軽自動車での車中泊がもっと快適になる!車内空間を広く使えるおすすめのギア5選
これまで、車中泊というとキャンピングカーやSUVが主流でした。
しかし最近では、乗用車どころか軽自動車を改造してキャンプや車中泊を楽しんでいる方も増えてきています。
筆者は長い間、スズキのエブリイを乗り継いできたのですが、 軽自動車は
①維持費が安い
②高速代が安い
③小回りが効く
④高さ制限や細い道もへっちゃら
⑤駐車スペースに困らない ect……
と、良いことずくめ。
しかし、車体が小さい分、キャンピングカーやSUVと比べると、どうしても車内スペースが狭くなってしまいます。
そこで今回は、キャンピングカーやSUVにも負けず劣らず、軽自動車でも広々快適に車中泊ができる厳選アイテムを5つご紹介していきます。
目次
リアゲートタープでゆったりプライベート空間を確保
タープというと
「組み立てが大変そう……」
「1人じゃうまくできなそう……」
などと不安もあり、中々踏み込めない方もいるではないでしょうか?
そんな方におすすめなのが、『リアゲートタープ』です。
タープにはシェルタータープ、ヘキサタープ、レクタタープなどの種類があります。
取付部位や使用用途に合わせて使い分けるのですが、この中でも断然、組み立てが簡単なのがリアゲートタープです。
リアゲートタープというのはその名の通り、車のリアゲートに設置するタープです。リアゲートは車両後方部分のドアのことで、バックドアなどとも言われています。
実質、リアゲートがタープの屋根のようになるので、そこに布を被せたり、取り付けたりするだけであっという間に快適な居住空間が完成します。
ロゴス(LOGOS) neos ミニバンリビング-AI
こちらはリアゲート部分に吸盤を付けて裾をペグで固定するだけで簡単にプライベート空間を確保することができるロゴス(LOGOS) の「neos ミニバンリビング-AI」。
コードロックでロープの長さを調節できるので、車種に合わせた最適なセッティングが可能です。
エブリイなどの四角いタイプのリアゲートであれば、十分なスペースを確保する事ができるでしょう。
ロゴマークのメイプルリーフもお洒落ですね。
4方向が覆われるため人目が気にならず、着替えにも最適。タープの後方をポールで固定してテーブルや椅子を置けば、リビング空間を演出することもできます。
室内からの様子もいいですね!非常に居心地が良さそうです。
さっと準備するだけでこんな素敵な空間ができ上がってしまうなんて……。慣れてしまうと元の体に戻れなくなりそうです(笑)。
両方向にファスナーがついた収納バッグも付いており、持ち運びにも便利。タープ初心者や女性の方にもおすすめです。
カーモスキートで虫をシャットアウト
アウトドアの醍醐味はなんといっても開放感。
澄んだ空気や爽やかな風、森林や花のかすかな匂い、温かい日差しがとっても気持ちいいですよね。
しかし、一抹の不安がよぎります……。それは、苦手な方も多い「虫」の存在。自然に虫は付き物なのですが、衛生面や虫刺されなども気になりますよね。
開放感は味わいたいけど、虫はシャットアウトしたい!そんな時におすすめなのがこちらの『カーモスキート』です。
カーモスキート 車中泊の蚊帳 クルマを丸ごと包みこむ虫除けネット
こちらは車ごと覆える特大サイズの蚊帳です。なんともダイナミックな発想(笑)。
車に被せて強力磁石で固定するだけでセッティング完了。とっても簡単です。
原始的ではありますが、やはり虫除けには蚊帳が一番。虫が怖くても安心して窓を開けることができますね。
秋口の涼しくてちょうどいい風を感じながら眠ることもでき、アイドリングストップで騒音・燃費対策にもなります。
また、バックドアを開けて使用しても余裕のサイズ感なので、先ほどのリアゲートタープと併用してもよさそうです。
軍用の収縮性のあるネットでできており、内側からも外側からも開閉できるチャックがついている為、出入りも楽々。
ハイエースなどの大型1BOXから、エブリイなどの軽1BOXまでカバー。
取り付けも磁石で楽々固定できるので、前述のリアゲートタープと一緒に使用すれば超快適な車中泊ができそうです。
ルーフキャリアで収納対策
車内スペースを広々使うのに欠かせないのが収納対策。
せっかくのキャンプなのでやりたいこともたくさんあり、荷物がどうしても多くなりがちです。特に軽自動車では収納スペースも限られてきてしまいます。
そんな時には『ルーフキャリア』を活用してみてはいかがでしょうか?
