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知識

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モーターホームを使い倒す!

モーターホームと夕暮れ

皆さんモーターホームやキャンピングカーをどうやって使っていますか?

「普通車」枠の車両なら、日常の足として使って週末はキャンプという方も多いのかと思います。

私の場合は6メートルのクラス C(キャブコンバージョンのアメ車)なのでさすがに普段の通勤や買い物では使ってはいませんが、皆さんが想像するよりも遥かに頻繁に日常的に使っていると思います。

今回はそんな「私のモーターホームの使い方、遊び方」をご紹介いたします。

アウトドアスポーツの基地として


草原とトレーラー

趣味が高じてトライアル(オートバイ競技)の全日本選手権という全国大会を転戦する生活を始めて5年以上。

南は九州から北は北海道までの各地で4月から10月にかけて7戦ほど開催されるのですが、それに参加するための「トランスポーター」としてが一番多い使い方になっています。

オートバイをリアに取り付けたキャリアに載せて目的地であるレース場まで自走で向かいます。

レース場ではオーニングを出してパドックとし整備もここで。

かなり不便な山奥で開催されることもあるので他のライダーは宿泊施設を利用しますが、私は会場に泊まるのが好きで便利なのでモーターホームで行きたいんですね。

ヨーロッパで人気のモータースポーツなんですが、あちらはモーターホーム(キャラバンと言いますが)の本場でもあり、2輪4輪問わずレース会場には必ず多くの キャンピングカーやトレーラーが見られます。

家と同じ設備を搭載しているので、年中天気を問わず安心してくつろげる空間をどこでも実現できます。

モーターホーム1

それ以外にも夏はサーフィンや海水浴の基地としても頻繁に利用します。

動きやすい夜中に移動し明け方には海岸の駐車場へ。

良い場所をキープしたら開場まで冷房の効いた車内でおやすみです。

常に冷凍冷蔵庫には冷えたビールにアイスクリーム、ランチの材料まで全て持ち込んでいるので海の家を利用することはありません。

最後のシャワーも搭載の外部シャワーで温水を使ってきれいさっぱりです。

サーフィンとなるとさらに何もない海岸や寒い季節にも行きますのでモーターホームは最高の相棒です。

冬場のサーフ後に温水でシャワーを浴びていると周りから羨ましがられますね。

雪とモーターホーム

雪のシーズンになると大好きなスノーボードに出かけます。

リアがダブルタイヤなので6輪スタッドレスで雪道も安心です。

カナダ製の車体は極寒の地でも快適に過ごすことができます。

スキー場

スキー場では夜中の駐車中でマイナス20度ぐらいになったことがありました。

これぐらいの温度になると、基本設計が耐寒仕様になっていなければ水道や排水の凍結などのトラブルもおきてきます。

日中はスノーボードを満喫し駐車場に戻り熱いシャワーを浴びたり、温泉が近くにある場合はゆっくりと お風呂を楽しむ。

ポカポカの車内に戻ったら冷えたビールで雪見酒です。

仕入れておいた地の食材で鍋なんかが最高においしいですね。

目的地までが旅の醍醐味


モーターホームと人

前述の通り、年間通してアウトドアスポーツの移動手段、宿泊手段としてモーターホームを使い倒している私。

目的地が遠いこともあり数日間かけて移動なんてことも多いのですが、せっかく遠くまで行くのだから途中にある観光スポットや名所旧跡にも立ち寄ったり、時には友人を訪ねたりと車旅ならではの自由な旅行計画を立てています。

