車内飯をおいしく手軽に!「レトルトカレー」簡単アレンジメニュー&レシピ
車中泊旅の最中、車内での調理は狭い空間や調理器具の不足などにより、なかなかハードルが高いイメージがあるかもしれません。
かといって、毎回外食で済ませるのも長期の車中泊旅になるほど金銭的に厳しい部分があります。
そんなときに重宝するのが「レトルト食品」。
現在では、ごはんさえ用意すればあとは温めるだけで完結できるレトルト食品が多く販売されており、金額的にも低価格の商品が多いため、上手に活用することで旅の最中の食事にかかる費用をぐっとおさえることができます。
そこで今回は、手軽に車中飯を楽しむことができるレトルト食品の中でも、特に多くの商品が販売されていて私たちに馴染みのある「レトルトカレー」の便利な使い方や、簡単アレンジメニューなどをご紹介していきます。
レトルトカレーに他の食品をプラスすれば、いつものカレーも簡単にアレンジすることができ、長期の旅行でも飽きることがありません。
車中泊旅での食費を安く済ませたい方や、料理がちょっと苦手だけど食事を自炊で済ませたい、という方はぜひ記事をチェックしてみてください。
目次
車中泊に便利な「レトルトカレー」
温めてごはんにかけるだけの手軽さで人気のレトルト食品。
その中でも「レトルトカレー」は販売されている種類も豊富で、車中泊に限らず普段の生活でも活用されている方が多いのではないでしょうか。
スーパーで購入できるお手頃価格のものから、有名ホテルのカレーをレトルトにして商品化したもの、地域の名産品を使った高級カレーなど、そのときの気分やお財布具合でお好みのものを選ぶことができるのは、レトルトカレーならではですよね。
便利で種類も豊富なレトルトカレーですが、そのまま食べるだけではボリュームが足りなかったり、飽きてきてしまったりすることはないでしょうか。
実はレトルトカレーは他の食材をプラスすることで味に変化を出すことができ、飽きずにおいしく食べることができるんです。
ではレトルトカレーにプラスするとおいしい食材とはどんなものがあるのでしょうか。
「レトルトカレーと合わせるとおいしい食材」を5つほど、アレンジ実例とともにご紹介していきたいと思います。
「たまご」をプラスしてオムカレーや目玉焼きカレー
レトルトカレーに合わせるとおいしい食材、その王道といえるのが「たまご」ではないでしょうか。
車中飯でも旅先のスーパーやコンビニで手軽に入手することができますし、割れないように配慮する必要はありますが、クーラーボックスなどに入れて自宅から持参することもできます。
ちょっと良いたまごを使用しても1つ20〜30円程度と価格も安価で、お財布に優しいのが魅力。
栄養面でもビタミン・ミネラルが含まれており、良質なタンパク質をたまご1個でしっかりと摂取することができます。
レトルトカレーとの合わせ方ですが、小さめのフライパンを使って車内で目玉焼きを作り、温めたカレーにのせるだけでもおいしいくいただくことができます。
また面倒なら生の状態でのせて、カレールーやごはんとよく混ぜ合わせていただいてもOKです。
筆者のおすすめは、混ぜ合わせて薄く焼いたたまごをごはんにのせ、レトルトカレーをかけてつくる「簡単オムカレー」。
熱した小さめのフライパンに、よく溶いたたまご(1〜2個)をいれ薄焼きたまごを作って、盛り付けたごはんにのせるだけ。
あいたスペースにカレーをかければ、とても簡単にオムカレーを作ることができちゃいます。
安価で栄養もあり、見た目も味も変化させることができるたまごは、車中飯におすすめの万能食材といえるのではないでしょうか。
「ハンバーグ」をプラスすればハンバーグカレーに
コンビニやスーパーで購入できるチルドタイプやお惣菜のハンバーグも、レトルトカレーとの相性抜群!
