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【兵庫・西紀SA】車中泊も快適!静けさ・清潔感が揃う優秀SA【舞鶴若狭道】

西紀SA駐車場

北海道・釧路から鹿児島を目指す、2,575kmの旅。

新潟県の名立谷浜SAを後にし、北陸自動車道から舞鶴若狭自動車道へと入り、南下を続けます。
連日ハンドルを握り続け、走行距離が1,500kmを超えた頃、体力も集中力も限界に近づいていました。

地図

この日の休息地に選んだのは、兵庫県丹波篠山市に位置する「西紀(にしき)SA(上り)」です。
結果から言うと、このSAは“ただの休憩場所”ではなく、長距離ドライブのコンディションを立て直すための重要な拠点でした。

本記事では、実際に利用して分かった西紀SAの設備・静けさ・車中泊環境について、リアルな体験ベースで詳しく解説していきます。

キャンピングカーで旅する私たち


キャンピングカー運転中

私たちは北海道を拠点に、キャンピングカーで日本各地を巡る旅を楽しんでいる夫婦です。
運営しているYouTubeチャンネル「ちょぴこ北の暮らしch」では、愛車の「NutsRVクレア5.0W」とともに、北海道から日本各地を巡る旅の様子を発信しています。

これまで数々の長期旅を経験してきましたが、今回のような2,500kmを超えるロングドライブは、これまでにない大きな挑戦となりました。

愛車の「NutsRVクレア5.0W」は、一見すると大型車両ですが、駐車区分は「普通車(小型車)」扱い。
そのため高速道路の駐車場でも、普通車枠に収まり、取り回しの良さが長距離移動で大きな強みとなっています。

西紀SAの休息地としての施設と環境




舞鶴若狭自動車道の最南端に位置するサービスエリアで、京阪神方面や中国自動車道方面へ向かう際の重要な拠点です。

また、丹波篠山の玄関口としての役割も担っており、施設内には地域の特産品を反映した施設構成が特徴です。

西紀サービスエリア(上り)
所在地:〒669-2713 兵庫県丹波篠山市東木之部
公式サイト:NEXCO西日本



施設のリアル




西紀SAで特筆すべきなのは、ショッピングコーナーやレストラン、スナックコーナー(フードコート)の充実ぶりです。
丹波篠山は「黒豆」の名産地として知られており、公式サイトによると、施設内では「黒豆パン」や「黒豆ソフトクリーム」、といったご当地メニューが楽しめます。

さらに、地元ブランド牛である「但馬牛」を使った料理も提供されており、ご当地感あふれるメニューが揃っているのが魅力です。

ショッピングコーナーは24時間営業のため、夜間の到着でも地域の特産品や雰囲気をしっかり感じられる点もポイントです。
また、ガソリンスタンドやドッグランも併設されており、設備面も充実しています。

筆者は今回、施設内での飲食は行いませんでしたが、大規模SAらしい明るさと活気があり、長距離移動中でも安心感を得られる空間だと感じました。

駐車環境のリアル


駐車場は大型車と小型車がしっかり分離されています。
台数は公式の情報によると、大型車5台、兼用8台、トレーラー2台、小型車88台と、SAとしては中規模ながら比較的広めです。

筆者が利用した日は平日ということもあり、ある程度の利用はあったものの、駐車場所に困ることはありませんでした。
また、路面は全体的にフラットに整備されており、車内で過ごす際に気になる傾斜はほとんど感じませんでした。

キャンピングカーでの休息や就寝時も、ストレスなく過ごせる環境です。

西紀SAの夜間の静寂性


西紀SA夜の様子

舞鶴若狭自動車道は深夜帯になると、本線の交通量が中国自動車道などと比べて落ち着く傾向があり、西紀SAも比較的静かな環境になります。

実際に筆者が利用した日も、大型車の出入りはそれほど多くなく、大型車エリアから少し離れた位置に駐車していたため、深夜帯は静かに過ごすことができました。

トイレ施設の様子について


トイレ施設は非常に清潔に保たれており、利用者に対して十分な数が確保されていました。

男性用:個室6・小便器12
女性用:個室15
障がい者等用トイレ:共用1

入り口付近も明るく、防犯面での不安を感じにくい環境です。

実際に深夜に利用した際も、安心して快適に使用することができました。
トイレの清潔さは、「休息の質」を左右する重要ポイントですが、西紀SAは手入れの行き届いた高い水準だと感じました。

筆者夫婦の夜間の過ごし方


外気温度が下がり始めた兵庫の夜でしたが、北海道から南下してきた筆者夫婦にとっては、そこまで寒さは感じませんでした。
車内はクレア5.0Wの断熱性能のおかげで、快適な温度に保たれていて過ごしやすい環境。

夕食は事前に用意していた食材を使い、妻が料理してくれたものを美味しくいただきました。
食後はいつものようにノートPCを開き、動画データの整理やスケジュール管理など、明日以降の行程の確認。