TUFREQ タフレック ルーフキャリア
ルーフキャリアを付けるとアウトドア感が一気に増しますね。
こちらの「TUFREQ タフレック ルーフキャリア」ですが、取り付けに関しては説明書を見ながらやれば、テレビラックや食器棚が作れる方なら問題なくできると思います。
ただ、重さが25kg程度ありますので、腕力に自信の無い方は2名以上で取り付けた方が良さそうです。
使用する際は、走行中に荷物が落下しないようしっかり固定すること、積載荷重量をオーバーしないようにすること、車体の全高を把握し立体駐車場や高架下などでぶつからないようにしましょう。
全高には特に注意してください。
筆者はエブリイのハイルーフに長い間乗っていますが、キャリアにアルミボートを積載し、なんとなくいつも通っている道を通ったとき、危うく高架の間に挟まりそうになりました。
たまにしか積載しないと積載していることを忘れがちになります。ノーブレーキで突っ込んでしまうと大事故に繋がるので、積載しているときはルート選定に気をつけてくださいね。
これで収納スペースを確保しつつ快適な車中泊が実現できます。
車高を気にせず収納できるヒッチキャリア
もう一点、収納対策に『ヒッチキャリア』はいかがでしょうか?
ヒッチキャリアカーゴ 折りたたみ式 車用 150cm 最大積載220kg
「ヒッチキャリアカーゴ」は車の後方部に外付けする収納です。
ヒッチメンバーがあれば取り付け可能です。荷物の積み下ろしは意外と重労働ですが、ヒッチキャリアはルーフキャリアに比べ車体下部に取り付けるため、荷物の積み下ろしを楽に行えます。
キャンプの際にはコンロやバーナーを置くなど、テーブル代わりに使用することも可能です。汚れものや臭いのあるものなど、車内に入れたくないものを収納する際にも大変便利です。
こちらのヒッチキャリアカーゴは不使用時には折りたたむことも可能です。
車の屋根に取り付けるルーフキャリアと違い、これなら高さ制限のある場所でも安心して荷物を乗せることができますね。
ヒッチメンバーは取り付けこそ少し手間ではありますが、一度取り付けてしまえば拡張性もあるので、用途によって色々と使えて非常に便利です。
優雅に豪華に贅沢に!コンパクトトレーラー
さて、ここまで車中泊が快適にできるよう、4点のアイテムを紹介しました。
しかし、「こんなんじゃ足りない!もっともっと優雅に贅沢に豪華に広々空間で車中泊を楽しみたい!」という方、とっておきの方法があります。
それが、『コンパクトトレーラー』です。
WAN CAR GO
このコンパクトトレーラーは牽引免許不要で普段乗っている軽自動車での牽引が可能です。
こちらの「WAN CAR GO」は、なんといっても見た目がスタイリッシュ。
荷物を運ぶのはもちろんのこと、車内は完全フラットになりベッド長は最大2.3mになります。
後ろ上がりのポップアップルーフで車内高も2m超となり抜群の開放感。
シート下には便利な引き出しもついており、小物の収納にも便利です。
サブバッテリーと100Vのコンセント、12V電源搭載で、エアコンなどの家電も使用でき、車内で快適に過ごせます。
そして、ポップアップルーフにはソーラーパネルが設置できるので、発電された電気をサブバッテリーに蓄電することも可能です。
長期滞在の際にも安心ですね(ソーラーパネルとサブバッテリーはオプション)。
また、後方部には大型のバゲッジドアもあり、荷物の積み下ろしも便利。
もはや、快適すぎてここから出たくなくなってしまいそうです(笑)。
価格帯は¥1,890,000~と、軽自動車が新車でもう1台購入できてしまう程のお値段ですが、考えようによってはそれ以上に貴重で楽しい経験ができるのではないでしょうか?
エブリイの様な1BOXに連結すればただでさえ広めの空間を、倍以上の空間に拡張可能なのは最高です!欲しすぎる……。
WAN CAR GO
ビルダー:オートワン
タイプ:トレーラー
ベース車両:高剛性シャーシ イタリア エレビ製
乗車定員:-名
就寝定員:2名
全長:3,360mm
全幅:1,470mm
全高:1,980mm
公式ホームページはこちら
軽自動車を拡張して充実した車中泊ライフを送ろう!
お手軽に導入できるものから大掛かりなものまで、車内を拡張できるアイテムは沢山あります。
軽自動車を拡張すれば維持費を安く抑えたまま、広々とした室内を手に入れる事ができるので、普通車への買い替えや、軽自動車の車中泊ってどうなんだろう?と悩んでいる方は、ぜひ一度検討してみてくださいね。