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ウェアラブルデバイスにAI活用…居眠り運転防止アイテムの進化がすごい!でも最強の対策はやっぱり“アナログ”



居眠り運転予防アイテムが進化している!




2024年3月12日、株式会社ナビタイムジャパンが、ドライブレコーダーアプリ「AiRCAM(エアカム)」に関するプレスリリースを発行しました。

これによると、居眠り運転や脇見運転をAIで検知して、注意喚起する新機能をAiRCAMにて提供開始したそうです。

新機能の内容は、ドライバーの顔やまぶたの動きなどをAIで読み取り、居眠りや脇見を判断して音声警告するというものです。

アプリに顔を登録しておくことにより、マスク着用などでドライバーの顔が普段と違っても、居眠り・脇見を判定できるのだとか。

対応機器は前面・背面カメラの同時起動ができるAndroid(Ver.11以上)端末で、iOS用AiRCAMへの対応も予定しているとのことです。

振動で居眠りを警告する「RESET」




続けてもう1つ、居眠り運転防止アイテムのプレスリリースをご紹介しましょう。

2024年4月1日、TOY & ZAKKA MIMIY(ミミー有限会社)がウェアラブルデバイス「RESET(リセット)」の先行販売開始をPR TIMESで発表しました。

RESETは両耳に装着するデバイスで、頭部の動きで居眠りを検知して、強力な振動で警告してくれるというものです。

頭の動きを360度モニタリングできるセンサーや、装着者の姿勢を自動測定する機能などを特徴としています。

RESETの先行販売は、新製品を応援購入できるサービス「Makuake(マクアケ)」で2024年5月10日まで行われています。

一般販売の時期は発表されていないものの、発売されれば注目を集めるかもしれません。

最新アイテムがあれば居眠り運転対策はバッチリ?


AiRCAMとRESETは乗る車を問わずに使用できます。

実用性のほどはわかりませんが、プレスリリースに記載どおりの性能であれば、どちらも長距離ドライブや運転業務などに役立つでしょう。

ただ、これらのアイテムがあれば居眠り運転の危険はなくなるのかというと、そうとはかぎりません。

時速50キロ走行の車が1秒間に走る距離は約14メートル、時速100キロ走行では倍の約28メートルも進みます。

「ウトウトしても対策アイテムが起こしてくれるから大丈夫!」なんて甘く見ていたら、居眠り警告を受けた直後に事故に遭うかも。

また、最新アイテムで無事に居眠りに気付けても、眠気が残っていれば事故の危険は続きます。

AiRCAMやRESETは何度でも居眠りを警告してくれますが、すぐに休憩をとれない場合は油断大敵、自力で眠気を払う対策も必要となるでしょう。

居眠り運転の対策どうしてます?


眠気対策 居眠り運転 AI

コーヒーを飲む、ガムを噛む、好きなアニソンを熱唱する(?)など、運転中に眠気を払う方法はいくつか考えられます。

対処法はほかにもありそうですが、ドライバー諸氏はどのような眠気払いが有効と考えているのでしょうか。

答えを知るために、知恵袋サイトで「運転中にすぐ休憩できないとき、どのような居眠り対策をしていますか?」と質問してみました。

質問にいただいた3つのご回答


「自分は眠気覚まし用のカフェイン飲料ですね。個人差あるでしょうが、自分は1本飲むと眠気が飛びます(Sさん)」

「MT車限定になりますが、6速から3速の間でシフトダウン・アップを繰り返します。何度もシフト操作することで眠気覚ましになりますよ(Kさん)」

「ガムは有効と思いますが、当然ながら噛まないと効果ないんですよね。強力ミントガムを口に入れても眠気が払えず、サービスエリアに着いてからガムをまったく噛んでいないことに気付いた経験があります(Mさん)」

Sさんのいうカフェイン飲料は、筆者の知るトラックドライバーも「よく使う」と言っていました。

ただ、飲み過ぎると体調を崩すこともあるそうです。

口に入れたガムを噛み忘れたMさんは、よほど強い眠気に襲われていたのでしょう。

睡眠不足の脳は、お酒に酔ったときのように機能が低下しているという話もあります。

事故を起こさずに済んだMさん、かなり運がよかったのかもしれません。

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