旅と仕事を両立するための時間を過ごします。

その後、妻は体力回復のため早めに就寝。
比較的元気だった筆者は、深夜まで仕事を続けていました。

なお、通信環境(docomo・楽天Mobile)は比較的良好で、仕事に支障が出ることはありませんでした。

翌朝の風景


西紀SA朝の風景

前夜は夜更かしをした筆者でしたが、静かな環境でぐっすりと眠ることができ、予定よりも少し寝坊をしつつも、気持ちよく目覚めることができました。
起床後は、いつものように身支度を整え、簡単に朝食をすませ、食後にはコーヒーを楽しみます。

そして、「高速道路だけの旅」もいよいよ後半戦へ。

高揚感を感じつつ気持ちよく出発しました。

西紀SAで休息する際の注意点


ガソリンスタンドの営業時間


西紀SAにはガソリンスタンドが併設されていますが、営業時間は7:00〜22:00となっています。
そのため、深夜に到着した場合は給油ができない点に注意が必要です。

手前のSA・PAで給油を済ませておくか、翌朝の営業開始を待つ必要があります。

特に中国自動車道方面へ向かう場合、給油のタイミングを逃すと距離が空く区間もあるため、余裕を持った給油計画を心がけましょう。

夜間の食事やお買い物


西紀SAでは、ショッピングコーナーやレストラン、フードコートなどの営業時間がそれぞれ異なるので、特に夜間に到着する場合は注意が必要です。

事前に公式HP等で営業時間を確認しておくことをおすすめします。
なお、公式情報による主な営業時間は次の通りです。

ショッピングコーナー: 24時間
スナックコーナー(フードコート): 24時間
レストラン: 平日 11:00〜15:00 /土日祝 11:00〜21:00

ロングドライブ中の「キャンピングカーの給排水問題」について


今回の日本縦断旅において、筆者が最も神経を使ったのが「水の管理」です。

特に、高速道路から降りずに旅を続けるスタイルでは、給排水のタイミングが大きく制限され、シビアな課題となります。

清水の節約術


キャンピングカー給水口

今回の旅では、出発前に愛車であるNutsRVクレア5.0Wの清水タンク(60L)を満タンにし、さらに、飲み水や調理用として約6Lを別途確保していました。
タンク内の水は主に食器洗いに使用します。

飲み水はコンビニ等で購入できますが、タンク内の水は無限ではありません。
そのため、食器洗いはできるだけ水を使いすぎないよう意識し、節水を心がけました。

こうした日々の積み重ねが、長期旅の給水問題を乗り切るポイントだと言えます。

グレータンクが満タンになると終了


排水をためるグレータンクは、筆者の愛車の場合60Lの容量があります。

しかし最大の問題は「高速道路内には排水できる施設がない」という点です。
そのため、グレータンクが満水になると、その時点で車内で水を使うことが事実上できなくなってしまいます。

つまり「できるだけ排水量を減らすための工夫」が最も重要になります。

筆者の場合、ちょっとした排水については、「Newsorb(ニューソーブ)」といった凝固剤を使用し、燃えるゴミとして処分することで、グレータンクへの負担を減らす工夫をしています。


グレータンクの排水場所の問題


キャンピングカーギャレー

高速道路内にはグレータンクを排水できる施設がありません。
今回の「高速道路だけの旅」では、ゴール地点である鹿児島ICを通過した後、排水可能な施設(主にRVパーク)に立ち寄る必要がありました。

利用を予定していたRVパークの予約日は、出発からちょうど1週間後。
結果として、筆者の愛車のグレータンクの容量が60Lと比較的大きかったことや、日々の節水の効果もあって、この1週間で満水になることはありませんでした。

しかし、キャンピングカーの中にはタンクの容量が10〜20L程度の車両も多く、使い捨てのお皿を使うなどして、できるだけ洗い物を出さない徹底した工夫も必要です。
「水を使える自由」は、徹底した「排水の管理」があってこそ。

長期旅を計画している方は、特にこのグレータンクの残量に注意を払いましょう。

まとめ〜旅の後半戦を支える安定の拠点〜


西紀SAは、24時間利用できる施設の安心感と、設備の充実度・静けさ・清潔感のバランスが取れた、舞鶴若狭自動車道でも屈指の休息スポットでした。

<筆者の個人的な評価>
静かさ: ★★★★☆
清潔感: ★★★★★
設備の充実度: ★★★★★(24時間GS・売店完結)
利便性: ★★★★★

西紀SAを出発した筆者夫婦は、中国自動車道をひた走り、本州最後のPAを目指します。
次回(5日目)は、広島県の壇ノ浦PAでの休息体験記をお届けします。

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なお、西紀SAで過ごした様子は、YouTubeチャンネル「ちょぴこ北の暮らしch」の動画でも公開中です。
ぜひ、この記事と合わせてチェックしていただけたら幸いです。

たかさん

32年間勤めた裁判所を早期退職し、「好きなことをしながら自由に生きる道」へシフト。 現在はYouTuber兼Webライターとして活動中です。 北海道を拠点に、愛車クレアとともに夫婦でキャンピングカー旅を楽しみながら、全国を気ままに巡る日々。 Webライターとしては、キャンピングカー旅の魅力やノマドワークなど自由な働き方について発信していきます。