メジャーな観光地から、マニアックな場所まで最近はなんでも検索可能です。

おいしいお店や温泉施設などもスマホがあればGoogleマップなどで現地を事前にロケハンすることも可能。

駐車場

駐車場の大きさや景色なども下調べしておけばより確実に旅を楽しむことができます。

インターネットやSNSの普及は旅行者には本当に便利な環境です。

しかし時にはそんな便利なものも使わずに、インスピレーションを頼りに寄り道したり、回り道したりも思いがけない発見につながります。

私は寄り道した町が気に入って泊まってしまうこともしばしば。

歩いているうちに、美味しそうなお店を見つけたり行きたいところができたりすると、泊まれる場所を探して滞在します。

日程に余裕をもっていればこんな旅はとても楽しいものになります。

今年の春に九州のレースに参加した時には2週間かけて宮崎から帰ってきました。

ほぼ無計画に、そのときの気の赴くままに目的地を探して走ってみる。

時々道を間違えてりするんですが、間違った先に面白いことが待っているなんてこともありました。

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自宅とオフィスを連れまわす


車内

旅行や趣味で使うことが多いキャンピングカー。

でも遊びだけに使うわけではありません。

私の場合は仕事柄出張やワーケーションの場面でもモーターホームは欠かせません。

2週間のロングトリップとなると、さすがに合間で仕事をする必要が出てきます。

ただし「空き時間」を使ったり天気が悪い日を当てたりしてうまくやりくりをするのですが。

そんなことも、身の回りの殆どの物を持って行っている「自宅」ならでは。

そこにPCとネット環境があればオフィスと同じことはできるわけです。

天気の良い日にビーチの駐車場で、波音を効きながらデザイン作業。

ソーラーで発電された電気でPCを使い携帯経由でデジタル入稿。

オフグリッドなこんな仕事環境も大型モーターホームならストレスはありません。

車内空間が広ければ、自分以外の人が一緒でも別々の時間を過ごすこともできますし、仕事ならデスクで効率の良い作業が可能です。

ビル風景

どこにでも「自宅とオフィス」を持ち運べるわけですが、それは海や山に限ったことではありません。

郊外へのエクスペディションには、必ず街を抜ける瞬間がやってきます。

そんな時は格好のチャンス。

街でショッピングをしたり、おいしいレストランを予約したり。

そして、たまった洗濯をランドリーで洗ったりと、街中でできることやりたいことも沢山あるんです。

よほどの都市部で無ければ駐車場は止められる可能性も高いですし、繁華街でも探せば私のモーターホームでも入れる場所があります。

北海道に行ったときは札幌のすすきので食事するので止める場所を探したら数か所可能な場所がありました。

鹿児島に行ったときには駐車場に止めてタクシーに乗って夜の繁華街へ。

また タクシーで戻ってきたりとそこがまさに「自宅」のようですね。

使い方、遊び方は無限大


キャンピングカーやモーターホーム、車内で過ごすことができる車を手に入れたら「自由を満喫しよう」

キャンプ場だけでなく、だれも立ち寄らない公園やパーキングでも良い。

チェックインの時間や予約に縛られない自由であいまいな旅をしてみてほしい。

アウトドアスポーツや、観光地でのアクティビティーにも積極的に取り組んでみたらいかがですか?

釣りやトレッキングなんかも良いですね。

私は色んな所に泊まります。

どこで泊まるにしても「マナー」は特に気を付けることが大切です。

大きな車体は目立ちますが、車内が広く生活の全てを自前で賄えるので、駐車中は散歩や外出以外で外に出ることはありません。

周囲に迷惑をかけたり不快に感じられるようなことは絶対に避けたいものです。

どのような場所で安心して眠れるのか。

どうすれば周囲に迷惑をかけないで車内で過ごすことができるのか。

それにはどんな設備が必要で、どのような車両が最適なのか。

沢山旅に出かければこれらが自ずと見えてきます。

RVパークのような所なら安心ですね。

「私はこんな使い方、遊び方」でとても充実したモーターホームライフを実現しています。

次のロングトリップが待ち遠しい。

皆さんも「自由」を手に入れて、これまで経験したことのない旅の世界を楽しんで欲しいと思います。

D.style

アメ車SUVやRV(キャンピングカー)専門店を運営しています。 自らも車を5台所有し、休日には海へ山へ。キャンプやバイクレースなどの趣味を満喫している根っからのOutdoor Man。 本格的なモーターホームやヴァンライフカスタムにも精通し、旧車から最新型までの整備やカスタムの情報を中心に、それらの車を使った「外遊び」情報をお届けします。