チーズが入っているものやデミグラスソースにこだわった商品、和風のハンバーグなど種類も豊富で、どれもレトルトカレーと合わせると味に楽しい変化をもたらし、とてもおいしくいただくことができます。
小さめの鍋やシェラカップにハンバーグとカレーを入れて弱火で加熱すれば、ハンバーグとカレーを同時に温めることができ、ハンバーグソースとカレーをしっかり混ぜ合わせることができます。
温め方のコツは、弱火で温めることと、こぼれないようにスプーンで上下をゆっくりと混ぜ合わせること。
しっかりと温まったら、あとは盛り付けたごはんにかけるだけ。
ボリューム満点なハンバーグカレーが、あっという間に完成します。
「さばの缶詰」を使ってさばカレーに
最近人気の「さばの缶詰」も、レトルトカレーのアレンジにおすすめ。
深さのあるフライパンや小さめの鍋にさばの缶詰を汁ごと入れ、レトルトカレーと一緒に軽く煮込むだけ。
栄養満点で風味豊かな「さばカレー」があっという間に完成します。
水煮の汁ごと使うことで風味がよくなり、栄養もしっかりと摂取。ごみも少なくなりますよ。
筆者のおすすめは「さばのトマトカレー」。
材料は2人分でレトルトカレー2袋にさばの水煮缶を1缶、カットトマト缶が1/2缶。
材料を全て鍋に入れてさばの身を崩しながら、とろみがでるまで5〜10分程度煮込むだけと、作り方もとても簡単です。
カレーとトマトの酸味、さばの風味が相性抜群で食べ応えもバッチリ。
トマト缶が半量だけ残るのが面倒という場合は、自宅で1/2だけをタッパーなどに取り分けてから持参しても良いですし、残りの半量に水とコンソメを加えトマトスープにしてもOKです。
さばのトマトカレーを作った鍋にごはんいれてよく混ぜ合わせれば、カレーリゾットにもなります。
この方法なら、冷えたごはんも一緒に温めることが可能です。
ごはんを入れる際には、少し大きめの鍋を使用するのがポイントです。
リゾットには仕上げにチーズをプラスすると、さらにおいしくいただくことができますよ。
「インスタントラーメン」にのせてお手軽カレーラーメン
インスタントラーメンもレトルトカレー同様、手軽に作ることができるため車中飯としてよく食べているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
鍋ひとつで作ることができるインスタントラーメンとレトルトカレーは、相性がとても良いんです。
できあがったラーメンにレトルトカレーを麺にのせるようにかけるだけで、とても簡単においしいカレーラーメンが完成します。
ラーメンはどの会社のものでもOK。
味噌味、しょうゆ味、塩味、どれもカレーと相性が良く、その日の気分で味をチョイスし、味の変化を楽しむことができます。
お好みの味のラーメンを作り、別の鍋で温めておいたレトルトカレーを上からかけるだけ。
面倒なら、少しぬるくはなりますがカレーは温めなくても大丈夫です。
最後に残った汁にごはんを足していただくのもおすすめですよ。
「牛乳」や「豆乳」をプラスしてスープに
レトルトカレーはしっかりと味付けがしてありますから、牛乳や豆乳をプラスして薄めるとコクのあるカレー味のおいしいスープが完成します。
スープというと野菜をカットしたりコンソメで煮込んだりと手間と時間がかかるイメージがあると思いますが、「レトルトカレースープ」なら手間も時間もかかりません。
作り方はとっても簡単。
小さめの鍋やシェラカップなどに120〜150ml程度の牛乳(または豆乳)にレトルトカレー1人分(1パック)混ぜ、弱火でかき混ぜながらゆっくりと温めれば完成です。
旅先のベーカリーショップで購入した焼きたてのおいしいパンを添え、パンにたっぷりとカレースープを浸して食べるのがおすすめ。
パンの香りやおいしさも感じながら、カレーパンをいただいているような満足感もあります。
レトルトカレーを飽きずに、もっとおいしく!
食材を1〜2つプラスすることで、レトルトカレーを簡単にアレンジできるだけでなく、料理が苦手な方でも費用をおさえて手軽に自炊することができます。
さらに「温めるだけ」「焼くだけ」「入れるだけ」といった手間をかけずにプラスできる食材なら、狭い車内でも多くの調理器具や食器が必要なく、車内調理に対する抵抗も少なくなると思います。
レトルトカレーといっても、旅先のご当地カレーや周辺のレストラン・ホテルが販売している商品もありますので、上手に商品を選べば旅の気分を味わうことも可能!
車内での食事も手間をかけずに楽しみながら、車中泊の旅を充実させてみてはいかがでしょうか。