【出発準備編】本州から犬連れキャンピングカーで行く冬の北海道8泊10日
今回は、愛犬達を連れて冬の北海道へ、キャンピングカーで10日間の旅行にチャレンジすることになりました!
以前も北海道を舞台にくるま旅をしたことはありますが、冬に訪れるのは初めてなので、準備をしっかり整えてから臨みたいと思います。
そこで、今回は「出発準備編」として、冬の犬連れくるま旅に必要な装備やアイテムなどをまとめました。
ペット連れでない方に共通する準備もあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
キャンピングカーの基本設備を見直す
我が家のキャンピングカーはナッツRVの「クレア エボリューション」。
標準装備でサブバッテリー3つ、FFヒーター、電子レンジ、冷蔵庫などが付いているので、設備面では、冬の北海道を長期移動するのにも問題はなさそうです。
4WDのディーゼル車なので雪道にも強いはずですが、スムーズに走行できるか、正直なところ少し不安ではあります。
少しでも運転しやすいように、出発の2週間前にはタイヤをスタッドレスに交換。問題がないか、何度も試し乗りを行います。
万が一に備えて、チェーンも忘れず持って行く予定。
そして、車体が軽くなるように、とことんキャンピングカーの中を断捨離します!
愛犬用の飲料水を確保する
我が家には犬が4頭もいるので、全員分の飲料水についても考えておかないといけません。
長期旅行の場合、いつも事前に湧き水などを汲める場所を探しているのですが、今回は凍結が予想されることから、現地で湧き水を調達するという方法は期待できません。
愛犬達には可能な限りミネラルウォーターよりも水道水を飲ませたいので、これには頭を悩まされます。
検討した結果、ミネラルウォーターと自宅の水道水を入れたペットボトルをいつもより多く持っていくことに。
道の駅やサービスエリアなどで水道水を汲むのはマナー違反なので、キャンプ場やRVパークを利用して水道水を汲みながら、1日の必要量を計算して、愛犬達に飲ませる予定です。
加湿器に使う水、カビ防止アイテムをそろえる
我が家にはインコもいるので、基本的に冬場はどこへ行くにもFFヒーターを24時間つけっぱなしです。
そしてFFヒーターをつけっぱなしにしていると乾燥するので、加湿器も基本的につけっぱなしです。
そこで、加湿器に使う水道水も準備しないといけません。飲料水だけでも厄介なのに、我が家の加湿器は1日2リットルほど水を消費するので、これだけの水を確保するのは大変です。
それに、水を常に追加していく形になるので、清掃するタイミングがあるかも微妙です。
そのため、カビ防止のための殺菌液も調達しました。
以前、フィルタータイプや入れるだけの不織布パックを使ったことはありましたが、あまり効果を感じなかったので、今回はクチコミを見て一番良さそうなUYEKI「加湿器の除菌タイム」を購入。
子どもはもちろん、ペットがいても安心とのことですし、期待できそうですね。
トイレの臭い対策、トイレの場所の下調べ
冬場は奥地に入ると道の駅やサービエリアは閉鎖するところが多く、公園にあるものも含めた公衆トイレも凍結によって使えないところがほとんどなので、人間用のトイレの準備も大切です。
我が家にはポータブルトイレがあるので便利ですが、冬場はキャンプ場やRVパークも休業になることが多いので、汚水タンクの処理は極端に難しくなるでしょう。
そのため、今回の10日という長丁場の旅程に備えて、ポータブルトイレを新調することに。
今まで使っていたポータブルトイレの汚水タンクは12リットルで2泊が限界だったので、悩んだ結果18.9リットルを購入。
北海道にいる知人に途中で処理をお願いできるので、タンクは20リットル分、4~5日効果が続く消臭液があれば問題なさそうです。
念のため、ポータブルトイレを使うのは夜間だけにするなどの工夫をするつもりです。
昼間に使えそうなトイレの場所を調べたところ、予定している観光コースで2か所のダンプステーションが見つかりました。
そのうち1カ所はスタート地点でもある函館市の「RVパークはこだて緑園通」。
トイレを済ませてから旅をスタートさせる予定です。
キャンピングカーの隙間風対策
冬場に走行中のダイネットに座れば分かるとおり、とにかくキャンピングカーは隙間風だらけ!
