャンピングカーが停まっているように見えないからです。
キャブコンタイプは、良くも悪くも『ザ・キャンピングカー』の目立ちまくるルックス。
ちょっと近所のスーパーやコンビニに行くにも、「あそこの家のキャンピングカーだ」とバレてしまうのが、なんとなく気恥ずかしかったのです。
そして、実際に車探し。まずは、絶対に欲しい装備を徹底的に洗い出しました。
我が家の場合、キャンピングカーで生活しながら旅をするので、トイレ付きマルチルームは絶対に外せなかったのです。
しかし当時、バンコンではトイレ付きマルチルームを備えている中古車は見つからず、更に新車はゆうに予算オーバーしていました。
そこで考え始めたのが、キャブコンタイプのキャンピングカーです。
高い天井が作り出す、広い空間
初めてキャブコンの室内を見た瞬間、その空間の広さに衝撃を受けました!
身長175cmの主人が腰を曲げず、首もおらずに車内で直立できているのです。
バンコンだと主人は、少し屈まないと車内で立つことができません。
毎日そこで生活するとなると、それはとてもストレスになるのでは…と心配していたのです。
だからこそ、キャブコンの室内空間の広さ、特に立っても余裕のある天井の高さに感動しました。
結果、今現在500日以上キャンピングカーライフをする上で、室内空間にストレスを感じることは一切ありません。
これは同じキャブコンタイプのキャンピングカー乗りの方からも驚かれます。
それもこれも車体のレイアウトなどが関係すると思うのですが、それはまた別の機会にご紹介させていただきたいと思います。
トラックベースの空間に余裕ある運転席
さて、キャブコンの魅力を知った私たちは、キャブコンをメインに中古車探しを始めました。
すると今度は、キャブコンにも種類・サイズがある事を知ります。
これまで軽自動車(N-box)に乗っていた私によっては、キャブコンはかなり大きな車体です。正直、見た目にも威圧感があり、駐車場に停まっていると“いかにもキャンピングカー”という感じです。
これは流石に大きすぎると思い、次にライトキャブコンと呼ばれる、ボンゴやタウンエースがベースの一回り小さいサイズのキャンピングカーを探しました。
しかし、ライトキャブコンの運転席は、主人の体には少し狭そう…。膝はハンドルギリギリ、ドアに肩が触れる、足元の側面も圧迫感を感じるサイズです。
これは長期&長距離の旅を毎日続けるとなると、かなりのストレスになることが簡単に予測できました。
”大は小を兼ねる”ということで、大きいキャブコンか、我慢して小さめのライトキャブコンか…。これはとてもとても迷いました。
私としては「少しでもコンパクトなサイズのライトキャブコンで、これから練習して運転を替わらないとな」と考えていましたが、主人の意見は、「やはりライトキャブコンでは狭く運転にストレスがある」とのこと。
完全ペーパードライバーの私は、できれば運転をしたくないと思っていたので、こんな言葉を聞かせて貰った日にはシメシメです。
何度も何度も家族会議をした結果、カムロードのキャブコンを選びました。
現在500日以上キャンピングカーで生活&旅をしていますが、疲れ加減を考えると、カムロードのキャブコンで正解でした。
生活空間となる居室だけではなく、運転席の空間も重要だと今でもしみじみと感じています。
想像はできていたが・・中古キャンピングカー(キャブコン)の悪い点
お次は中古キャンピングカーの悪い面、デメリットです。
これはその車体にもよると思いますし、前オーナーさんの使い方等も大きく影響してくるでしょう。
なので一概には言えませんが、あくまでも私が中古キャンピングカーで生活する上でのレビューとして参考にしてみてください。
「やっぱり壊れたか…」が定期的にある
納車してからビルダーさん(キャンピングカー製造会社)へ持ち込んだ、修理が必要なトラブルは大きく3つありました。
- マルチルームのベンチレーターから水漏れ(パッキン劣化)
- 冷蔵庫の扉が閉まらなくなった(内側から長時間押されることにより、扉が変形している)
- 温水タンク周りのコードの劣化(負荷がかかり断裂)
いずれも持ち込み修理で、現在は快適に使えています。
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窓の網戸は劣化により動かず、エントランスドアの網戸は網がたわみ、隙間から虫が入って来てしまいます。
これは安全面に影響がある訳ではないので、気にしなければ済む事かもしれませんが、毎日の事となると地味にストレスに感じたりもします。
納車から1年半、中古キャンピングカーで生活してみた感想
さて、やはり気になるのは「結局のところ、中古キャンピングカーで正解だったの?間違いだったの?」という所ではないでしょうか。
答えは「正解」です!
中古車であるからこそ元々の予算内で収めることができ、100台近い車を実際に見て最後まで粘り強く探したので絶対欲しい設備の条件もクリアすることができました。
今の愛車を選んだ決め手は、室内に足を踏み入れた瞬間「ここで生活している私たち」の姿が、イメージできてしまったことです。
バンクベッドで二人仲良く横になり、ダイネットでは二人で向き合って作業をし、また手を合わせて一緒にご飯を食べる。
そうやって、日常生活を笑顔で過ごすイメージが湧いてしまったのです。
まとめ
中古キャンピングカーを購入して1年半、良い面だけではなく、今回はデメリットや悩んだことについてもご紹介させていただきました。
我が家は約100台のキャンピングカーを見た中で、たまたま心躍る相性の良い一台と出会えました。
生活に密着した相棒となる一台が、この車で良かったとしみじみ感じています。