疲れの多い車旅… 熟睡できる方法&グッズをご紹介!
疲れが溜まりやすい車旅での車中泊の睡眠は「時間」より「質のよさ」が何より大切になってきます。
特に現代は5人に1人、睡眠時に何らかの障害を抱えているとも言われています。
質の良い睡眠時間が低下すればするほど、疲れが溜まりやすく、高血圧や糖尿病、動脈硬化といった生活習慣病の原因にもなりかねません。
そこで今回は車中泊の際にぐっすりと眠れる方法やグッズ等をご紹介していきたいと思います。
車中泊をしても快眠を得られてない方は、ぜひ最後まで読んで頂ければ幸いです。
目次
睡眠の質が悪いとどうなる?
睡眠の質は人の体温調節や成長、健康維持に関連するホルモン分泌、体内の疲労や病気などの治癒改善と強く関係しています。
そのため睡眠の質が悪ければ悪いほど、肉体疲労は増し、脳や体内の目に見えない部分へのダメージは大きくなってしまいます。
具体的な質の良い睡眠とは?
「質のいい睡眠」は以下の3つの状態を表します。
①入眠時の寝つきがいい
②睡眠中はぐっすり寝られる(入眠開始2-3時間でより深い眠りにつける)
③寝起きはスッキリ起きられる
そこで今回はそれぞれの状態を作り出せるような対策やグッズを次からご紹介していきたいと思います。
入眠時寝つきが良くなる方法
布団に入ったものの、寝つきが悪くダラダラと夜遅くまで過ごしてしまう方もいるのではないでしょうか。
ここでは少しでも寝付きが良くなる方法をご紹介していきます。
睡眠前に目の疲れをとる
通常、長時間運転することで、身体だけでなく目の疲労も蓄積されますが、ずっと明るい環境でいたり、携帯などの明るい画面を見たりすることでさらに目の疲れを悪化させ、睡眠の質の低下につながってしまいます。
そのため、就寝前はスマートフォンやパソコンの使用は控え、窓から光が入らないよう車内にカーテンを付けて照明を暗めにすることが大切です。
そして運転で疲れた目の疲労を取るためには疲労回復用の目薬の使用や、目を温タオルやアイマスクなどで保温したり、夜空を見上げたりして遠くを眺めると効果を得られ、寝つきも改善されやすくなります。
入浴は就寝1時間半~2時間前までに済ませる
人の身体は、一時的に体温が上昇し、その後徐々に体温が下がる工程で眠気が出現します。
そのため、入浴は就寝の1時間半~2時間前までに済ませておくと寝付きが良くなり、深い眠りにつきやすくなります。
入浴の時間帯としては、ぬるま湯で30分程度、熱めの湯なら5分程度つかるくらいが丁度良いといわれています。
温かい飲み物を飲む
温かい飲み物を摂取することも寝つきが良くなるポイントの一つです。
特に下記のような飲み物がオススメなので、参考にしてみて下さいね。
・白湯(胃腸の負担なく摂取できる)
・生姜湯(体を温める効果が高まり、冷え性の女性などにもオススメです。)
・ノンカフェインのカモミールティー(心身のリラックス効果や鼻詰まり改善)
ちなみに寝酒は一時的に眠りに入りやすくなりますが、寝ている時は眠りの浅いレム睡眠なので質は高くならず、コーヒーや緑茶、栄養ドリンクなどカフェインを多く含む飲み物は覚醒作用がありますので、就寝予定の3時間以内に飲むのは避けることをオススメします。
落ち着く音楽や自然の音に耳を傾ける
人は完全な無音状態のときよりも、自然に近い音が流れていた方が入眠しやすいと言われています。
そのため、自分にとって心が和らぐヒーリングミュージックやスローテンポのバラード曲を就寝前に流すのも効果的です。
音楽を聞く際はイヤホンではなく、スピーカーを使って小音で聴き流すことが大切です。
また自然の中での車中泊であれば、規則性と不規則性が調和した「1/f ゆらぎ」を体感しやすいので、海の音や雨の音、森林の自然音などに耳を傾けるのもリラックス効果を期待できますよ。
アロマの香りを嗅ぐ
五感の中で最も快眠効果を得られやすいのが嗅覚だと言われています。
そのため、就寝前にリラックス効果の高くご自身に合ったアロマの香りを楽しむのも寝つきが良くなり質の高い睡眠のポイントとなります。
ちなみにアロマを楽しむためのディフュザーには「気化式」「噴霧式」「加熱式」「超音波式」の4種類がありますが、車内で使用する際は火事や事故の原因となる「火」は使わないようにして下さいね。
また目の疲労とアロマによるリラックス効果の相乗効果として、市販でも売ってある香り付きの蒸気アイマスクなどを使用するのもオススメですよ。
リラックス効果の高いアロマ
・ラベンダー(フローラル系)
・ベルガモット(柑橘系)
・オレンジスイート(柑橘系)
・ゆず(柑橘系)
・ネロリ(柑橘系)
・サンダルウッド(ウッド系)
・ゼラニウム(フローラル系)
・スイートマジョラム(スパイシー系
適度な運動
日中適度に身体を動かすことで、寝つきが良くなり、深い眠りに繋がることが期待できます。
しかし就寝直前の運動は逆に脳を覚醒させてしまう可能性があるので、就寝3時間以内に運動する場合は汗をかかない程度の軽いストレッチをするのをオススメします。
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