どれくらい寒い?おすすめの暖房は?車中泊の防寒対策
どれくらい寒い?おすすめの暖房は?車中泊の防寒対策
どこまでも空気が澄み、静かな美しさをたたえる日本の冬。
冬こそキャンプ本番という人もいるでしょう。
この時期、日中は暖かい日もありますが、夜はまだまだ寒いです。
キャンピングカーの場合、対処に限界のある「暑さ」に比べると、「寒さ」の方が工夫の余地があり対処しやすいという声が多くあります。
実際、冬の季節に車中泊をするとどんな感覚か。
また、どんな対応方法があるか検討してみましょう。
なにも対処をしないとどうなるか
この時期、なにも対処をしないとどうなるか。
断熱加工をしているキャンピングカーとはいえ、車内は外気温と同じになります。
決して「キャンピングカーだから特別」とはいきません。
とくに軽キャンパーやバンコンは鋼鉄の箱ですから、窓からひんやりと伝わってくる冷気や、地面からの底冷えもかなりのもの。
風がないぶん体感温度は上がるかもしれませんが、屋外と違って歩いたり雪遊びしたりといった動きがないので、外気温が零度を下回ると雪国生まれの私でも「落ち着いて過ごせないほど寒い」というのが正直な実感です。
健康を損なったり、ときとして命に関わったりというリスクがあるのも、また冬の車中泊。
冬の夜の防寒装備といえばまずはシュラフ。
使用可能温度−20℃など高性能なものも市販され、理論上はかなりの寒さまで耐えられることになります。
とはいえ寒さを我慢しながら寝ると、身体が縮こまり、夜中に何度も目が覚め、朝日で気温が上がるのをひたすら待つような一夜に……。
ダウンジャケットなどで厚着して寝る方法もありますが、寝苦しいことに変わりはありません。眠りが浅くなり、車中泊を楽しむどころか翌日の運転や観光にも差し障ります。
私の旅のモットーは「我慢しないこと」。
どんな暖房器具を使っているか、またそれぞれのメリットとデメリットも考えてみましょう。
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