この隙間風の対策をしないことには、マイナス10度以下もめずらしくない北海道では、FFヒーターが常にフル稼働になってしまいます。
ガソリンを燃料にしているFFヒーターですが、電気も使用するためフル稼働し続けると、サブバッテリーの減りも早くなります。
さらに、ガソリンが半分以下の状態のまま傾斜がある場所で停車すると、熱風が出なくなることも今までに何度もありました。
厄介な隙間風は、DIYでできるところまで対処するつもりです。
ギリギリまで仕事が詰まっているので、本当にDIYできるのか心もとないですが…。
年末年始で営業しているガソリンスタンドを探すだけでも一苦労が予想されるので、たとえ1割くらいしか減っていなくても、ガソリンスタンドを見つけたら早め早めに給油することに決めています。
収納エリアにゴミを入れるスペースを確保
冬の北海道に限りませんが、我が家では基本的にゴミはすべて持ち帰ることにしています。
今回は長旅になるので、収納スペースにゴミ袋を入れられるように、かなりのスペースを確保しました。
ちなみに、キャンプ場は基本的にゴミは持ち帰るというルールが設けられているのが一般的。
ゴミを処理できる場合でも、キャンプ場で出たゴミだけで、持ち込みのいわゆる「家庭ゴミ」はNGということが多いです。
RVパークはくるま旅で出たゴミを処理させてもらえるので、どうしてもゴミを処理したい場合に助かります。
愛犬達の寒さ対策グッズをそろえる
意外かもしれませんが、犬達にとっては、夏場より冬場のくるま旅の方が快適のようです。
もちろん犬種によっても違いますし個体差もありますが、基本的に犬は暑さに弱く、寒さには耐性があるため、冬の方が生き生きとくるま旅を楽しんでいますよ。
ただし体温が低くなれば免疫力も下がるので、体を冷やさないように気を配ることが大切です。
そこで我が家では、こんなグッズを準備しました。
犬用防寒ウエア
我が家では、アルファアイコンというブランドの「ダブルフルドッグガード」を全員に着させています。
雪遊びに特化した「スノードッグガード」や「ドッグガード・エア」という犬用防寒ウエアもありますが、「ダブルフルドッグガード」はオールシーズンに対応しており、夏場の水遊びなどにも使えるため、我が家ではこちらをチョイス。
防寒着として活躍してくれるだけでなく、雪玉対策としても期待大です。
北海道の雪質はサラサラのパウダースノーなので、雪玉は付きにくいと思いますが。
肉球保護ワックス
長時間にわたって雪の上を歩くときは犬用のスノーシューといった靴が必要になりますが、15~20分程度の雪遊びなら、天然成分で作られた肉球用ワックスで十分。
我が家で使っているのは、犬ぞりの現場でも使われているという「マッシャーズ シークレット」というもの。
舐めても大丈夫なので、安心です。
遊び終わったら、ミツロウが配合された肉球クリームも塗っています。
犬用プロテイン、本葛
雪遊びの後には、お湯で溶かした犬用プロテイン系ミルクを飲ませています。ただの犬用ミルクは体を冷やすので、プロテイン系ミルクがないときは本葛がおすすめ。シニア犬にも本葛が良いですよ。
もしも愛犬がお腹を壊した場合、我が家では葛で作ったチキンスープを飲ませています。消化の良い鶏ひき肉をじっくり煮て、最後に本葛を入れてひと煮立ちさせたら完成。
お鍋ごと外に持ち出して、積もった雪の上に置いておくと、30秒ほどで常温になりますよ。
スリング
我が家のパピヨン達はもう10歳になったので、若い犬よりも低体温症に気をつけないといけません。
雪で遊んだ後の道は歩きにくいので、低体温症になりかかって急いでキャンピングカーに戻らないといけないときに備えて、体を温める効果もあるスリングを常に持ち歩いています。
帰りたくないとグズったときにも便利ですよ。
さいごに
ご紹介してきたように、冬の北海道へのくるま旅は準備万端で臨むつもりです。
しかし、最悪何かを忘れてしまっても現地で購入できるので、あまり難しく考えすぎずに、最低限のFFヒーターとバッテリー、燃料さえ積んでいればOKだと思うようにします。
次回は旅行のレポートもまとめますので、ぜひまたお読みください!